形容矛盾だが、強制自粛もだいぶ緩んできた。コロナのさなかに外食か、と責められることももはやない。社会的ヒステリーも落ち着いてきた。むしろ、きちんと対策をしたところは家より安全だ。
庶民の家は台所と食堂とリビングが三位一体の場合が多い。「密」を避けることは不可能だ。
きやすく「外出を控えろ」などというが、外出しないことがせまい家ではコロナウイルスを培養することになる。
自宅勤務ができる人はそもそも国民のごく一部だ。自宅で百姓はできない。自宅で魚はつれない。自宅に工場はない。それが普通の生活だ。ものづくりをしていない人だけがリモート勤務が可能だ。
「密」におびえ回避できないでいる人は毎日がロシアンルーレットだ。
電車で通勤するとき「密」をどうやって避けろというのか。麻生は民度が低い国にはコロナ患者が多いといったが、東京は相当民度が低いのだな。ああ?おい!
できそうなことばかり、あるいは実施しやすいことばかり強調しているが、「密」を避けようがない人がいることを世間は話題にしたがらない。
「みんなが自分のできることでコロナと戦おう」というともっともらしいが、その熱意を汲んでくれるほどコロナはお人よしではなさそうだ。
防疫という戦争なんだからそれなりに頑張っても勝てるわけない。また同時に、そもそも勝っているわけでもない。まともな解析のグラフは、⇩のようになる。(理由は前回)
日本はとりわけ優れているわけでもない。しかも、最近はもっと状況は悪化している。
で、ぼくは国の言いなり小僧だから三密を避けて、イタリア料理を食べに行った。鳥栖市。庶民の皆さん、食事とはほんらい個室でするものです。
バージンオイルはむしろコレステロールを下げる。
カツオたたき、生姜ドレッシング、シラス、コーンスプラウト(これが季節を感じるんだ)
ビーツで色を付けた
アサリ貝、桜海老、ビアンコソースがかかってカボスが添えてある細やかさ
金持ち喧嘩せず。つまりトラブルはつねに貧乏に寄り添う。寿命と所得は比例する。そういった格差社会を選んだのは貧乏人の方だ。
さて、食事のつづき、
自家製パンチェッタ、甘えび
メロンのパンナコッタ、キンカンゼリー、ブルベリーのプリンというデザート
コップはその昔、宮内省御用達の深川製磁
日本に住んでてよかった。アメリカだったらコロナ予備軍(トランプの言うDomestic terror)に襲撃されただろう。
そのコロナ予備軍カラードやプアホワイトはトランプの岩盤支持層なんだから世の中解せぬことばかりだ。
少なくとも言えるのは、今のアメリカは、日本の近未来だということ。