鷺森神社を経て、曼殊院門跡へのなだらかだけど結構長い上り坂をテクテク。
前回来た真夏に比べたら随分楽チン。
また何やら雲行きが怪しくなってきました(´・ω・`)
落ち葉を飛ばす機械で参道をお掃除していたおじ様が「昨日からの強風で紅葉もほとんど散ってしまったよ」とすまなそうに話しかけてくれて…(*´-`)
私は紅葉目的ではないからいいのですけど、やっぱり名所だけあって、それでもまだ拝観者はかなりいました。
(真夏に来たときは、一組しか会いませんでしたが…)
もう一週早く来ていれば、曼殊院門跡の夜間拝観も出来たのですが、一人旅でこの暗い道を曼殊院まで向かうことがためらわれて…。
さて、紅葉は散ってしまいましたが、苔の緑とモミジがきれいでしたよ。
曼殊院は市街地から遠いせいかゆっくりと拝観でき、昔のまま残っているという雰囲気が大好きなのです。
そして今回は桂離宮に行ったので、桂宮智仁親王の次男、良尚法親王が造営した曼殊院をもう一度見ておこうかと思ったのです。
こちらもお庭は小堀遠州好みの枯山水。
書院の違い棚も桂離宮との共通点があります。
釘隠しなど、細かい部分の細工にもこだわった様子も、桂離宮の建物群の欄間や襖の取っ手などのこだわりに共通するものが。
障壁画は狩野探幽筆など。でも、そのまま使われているので、退色してかなり見えにくいものも。
そういうありのままの姿が曼殊院の魅力です。
最後の幽霊画は今回も出口付近でほのかな灯りに照らされていました。
大丈夫、今回は前回のように拝観後に高熱を、発しませんでした(*´-`)