徒然に色々な日々

日々の色々を徒然と

自発的に食べ出した!?

2020年01月13日 21時16分00秒 | 茶子のこと
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朝、トイレで目が覚めたのが6:30頃。
トイレから布団に戻ると、茶子が枕元に来て小さく鳴いてる。
じーっと見てる。
「いれてよー、一緒に寝てよー」
という合図です。
腫瘍ができるずっと前からの朝の恒例儀式^_^

布団に入れて腕枕したり、お腹を揉んだり。
お腹を揉む時、腕枕にドスンと倒れ込んで来るんだけど、今日はフワッ、、って感じで、ああ、、体重こんなにも減っちゃったか、と少し泣いてしまった。

食べられなくて体重がかなり減ったから、布団の重さが負担にならないように、と、腕で空洞を作ったりして。
長時間だと、なかなかの筋トレですな。

本格的に起きて今度はコタツでいつものようにお腹撫で撫で🎵
そして朝ごはんに強制給餌を、、って、嫌だね、この名前。
猫の看取り本の中の人も言ってたけど。
中の人は「宇宙食」って言ってたな。
茶子の場合は〜、、、「ニュルニュルご飯」とでも呼ぼうか(笑)
注射器(シリンジ)の先から出てくるペースト状のフードが、ニュルニュル形状で出てくるから。

ちなみに茶子は、とても強い抗炎症薬(ステロイド)と、これまたとても強い吐き気止めを、昨日までの点滴で入れてもらってる。

腸が詰まってしまうと、痛みや不快感よりも、吐き気の方が強く出てしまうとのことなので、強力な!(言い過ぎ?)吐き気止めは必須。
また腫瘍部分が起こす炎症も、とても強いお薬で鎮めてあげないと。
末期がん患者に対する、心身ともに穏やかに過ごすための緩和ケアの一つです。

というわけで(前置き長い)ニュルニュルご飯、開始!

まずはペースト状の缶詰を、レンジでも使えるお弁当用の紙パックに移し、レンジで5秒ほど人肌に温める(10秒だとアツアツになりすぎ!)
温めると、より香り立ち、ニオイで食欲を高めようという作戦です。
取り出してスプーンでまぜまぜ(温度を確認しつつ、温まりムラを無くす)
シリンジに詰めるのが難しい、、。
フードの中にシリンジの先端部分をズボリと埋めるように入れて吸引するといいみたい?(ほんとかな、後でネットで調べよう)

昨日、病院で教わった通りニュルニュルご飯あげる。
2回ほどでプイッと立ち去ってしまう。
諦めてコタツでお腹撫で撫で。
ん?いま口元にフードを出したらどうかな?
ニュルニュル、、嫌がる。
指に乗せてあげてみる、、嫌がる。
諦めてティッシュで指を拭き、撫で撫で再開。
暫くすると、フンフンフンフン=3と、すごく何かのニオイをかいでる?

はっ、フードのニオイ??探してる!
またもや指に乗せてあげると、ペロペロ食べた!
シリンジの先端と指先をくっつけて、無くなるとニュルニュル、ペロペロ食べる、無くなるとニュルニュル、、、すごい食べる!しかも強制給餌じゃない!
あっという間にシリンジ1本完食(歓喜!)
まだニオイをかいで探してるので、残りのフードをシリンジに慌てて詰めて、同じ方法であたえると、またもや完食!
えええー!!すごい!
よかった、、(;ω;)

たくさん食べた茶子、コタツの中に入って爆睡。
私は本日どうしても外せない用事があり隣県へ高速飛ばして行かねば。
家を離れるのは6時間ほど(11:30〜17:30)
なので自発的に食べることを仮定して、温めてほぐしたフードを、ご飯のお皿に入れて出かけることにした。

かなり後ろ髪ひかれながら出発。
茶子はずっとコタツで爆睡してた。
毎日病院通い、昼間の時間を病院で過ごす、点滴にも縛られる、帰ってもカラーやバンドで居心地悪く、次の日もまた同じで、休まる暇が無かったのかもね。
今日は病院ないからね。
ご飯食べて、安心できるお家でゆっくり疲れをとって下さいませ。
帰ってきたら、べったり過ごそう!お腹撫で撫でスキンシップしまくるからね!

