《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

飛鳥を巡る「豊浦宮跡」

2009年07月08日 | Weblog
甘樫坐神社の隣といって云い所に「向原寺」がある。飛鳥時代の始まりはいつなのか諸説あるが推古天皇が即位したのが基準とすることが一般的である。その推古天皇が即位した「豊浦宮跡」が当時の豊浦寺跡、現在の向原寺に遺されている。豊浦寺は飛鳥寺と同じく日本最古の尼寺であった。この遺跡からは柱跡は残るものの木片はまったく見つからない。おそらく小墾田の宮へ遷都するまでの期間が短かったので、使える建材等は持っていって、リサイクルされたのであろうと考えられている。
(今日の歴史=1950年、後の自衛隊となる警察予備隊が創設される)