うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

唐招提寺。

2010-11-14 16:35:28 | 旅行・参拝
夕方になってしまいましたが、唐招提寺お訪れました。

三年前に訪れた際は、国宝金堂の平成の大改修中で、大きな幕に覆われた姿…。
…というわけで再訪となりました。

中央の奥が「天平の甍」のタイトルとなった金堂。

境内がなんとも広いので、とてつもなく奥行きを感じさせます。



金堂自体も非常に大きく、壮大な感じがします。
エンタシスのゆるやかに丸みを帯びた柱が、なんとも優しい感じです。

中には大きな仏様三体がいらっしゃるのですが、
十一面千手観世音菩薩は、色々な写真などで取り上げられているとおり、迫力が違う!!

講堂内に、平成大改修時のあゆみが展示されていましたが、
千手観世音菩薩の改修には、その手をひとつひとつはずした模様が、写真とともに
展示されていたのです~。

手の配置とか分からなくなりそうですし、気が遠くなりそうな作業ですね…(--)

改めて、文化財を保護維持することの大変さとありがたさを思い知らされた気がしました。

こうして、古きを訪れるのは、日常とは違った新しい発見をいろいろとさせてくれます。
だからやめられないのですが…。

それにしても、国宝の宝庫ですね…。

写真中央↓は、国宝鼓楼で、鎌倉時代のもの。



講堂(奈良時代)、校倉造の宝蔵・経蔵は奈良時代、ともに国宝です。

重要文化財の御影堂(江戸時代)は、今回は拝観かないませんでしたが、
国宝の鑑真和上坐像が納められ、昭和50年に東山魁夷さんが奉献された障壁画もあるのです。

こちらは、毎年6月6日の開山忌舎利会の前後3日間だけ公開されるそうです。

…というわけで、今回はその門前を歩いてみましたが、紅葉も始まったひっそりした
秋の夕方で、なんとも澄んだ気分になりました。

さらに奥の鑑真和上の御廟にお参りして、西ノ京の駅まで引き返したのでした。

御廟までの道も、とても静寂な印象です。



御影堂のお参りは、また改めて訪れたいと思います。
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奈良ホテル。

2010-11-14 16:02:08 | 旅行・参拝


今回は、お世話になっている方のご好意があり、昼食は奈良ホテルでいただくことになりました。

いつもの食事抜きの弾丸参拝ツアーとは違いますね(^^;)

由緒ある奈良ホテルはやっぱり憧れのホテル。

趣のある建物は、日本建築っぽくも西洋館ぽくもあり、歴史を感じさせる心地よいレトロ感に包まれております。

観光地化している面もあるので、宿泊者意外と思われる方々も非常に多く、
大変にぎわっていました。

和食もありますが、奈良ホテルというとフレンチのイメージが強いので、
今回はメインダイニング三笠さんに行くことにしました。

でも予約も何もしていなかったので案の定席はうまっており、ラウンジでウエイティング(^^)

あくまでもランチなので、平城遷都記念メニューをいただいてきました。



前菜は、鮮魚のマリネサラダ

お次はなんとも懐かしい味わいのコーンポタージュスープ。
スープはテーブルサイドでサービスしてくださいます。

メインは、お魚かお肉のチョイスで、今回はレフォール風味のビーフを(^^)



デザートはチーズケーキとフルーツの盛り合わせでした。



参拝旅行のクセになんという豪華なランチ(汗)

昔ながらの典型的なフレンチでしたね。
観光地でもあり、ご年配のお客様も多いからかもしれませんが、
この建物と奈良という場所には、斬新なものよりも合っている気がしました。

でも、サービスの方々はやはり素晴らしかったです!
レストラン好きであり、サービスマン観察が趣味であり、かつ飲食業界に身を置く者として、
大変勉強になりました。

いいサービスは雰囲気もよくしてくれ、食事も美味しく感じさせてくれますね。


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