都府楼跡(大宰府政庁跡)は今、周囲2キロの公園になっている。朝は老人たちが元気よく歩いている。仕事を辞めた僕も歩くことにした。昼。朝はいかん。体が無理をする。その上、速く歩くのは健康に悪い。
昼間起きだして、カメラと双眼鏡を持ってかわせみの写真を狙う。たおやかな午後のひと時、至福の時間だ。
なぜ僕は、もう少し我慢というものをしてこなかったのか。人をイラつかせることばかり言って食ってかかってきたのか。逃げ場をとられた馬鹿は、必ず攻撃的になり、かつしつこい。
わが子が三輪車で遊ぶのに目を細める日本のいいお父さんになれたかもしれない。夢だ。あがらいがたく引きずり込まれる Fighting Life 。朝鮮語は時に適切な単語を提供する。
??(パルチャ、抗しきれない運命の悪い糸).
中国人観光客が、その都府楼跡に来ていた。みんな手に桜を持っていた。ここで注意するとどうせ拾ったとかもらったとか言い訳するから、しばし傍観すると、その中の一人が僕の目の前でボキッと桜の枝を折った。
カンフーが来たら困るが、たぶん僕のほうが強いだろう。止めろと言った。すると強そうなのが一人食って掛かってきた。でかいのは大丈夫。たいてい息切れする。警察に行くぞ、というと女たちがわめきだした。
そのまま帰ろうとしたので、そりゃないだろ。というと案の定、折ってしまったものをどうしろというのか、と言ったので、僕の沸点は突破された。
日本に謝れ。手に持っている桜の枝を捨てろ。さもないと査証無効確認(滞在要件違反)をするぞ。
やっぱり犬と中国人は公園に入ってはいかん。上海租界の看板は正しかった。何を言ってもどこ吹く風で、桜を投げ捨てるとバスに急いだ。
日本人も悪い。こんなやつらを招き入れるに必死だ。そんなら毎朝早く起きて公園を掃除している老人、公衆トイレをボランティアで掃除する老夫婦たちに謝れ。金だけの人生を恥じなさい。ところが、そんなことには目もくれず、駐車料金、免税品、梅が枝もちで小金をためて喜ぶ浅ましい貧乏人よ。草取りに来い。そして折られた桜の多さに反省をしろ。
おまいらが小金をためるにつれ桜は沈黙の中で死んでいく。
お遊びに数学の問題をだしていた。
n角形の対角線の総数はn(n-3)/2である。対角線の総数が35本である多角形は何角形か。
①おもしろくない解き方で、数学の才能をつむきわめて害毒の多い解き方。主に学校ではやる。
n(n-3)/2=35を変形して nの自乗-3n=70 つまり nの自乗-3n-70=0 つまり
(n-10)(n+7)=0 だからnは10、-7 だがn=>4 よって10角形
②ファクトリーお猿さんが示された頭のいいとき方で、脳が若いほど解ける。
nと(n-3)は3違いの数である。①の最初の式の両辺を2倍して nと(n-3)は、かけると70になる数である。かけて70になる数は多くない。2と35、5と14、7と10。 この中で差が3なのは、nと(n-3)を満足する。それは7と10だから、n=10
①のように-7とか言う変なものも出ない。「条件により不適」と言うのはなるべく使わないほうがよい。長くなるとどこで間違えたか分からなくなる。