2008年6月27日(金) 小学校の礼拝堂で、ルワンダで平和と和解の働きを支援していらっしゃる佐々木和之先生による国際理解特別講演会が行われました。
ルワンダは、中央アフリカ東部の内陸地で国土が四国の1.4倍、人口は970万人の小さな農業国ですが、そのむかしベルギーの植民地でした。大部分はフツ族系の住民ですが、少数派のツチ族系住民が植民地時代から優遇され、政治の中枢をにぎっていたため、20世紀初頭から民族対立があったということです。
1960年ごろからツチ族の人々が近隣諸国に難民として流出し、その後ツチ族の子孫が武装化し母国のフツ族を襲い、1994年旧フツ独裁政権がフツ系住民を動員し、ツチ族系住民を大虐殺し80万人以上が犠牲となったそうです。
住民の10人に1人が亡くなり、家族の中でただ1人だけ生き残ったという人々も少なくないそうです。
先生のご紹介してくれたビデオの中にも、小屋の中にまだ埋葬されていないおびただしい数の白骨化した遺体があり、私達も息を飲みました。
当時は人々を扇動する心理・うわさ・デマ・疑心暗鬼のなかで大虐殺はひろがって
いったそうです。
現在は虐殺裁判が終結に近づき、判決をうけた大多数の加害者が労働奉仕刑を受けた後、地域社会へ復帰することになるそうです。
加害者の受刑者によって被害者の家の新築工事を行うなど、関係修復にREACHの平和と和解のプログラムが進められているそうです。
また、家族をなくした被害者が、孤児を引き取り育てていったり、加害者・被害者の互いに寡婦となった女性たちが互いに手をとりあい助け合いながら生きていきましょうと呼びかけ、犠牲者の追悼式典で、被害者夫の亡骸の葬送式に加害者の妻に出席させ、和解への歩みを踏み出しているなど、現地のお話をスライドを見ながらお話して下さいました。
アフリカを初め世界各地には、まだまだ我々の目や耳に入ってこない民族対立などで苦しんでいる人々が沢山います。その人々のために平和な日々が一日も早く訪れることを皆様にも、祈っていただきたいと思います。
バナナリーフで作ったカードを秋のオリブ祭で販売し、現地の女性たちの生活向上に役立てたいと思います。【広報委員会 小澤】
ルワンダは、中央アフリカ東部の内陸地で国土が四国の1.4倍、人口は970万人の小さな農業国ですが、そのむかしベルギーの植民地でした。大部分はフツ族系の住民ですが、少数派のツチ族系住民が植民地時代から優遇され、政治の中枢をにぎっていたため、20世紀初頭から民族対立があったということです。
1960年ごろからツチ族の人々が近隣諸国に難民として流出し、その後ツチ族の子孫が武装化し母国のフツ族を襲い、1994年旧フツ独裁政権がフツ系住民を動員し、ツチ族系住民を大虐殺し80万人以上が犠牲となったそうです。
住民の10人に1人が亡くなり、家族の中でただ1人だけ生き残ったという人々も少なくないそうです。
先生のご紹介してくれたビデオの中にも、小屋の中にまだ埋葬されていないおびただしい数の白骨化した遺体があり、私達も息を飲みました。
当時は人々を扇動する心理・うわさ・デマ・疑心暗鬼のなかで大虐殺はひろがって
いったそうです。
現在は虐殺裁判が終結に近づき、判決をうけた大多数の加害者が労働奉仕刑を受けた後、地域社会へ復帰することになるそうです。
加害者の受刑者によって被害者の家の新築工事を行うなど、関係修復にREACHの平和と和解のプログラムが進められているそうです。
また、家族をなくした被害者が、孤児を引き取り育てていったり、加害者・被害者の互いに寡婦となった女性たちが互いに手をとりあい助け合いながら生きていきましょうと呼びかけ、犠牲者の追悼式典で、被害者夫の亡骸の葬送式に加害者の妻に出席させ、和解への歩みを踏み出しているなど、現地のお話をスライドを見ながらお話して下さいました。
アフリカを初め世界各地には、まだまだ我々の目や耳に入ってこない民族対立などで苦しんでいる人々が沢山います。その人々のために平和な日々が一日も早く訪れることを皆様にも、祈っていただきたいと思います。
バナナリーフで作ったカードを秋のオリブ祭で販売し、現地の女性たちの生活向上に役立てたいと思います。【広報委員会 小澤】