うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

エーグルドゥース。

2016-10-22 07:31:25 | つれづれ


目白まで住宅の鍵をもらいに行ったとき、エーグルドゥースに行きました。

K君とは2回ほど行ったことがあるケーキ屋さんで、両国に住んでいるとなかなか目白まで来る機会がなかったので、三年ぶりくらいの買い物です。

相変わらず混んでいました!

時間の調整のため、ケーキを買ってから鍵をもらい、しばし持ち歩いたためか…箱を空けたらケーキが倒れていて、きれいだったクリームの絞りが無残に…

ごめんなさい。

K君の好きなチョコのケーキと、紅茶とフランボワーズというわたし好みのケーキを買いました。



紅茶風味のお菓子、大好きなわたしです。
すっごくおいしかったです。

K君との思い出は…

初めて行ったときは、電車で行ったのに、店がすごく混んでいて接客がよくない!とK君が怒って何も買わずに帰ったのでした(>_<)

2回目のときは、池袋のアムラックス(今はもうない…)で車をかりて(試乗で!)エーグルドゥースまで買い物に来たのでした。その時買ったケーキは、車を返したあとにサンシャインの横の外の階段に座ってふたりで食べました。天気がよかったから。

K君にはいろんなケーキ屋さんに連れて行ってもらいました。

最近は病気の姿のK君よりも、ふたりであちこちあそび回っていたころのK君ばかり思い出して、またふたりで出かけたいな~なんて泣いてます。

だからなんとなくK君と行った場所をひとりで巡ってしまうんですね…。
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手続きなど。

2016-10-21 14:03:06 | つれづれ


今日は都営住宅の手続きで、青山の住宅公社に行った帰りに、友人が働いている渋谷のすし屋「台所や」でお昼食べてきました。

11時過ぎなのににぎわっていて外国人のお客さんが多いので、英語堪能な彼女の働きが素晴らしかったです。

彼女に会いたいがため、すし屋に行きましたが、わたしは生魚が苦手なので、アボカド丼にしました。

サーモンとアボカドでマヨネーズ多かったけど、おいしかったです(^^)
これで550円ならお値打ちランチでしょう。

このあと目白行って引っ越し先の鍵を受け取ったり、新居の壁紙を張り替えなくてはいけなくなったそうで、夕方はその立会いもあるので忙しい1日です。

K君が見守っていてくれると思って頑張る!

渋谷で友人に元気もらったし!
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いいな。

2016-10-20 23:37:43 | つれづれ


くまモンとクラフトホリックのトナカイくん(名前リボウっていうの?)がわたしの今の癒しだ。

毎日いろんなふうに仲良くさせて癒やされてる。

またひとりになってイタイ人になりかけてる気がする(>_<)

引越済んだら本とか増やしそう(´Д`)
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髪を切る。

2016-10-20 20:02:38 | つれづれ
今日は仕事を早く上がることになってしまって

K君がいない家に早く帰るのも嫌で

来週行くつもりだった美容室に行ってきた。

10センチくらい切って

少し段を入れてもらって

いつもとは違う感じになった。

K君はわたしが美容室に行くといつも帰ってくるのを
楽しみにしていて

「変わってない」とか「いいじゃん」とか「いくら?高い!」とか

よく批評してくれて

K君が気に入ったときは「写真とっとこう」と髪を切ったあとの
写真をとってくれた

K君がいなくなって初めて切った髪。

K君の写真に「どうかな」と思わず聞いてしまった。

本当にわたしたちは、ふたりでずっと一緒に
生きていたんだと思った。

本当にお互いをたいせつにたいせつにして
ふたりの世界で生きていたのだと思った。




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1年前。

2016-10-20 19:59:45 | つれづれ


1年前の写真。

1年前の今日は、K君とふたりで新潟のわたしの実家に行った。

K君が前の日の夜中に車を出して。

K君は夜出発するのが好きで、ふたりでよく夜中に走って、サービスエリアで朝日を見た。

K君は運転が大好きだったから、そういうときは眠っていなくても本当に元気だった。

ふたりで行った最後の新潟になった。

ふたりでみた紅葉が本当にきれいだった。

翌日の夜遅く帰ってきて、次の日の早朝レンタカーを返しに行って、ふたりでそのまま近所のパン屋でモーニングをすることにした。

3日間くらいずっと寝不足で運転して、病気の体で疲れているはずなのに、車を返した後のK君はとても元気で「思ったより全然疲れていない。このままもっといけるかも」なんて、自分の体力に自信をもったようで、わたしもとても嬉しかった。

でも

今年に入ってからK君はどんどん体が悪くなってしまった。

ふと思う。

緩和ケアにしなかったらどうだったのかな、と。

K君は輸血や点滴していれば、まだ生きていたかもしれない。

緩和ケアに変えたとき、輸血できないことに抵抗を感じていた。

あのとき、遠い病院に通うのが難しくなって、自然な流れで近くの緩和ケアに切り替えてしまったけど

もしかしたら

もっと抵抗をすればよかったのかもしれない

どこかさがして、入院していれば、今はまだたとえ入院していても生きていたかもしれない

なんだかK君はまだ生きることを全然あきらめていなかったから

最後が近づいてもまだまだ頑張って生きようとしていたから

その姿を思い出して

ときどきそんなことを考えてしまう

1年前の写真を眺めて

それから最近までの写真をずっと眺めていたら、もう何度目か分からないけど

K君を失った悲しみにまた負けそうになってしまった
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この景色。

