紙の本・・・、などという言い方が悲しい。
本は紙で出来ている。
幼い子供もスマホを作動している現在、近い将来紙の本が消えてしまうのだろうか?
そんなことはない、あってはならない。
もう一度言おう、本は紙で出来ている。
本には匂いがある。
文章の行間から、芳しい香りが立ち上る。
紙だから、紙に打ち込まれた文字だから心に届く。
そんな風に思うのは私だけだろうか?
辞書を引くのも、地図を見るのもスマホ頼み、パソコン依存・・・、
とても怖い気がする。
「りんご、赤」「お空は青ね」絵本から、お父さん、お母さんの読み聞かせで
子供は豊かな言語と、豊潤な色彩の海へと泳ぎ出す。
そんな大事な時間を奪わないで!
無機質な画面を操作する、ベビーカーの中の幼い子に何度も出会う。
怖いのです。