京都・舞鶴かまぼこ嶋七の今日の笑顔

かまぼこ・さつま揚げのおいしい話題やレシピ、舞鶴旬の話題を京都・舞鶴かまぼこ嶋七の4代目女将がお届け

初心に帰る日 かまぼこ移動販売

2006-07-20 | かまぼこ

記録的な豪雨で、全国のあちこちでの土砂災害などで
多くの皆さまが不便な生活をされて大変なことと思います。
被害に遇われた方には、心より御見舞い申し上げます。

実は、もう、何十年も前のことなのですが
嶋七も過去に土砂災害で工場がつぶれてしまったことがあります。

嶋七は、大正9年に創業したのですが、
舞鶴港の小さな漁師町吉原の
小さな小さな かまぼこ屋でした。

工場は、海岸沿いの山をバックに建てられていたので、
雨を含んだ土砂が一気に流れ込み、創業からの看板などすべてを失ってしまいました。

当時現社長3代目は、まだ子供で、
このとき母までも亡くしたのですが、 
地元吉原の人たちに支えられ、助けられて、復興し
ここまで商いを続けてくることができました。

今は、吉原を離れ、別の場所に、少し大きな頑丈の工場を建てましたが

そんな嶋七の原点である この吉原の町に 
そして、舞鶴の海に 私たちは、日々日々感謝しています。


毎年、7月の下旬の土曜日に この「吉原」のまちで 
海の神様に感謝をこめてお奉りする 「水無月まつり」があります。

今年は、明後日 7月22日(土曜日)。

この水無月まつりの日は、 
嶋七を育ててくれた吉原のまちに感謝をこめて、
お祭り特価で「かまぼこ移動販売」をしています。


 過疎化の進む「吉原のまち」も この日は 息子さん、娘さん、が帰省し、 
お孫さんを呼んでご馳走を囲んでにぎやかなに過ごす家が多く、
かまぼこをいただく家が多いんですよ。

 私@嶋七4代目嫁も、この日は吉原のまちを駆け回るのですが、
 「嶋七さんとこのかまぼこが一番やで」と
 温かい言葉をかけてくださることも多く、
 嶋七を古くから支えてくださった吉原のまちに、
吉原の人たちに 感謝の気持ちでいっぱいになります。 

まさに、この日は 私たちの初心に帰る日です。

吉原 水無月まつり かまぼこ移動販売◆
  7月22日 (土) 9:00~(午前中)
  吉原のまちを移動しながら販売します。
    吉原水無月まつりかまぼこ移動販売
-------------------------
  ●販売予定商品
  御蒲鉾(上記写真)、
  

ちぎり天蛸ちぎり天笹がきごぼうちぎり天きくらげ


ピリ辛漁師揚げいか天

旬の天ぷら枝豆

旬の天ぷら青じそなど


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2 コメント

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郷愁を感じます (酒蟷螂)
2006-07-22 20:09:41
昔からのお祭りに昔ながらの移動販売.....吉原で営々と引き継がれてきた伝統なのですね。

最近、こうした伝統がどんどんと消えてなくなってしまって淋しいばかりです。 私たちの街では、もう祭りに家族が帰ってきて....という風習も消滅してしまっていますし、盆、正月さえも帰郷しない若者たちが増えてきています。家族ってなんだろう?地域って何だろう?.....と思ってしまいます。本当にうらやましい気がします。
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喜びと和みの一日でした (かまぴ-)
2006-07-23 00:16:05
酒蟷螂さん、いつもコメントありがとうございます。



そうですね。祭りに帰省する人は、

吉原でも年々少なくなってきているのは感じます。



でも、吉原には、そう遠くないところへ

出て行った方は帰ってくる人はまだまだ多いようで、

「今日、息子が孫連れて帰ってくるんや」とか

「娘たちへのお土産に、ようけい、買うとくわ」

とニコニコ話してくださる

おばちゃんたちの声も聞けましたよ。

こういう幸せそうな顔を見ると、

心が和み、ほっとします。



こういう風習は、大切にしたいですね」。



また、

吉原の人は、ほんと「かまぼこ好き」が

多いのに驚きます。

自家用に5枚10枚とまとめ買いされる方も多く、

「冷蔵庫には、かまぼこが欠かせない」とか、

「天ぷらは、常に冷凍ストックしてあるんや」

とかいう声も聞けます。



練り物好きは、まだまだ健在。

酒蟷螂さんの敬老の日のイベントも

うまくいくといいですね。

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