《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

飛鳥を巡る「弥勒石」

2009年07月24日 | Weblog
飛鳥の立石」とも「ミロク」とも呼ばれる石仏が甘樫丘の東側にある。正面から見ると作りかけの丸い顔をした地蔵菩薩。後世に顔の輪郭と口を追彫し覆い屋根を立てたとい云われている。
(今日の歴史=1959年児島明子がミス・ユニバースに決定)

飛鳥を巡る「高度な技術」

2009年07月23日 | Weblog
須弥山石、石人像が出土した周辺からは、銅管を銀蝋で巻いた水道管が見つかっている。また漆を塗った銅管も見つかっており当時の技術の高さが偲ばれる。これらは飛鳥資料館で展示されている。
(今日の歴史=1882年朝鮮京城で反日暴動が起こる・壬午事変)

飛鳥を巡る「石人像」

2009年07月22日 | Weblog
須弥山石の出土した横から出土した石人像(以前は道祖神石と呼ばれていた)。おじいさんが衣服を着て岩に腰を掛け、その横におばあさんがそっと手を寄せているのが微笑ましい。これも須弥山石と同じく最古の噴水装置。この石の内部には「y」字型に孔が開けられているが、その孔はどのようにして開けたのか不思議である。用途としては斉明天皇時代の宴会の場のデコレーションと推定されている。タイのメコン川の下流域にあったトカラ国から中国へ行く使者が途中流されて鹿児島あたりに漂着、その人たちが飛鳥までやって来たと云われている。顔は日本人とは程遠いので信憑性あり。
(今日の歴史=1536年比叡山宗徒と法華寺院との戦い、天文法華の乱が起こる。)

飛鳥を巡る「須弥山石」

2009年07月20日 | Weblog
飛鳥資料館に置かれた須弥山石のレプリカ。斉明天皇時代の迎賓館だった石神遺跡から、明治35年に掘り出された3つの砲弾型の石。上段には仏教世界の中心となる須弥山を表現し、中段に山脈、下段には波紋を現している。下段の内側は臼状に刻んだ水槽となりその上部に開けられた孔から水が排出されるようになっている。重ねてみると3段では構造上合わないことから4段として展示されている。須弥山とは仏教の宇宙観で、世界の中心にそびえる高山のこと。
(今日の歴史=1976年米のバイキング1号が火星軟着陸に成功)