有隣堂横浜駅西口ジョイナス店の催事場に一日立ちました。
いつもお出掛け下さる、鎌倉今村を愛して下さるお客様ともいろいろお話をさせて頂き、
商品のあんな事、こんな事、たくさんご意見を頂けました。
私は、今アイテムを絞ってきているのですが、昔作っていた(買って頂いた)お使いの商品を見せて頂き、
気持ちがざわざわし始め「やっぱりあれも、これも作ろー」なんて帰りの電車でメモを取っていました。
しかし、商品のグレードを上げるには、どうしてもアイテムを絞らなければなりません。
今年の方向は「ブックカバー屋」さんの地固めです。
どこにも負けない、誰にも負けない美しい、手仕事のブックカバーを作りたいのです。
もっともっと魅力的な商品、作れると思います。
今は「ブックカバー屋の鎌倉今村」をとにかく目指します。
すみません、本気でがっちりしばらく取り組みます。
少しお時間いただけましたら、袋物、多種取り組みます。
申し訳ありません。
今後ともよろしくお願い致します。
駅までの道はいつも同じ道を使う。
幾つかルートはあるが、変えない。
私のこだわり(つまらないほどちっぽけな)です。
街の風景は50年、100年で様変わりするが、道そのものは変わらないですよね。
歩きながら時々思うのです。
頼朝が関東の核心となる都を鎌倉に開いた。
武骨な鎌倉武士も「白梅が咲いた」「椿が蕾を付けた」なんて歩いていたのか・・・、
今日、少しだけ春を感じました。
先日、西口催事場にお立ち寄り頂き、道中財布に目を止め下さいましたお客様、
その時、長年お使いのお財布を取り出され、口が壊れてしまいもう使えないかしらと・・・、
それは東京下町で、丁寧に手作りされている素敵なお財布でした。まだ使えます!
おそらく下記の会社で修理してくれると思います。
間違っていたら申し訳ありません。お問合せ下さい。
有限会社田中商店 墨田区向島1-15-9
(03)3825-8238
昨日のブログの続きです。
「貝の産む真珠」が心に響きます。
私は母に怒られたという記憶がありません。
「まあ、なんて良い子なんでしょう」と思われてしまいますね。
逆です。思春期はおそらく、母ははじける私にひどく手こずっていました。
門限を守らない日常、目標の定まらない苛立ちも母にぶっけました。
未熟で、自分勝手で、甘えてました。
母は、いつも静かに見守っていてくれました。
何か事を起こした時は「悲しいわねー」と静かにつぶやくだけでした。
言いたいこと、怒鳴りたいこといっぱいあったはずです。
私という人間を、自分の全身で受けとめ、怒りもいらだちも葛藤しながら・・・、
包括していえば、私の過ち、未熟さ、勝手な行動すべてを抱えてくれていました。
気が付いたのは、私が「母」となってからです。申しわけない気持ちでいっぱいです。
母は89歳の生を終えるまで、その姿勢はゆるぎないものでした。
感謝の気持ちの一言も伝えられないまま葬り、別れてしまいました。
娘も人の親になり、私もおばあちゃんと呼ばれるようになりました。
「母」は、美しい真珠をその内に産み、私や、娘や孫にその輝きで、
私達の渉む道を照らしてくれています。
私は、残された日々の中で、果たして真珠を産むことが出来るでしょうか?