2016-10-19 19:47:13 | つれづれ


6年前に結婚して板橋区から墨田区に引越て来たとき

高速道路と川の多さに遠くに来たな~と思いました

隅田川にかかる橋、立体的な高速道路…なんか大きいな~というか、ひとりの狭い世界から広い世界に踏み出した気がしました

わたしがいつも渡っている川も上は高速道路で

川自体はきれいではないけれど

夜の光がきれいだったり

ここ数年川岸を整備する工事をしていて

完成したらK君と錦糸町あたりからずっと隅田川までつながってるのかな~散歩しようね~なんていつも話していました

以前はK君とふたりで川をのぞきながら渡って

K君が入院していて病院にいった帰りも

K君が家で待っている仕事帰りも

いろんな気持ちで渡ってきたこの川とも

もう少しでお別れかと思うと

とっても寂しいです

今度からはまたひとり板橋区に戻って

また新しい景色に思い出をつくれるようになるのかな
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フレデリック・カッセル。

2016-10-18 19:17:01 | おやつ



K君が食べたがっていたケーキを買いに仕事帰りに銀座に出ました。

K君は動けなくなってから、わたしが出かけるたびにどこどこのあれを買ってきて~とよくおねだりしましたが

銀座三越の「フレデリック・カッセル」の「ミルフィユ・ヴァニーユ」は食べさせてあげられませんでした。

なんとなく気になっていたので、今日は1時間早く上がって銀座へ。



ミルフィユ・ヴァニーユはなくて、柚のものに変わっていましたが、K君は柚が好きだったので柚のミルフィーユと、マカロンを1個買ってきました。

K君の写真と一緒に食べています。

ミルフィユはK君が大好きだったケーキ。

でもこれは変わっていて、パイ生地は一番下だけで、その上の層は全部ホワイトチョコでサンドしてあるのです。

ホワイトチョコがパリっとして、確かにミルフィユのさくっぱりっとした食感で、新しい!!

K君と一緒にこの感じを味わいたかったです。

K君はきっとテレビか何かでこの構造を知っていて、わたしを驚かせようとしたのかも?なんてちょっとうぬぼれてみたり…。

でもたいていK君が買ってきてっていうものは、わたしも食べたいものばかりだったから、やっぱりふたりで喜びたかったんだと思います。



チョコの模様もかわいくて、他にも美味しそうなケーキやチョコが
ショーケースに並んでいました。

ひとりになるって、美味しいとか、嬉しい、楽しい、そういった諸々を共有できる相手がいなくなるということで、それはすごく淋しくて悲しいですね。

あとは「仙太郎」のぼた餅をご所望だったけど、もうぼた餅の季節じゃないな…。
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1か月。

2016-10-18 17:56:31 | つれづれ


今日は暖かくて気持ちのよい秋空。

ちょうど1か月前、K君が遠くに行ってしまった。

あの日は蒸し暑い曇りで、翌日からずっと雨だったね。

季節は変わって1か月たって

いろいろあって長い1か月だったけど

でもK君のいない寂しさはつのるばかりだ。

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ミスド。

2016-10-17 19:15:57 | つれづれ


わたしはすごくミスタードーナツが好きで

K君とよく行ったり、K君が入院しているときもよく買って行ったりしました。

ただ、両国には近くにミスドがないので

介護生活の中でなかなか買いに行けなかったのに…

8月末、

仕事から帰ったら部屋にミスドのドーナツがありました

どうしたの?

と聞くと

ヘルパーさんに門前仲町まで買いに行ってもらったと

元気だった頃

K君はよくわたしの好きなお菓子とかケーキを買ってきてくれていたのを思い出して

ドーナツを見て泣いてしまいました

K君はわたしを喜ばせるのが大好きだったから

いつもいきなり買ってきてくれて

時にはわたしと同じタイミングでケーキを買ってきて

「考えてること同じだったね~」なんて笑って

そういうことを思い出して

泣きながらドーナツ食べました

こんなにたくさん買ってくれたのに

結局K君はひとつも食べられなくて

たいせつにたいせつに

何日かかけてわたしが全部食べました

K君とわたしのやさしい思い出

これからもミスドを食べるたびK君を想うでしょうね
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写真。

2016-10-16 08:57:21 | つれづれ
K君は写真を撮るのが好きだったから

出かけるたびに写真をたくさん撮って

現像して額に入れて部屋の壁にたくさん貼った。


介護中、ヘルパーさんも看護師さんもみんな写真を見ていた。

おととい、現像してあった残りの写真を1冊のアルバムに整理した。


結婚するまえから

今年の春

寝たきりになってしまう前

最後にふたりで車いすを押してお台場に行ったときの写真まで。


K君はいつも優しく笑っている。

K君はまゆ毛が下がり気味だから

よけい優しい顔に見えるんだと改めて気づく。

写真を見れば

その時のことが昨日のことのように思い出されるのに

K君はもう手の届かないところに行ってしまって

思い出だけがわたしの所にあふれている
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