向原寺境内に無造作に庭石のように置かれている火炎文のような怪しげな上下の区別も不明な石。一辺の側面が綺麗に切られておりこの石に続く石があったことをうかがわせる。江戸時代高取藩によって造られた近くの飛鳥川から和田池に水を引いた水路がありその水路の上蓋(天上石)の模様とよく似ている。「日本書紀に小墾田宮に『呉橋』を造るという記録があり、呉橋は中国『隋』時代の石橋のことで中国風の石橋だろう」と河上邦彦氏著の「飛鳥発掘物語」にある。
(今日の歴史=1854年幕末、日の丸の旗を日本船のしるしとする)
(今日の歴史=1854年幕末、日の丸の旗を日本船のしるしとする)