外出はというと、結論から言うと。
こうして数時間でもいいから、今の環境から離れて、違う環境、違う人と会うのは大事、かな。
視野がとっても狭くなって、勝手に四面楚歌になってた気がする。
介護、看病にしてもそうだけど、たまには忘れて外で気分転換しないと、精神的に参ってしまう。
罪悪感があってなかなか出来ないかもしれないけど、行き詰まった時ほど外に少しの時間でも出るのは大事かも。

家に帰る途中、猫用のブラシと、浅め小さめの猫ベッドを買った。
そして、家に入る時がドキドキする。
呼吸が止まった茶子がいたらどうしよう、、と。

玄関を入ると、以前のようなお出迎えは、ない。
と、思ったら、途中まで出てきて私の顔を見るとニャーニャー!
えっ!?元気!?
とは言ってもトイレを見ると排便は無し。
部屋に入ってご飯を見ると、あ!置いといたニュルニュルご飯が全部ない!
カリカリは手付かずでそのまま(^◇^;)嫌いなの?病院では食べてたじゃん。

えー!でも嬉しい!ご飯食べた!自発的に!!

よし、夜ご飯も同じようにして置いておこう!
温めてほぐして、大さじ山盛り3杯くらいをご飯皿に盛った、、ら、、ニオイに我慢できない!と言わんばかりの茶子、即!食べ始める!!

あ、いや、それは違う、、待って!
待ち切れず温めた紙パックとスプーンをペロペロ(笑)



こっちが本物のご飯ですよ。
そういえば少し高い台に乗せた方が食べやすいと本に書いてあったな。
さっそく、やってみよう!




嬉しくなっちゃって、買ってきたベッドを膝に乗せコタツ布団をかけて、その上でお腹撫で撫で〜
↓ボロボロなのは茶子が噛みちぎったからです。



うーむ、このお腹の中で食べたフードはどうなってるんだろう?
小腸が完全に塞がっていなければ、少しずつでも流れて栄養を吸収することができるよね、ウンチも出るよね。

家に帰ってきて、今朝からご飯たくさん食べて、茶子少し元気になったみたい。
ボンヤリしていた顔付きも、ほんの少しキリッとしてきたような。。
声も少し大きくなったような。。

病院の静脈点滴を止めて、すぐ衰弱して死んじゃうんじゃないかと思ってたけど、もう少し生きててくれるのかな。
だとしたら嬉しい。
過度な延命をしなくても、少しの期間でも元気でいてくれたら、それが嬉しい。

っていま、お腹撫で撫でしてたら、とても居心地悪そうにして、けっこう大きい声でニャー!と鳴いた。
撫でてるときにこんな声、、え!?
具合悪いのかな!?
心臓がバクバクする、、
大丈夫?
どこか痛い?
どした?
声かけてお腹を撫で撫でするけど、またニャー!ニャー!
って鳴いた、バクバクする、どうした!?
たくさん食べ過ぎて腸がジリジリやぶれてきてるのかな、、え、大丈夫!?

すると、ヒョイと起き上がり、トコトコとご飯皿のとこへ。

!?!?

ムシャムシャ、、

ズコー

そしてトイレに行き、戻って来てまたフードをムシャムシャ、、

トイレは、、少し長かったけどオシッコかな。
ていうかオシッコ出るってことは、小腸は完全には塞がってないことになるのかな?
ということは、やはり、小腸が塞がって流れなくなると、排便排尿なし、食べない飲まない、衰弱していく、ということなんだろうな。

うん、日々観察、日々勉強。

ご飯食べて、水を飲んで、トイレに行って、茶子さんまたもやお腹撫で撫で、ただ今とても寛いで爆睡中でございます。




残り少ないこの穏やかな時間。
先のことばかり考えて泣いて過ごしてたら、もったいないよね。
高速運転しつつ色んなこと考えたけど、その中に思いついてハッとしたのが、

そう!今を見よう!感じよう!
先のことはもうたくさん考えて、たくさん泣いた。
準備もした、知識も得た、この先やるべき事も分かってる。
だったら今の茶子を見て、たくさん可愛がり、楽しい時は共有して、穏やかならそれを存分に感じないと。

本当にもう残り少ない時間なんだから。
泣いてばかりじゃ、もったいないよ。




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