か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ウソはしきりと絶叫する 74

2020年12月20日 | 韓国

<前回のつづき>  (ある韓国人が書いた文章です。このひとは韓国で迫害を受けています。訳 からけん)

 

 

このように最近ですら私には反日感情が存在していた。私は日本語が嫌いで全然習おうとしなかったし、たまに日本語を使う人を見ると近づこうともしなかった。また、「ひどく気分が悪いから」日本を一度も旅行しなかったし日本について話をする人に出会うと内心、軽蔑する感情がわいてくることもあった。その時期の私は「反日感情の化身」と呼べるほどの人間だった。

 

そんな人間がなぜ今日に至っては日本に対して友好的な文を書くようになったのか。その間に日本人と結婚したわけでもないし、親しい日本の友人ができたわけでもないのに私の考えは画期的な転換をした。多分読書と思索を通じ歴史と社会に対する理解がより成熟し外国人たちとの交流を通じ韓国と韓国人、そして日本に対するというよりはもっと国際的な視点を持つようになったことが原因の一つであるようだ。

 

今日、韓国で反日感情は一つの熱烈な政治イデオロギーとして存在している。2002年3.1節(独立記念日)を迎え韓国の国会議員100余名は700名に達する親日派名簿を新たに発表した。その親日派に対する処分を要求しているところであるが、ここには日帝時代のすべての朝鮮貴族、日本貴族、中枢院の委員、作家や芸術家、学者、重要企業家、女性運動家検事や判事、朝鮮総督府公務員の名簿が網羅してある。すなはち、日帝時代に朝鮮社会のすべての主流階層を親日派として分類しつつ断罪しなければならないと主張している。彼ら国会議員は事実上その時代に朝鮮人が朝鮮半島に存在したこと自体を罪悪だととらえている。

 

最近韓国の反日感情は昨年の教科書問題をめぐって火がついた勢いと小泉総理の靖国参拝を契機にさらにひどくなっている。当時韓国では連日反日デモが続いていたし、終戦記念日である8月15日にはやくざの一団が日本総理の神社参拝に抗議して集団で騒動を起こす場面がTVを通して放送されたりもした。彼らは三一運動の発生地であるソウルのパコダ公園に集まり、雨の中刃物を取り出し指導者の指示に従い小指を切った。そののち手に包帯を巻き切り落とした小指を集め国旗で縛り他の場所の仲間と合流するために去っていった。これは過去、伊藤博文を暗殺した安重根の行動に倣ったものだ。韓国ではいまだに自動車のリアガラスに安重根の手のひらの手型と「大韓国人」というステッカーをつけて走る車が多い。この手形にはもちろん小指がなく「大韓国人」(字体)は安重根の真筆である。

 

昨年教科書騒動のさなか、ある学生たちが登山道で日本の観光客たちを罵り石を投げたというが、このような状況では日本の団体観光客は全員韓国への観光旅行を取り消すほかない。当時の韓国のTVでは忠清道のある都市に住む日本人妻を全員連れ出し日本の過ちを謝罪させ韓国人に頭を下げさせる姿が放映された。ここまでしなければならない雰囲気であったということは、当時駐韓日本人たちがどれほど大きい身辺の危険を感じたのか想像がつくというものだ。

 

<つづく> 毎月20日に書きます あと200回 文在寅に続いていきます 文中の( )はからけんが挿入

 



最新の画像もっと見る