鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

道中財布

2018年12月05日 | 日記

写真の財布、鎌倉今村のロングセラー「道中財布」です。

二つ並んでいますが、上の方は25年前に亡くなった祖母の箪笥から出てきたものです。

精巧な織り地に、凝った銀の蝉の細工物が留め口についています。

何時の時代の、何の用途に使った物なのか正確にはわかりません。

おそらく昭和の初期の物と思われます。金沢で生まれ育った祖母は、かなりのお嬢様で

朱塗りの雪下駄をはいて、人力車の前と後ろに人が付いて学校に行ったそうです。

「何で後ろに?」と聞いたら、引く人が滑らないように、後ろでこれまた引いていたと。

鎌倉道中財布は、実はこれがモデルなのです。

銀の留め金なんて作れませんから紐にして、お札、カード、小銭が入るようにしました。

この財布、男性のお客様に人気です。

革製のブランド物などを長年使っていらした方々が「軽くていい!」とのご意見を。

釣り、登山、ゴルフなど、普段遣いのお財布から鎌倉道中財布に着替えて、

気軽に、様々なシーンでご利用頂いて居ります。6,7年使い込んで催事場にいらして

「そろそろ変えようかと思って・・・」とおいでくださっっと客様もおいででした。

感激しました。ありがとうございました。

しかし、何といっても手作業で、月の生産数が限られます。

催事でもいつも品不足です。申し訳ございません。

現在は、有隣堂横浜西口店書籍売場で販売して居ります。

是非のぞいて下さいませ。

よろしくお願い致します。
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