須弥山石の出土した横から出土した石人像(以前は道祖神石と呼ばれていた)。おじいさんが衣服を着て岩に腰を掛け、その横におばあさんがそっと手を寄せているのが微笑ましい。これも須弥山石と同じく最古の噴水装置。この石の内部には「y」字型に孔が開けられているが、その孔はどのようにして開けたのか不思議である。用途としては斉明天皇時代の宴会の場のデコレーションと推定されている。タイのメコン川の下流域にあったトカラ国から中国へ行く使者が途中流されて鹿児島あたりに漂着、その人たちが飛鳥までやって来たと云われている。顔は日本人とは程遠いので信憑性あり。
(今日の歴史=1536年比叡山宗徒と法華寺院との戦い、天文法華の乱が起こる。)