金環日食観測会

２０１２年５月２１日は、早朝から金環日食を観るために多くの児童と保護者の方が集まりました。

日本では１９８７年９月に沖縄で観測されて以来２５年ぶりで、首都圏で観測されるのは１７３年ぶりです。そして日本のこれだけ広い地域で金環日食を観ることができるのは実に平安時代から９３２年ぶりだそうでまさに世紀の天体ショーでした。

この日は登校時間頃には雨が降り出し、一時はもう金環日食観測はできないのではないかと思う程でしたが、午前７時を過ぎると雨は止み、厚い雲の隙間から時折見え隠れする陽の光に子供達はもちろん、先生方も、保護者の皆さんも次第に一瞬の奇跡が起こる事を確信し出しました。

そして午前７時３４分、皆の願いが届いたのでしょう、ピンスポットで空いた雲の切れ間にくっきりと金の環を観ることができ、子供達だけでなく大人達からも『すごーい』『きれい』との大きな歓声があがりました。

皆様はこの日の金環日食を観る事ができましたか？

今年は天文の当たり年と言われています。また素敵な体験ができるといいですね。

【２０１２年の今後の主な天体現象】
６月４日　部分月食（全国）
６月６日　金星の日面経過（全国）
８月14日　金星食（石垣島などを除くほぼ全国）