《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと神戸「東求女塚古墳」

2013年04月16日 | Weblog

試飲をしも買わなければいいのに、上手く乗せられ重いお酒を持っての「ちょこっと神戸」。桜は満開お酒も入って良い気分で、本日最後の古墳にたどり着いた。この石碑がなければ、幼稚園運動場の延長線上にある公園としか見えない。六甲山麓の住吉川右岸の海岸に近い沖積地にある古墳時代前期の前方後円墳。全長80mと考えられていて、三角縁神獣鏡4面を含む8面以上の青銅鏡、車輪石、鉄刀などなどが出土している。前方部は公園西隣の幼稚園の運動場となっている。3基の中で唯一周濠が確認されている。奈良・箸墓古墳(3世紀中~後半)の時期から、遅くない時期に築成された3古墳は型も黒塚古墳と共によく似ているとの資料がある。また山陰系土器の出土したことから出雲との関係があったのか?以上、「ちょこっと神戸」は奈良市埋蔵文化財調査センター、森下恵介所長による解説・引率、そして酒蔵巡りを兼ねた一日だった。(完)