か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

世界の警察官をあてにできるか?

2012年05月01日 | 国際・政治
世界の警察官アメリカは日本を完膚なきまでに叩きのめし、秋津島は世界の最貧国に転落した。700対1の生産力は、短期決戦も持久戦もできるはずはなかった。

これに味をしめたアメリカは、国連軍という錦の御旗を強引にうちたてると朝鮮に目をつけた。鉄の暴風が勝敗を決するというのは、スターリン仕込みの戦術だ。朝鮮には日本に落とされた10倍の爆弾が落とされ、人々を引き裂いた。

国民の反共思想は渡りに船と利用された。「ソ連が攻めてきて共産主義になれば財産をとられる。」今でも信じる者がいるから、バカの一つ覚えというのは恐ろしい。大体、どこに共産主義があるんだ。あほ。

第二次世界大戦中の被撃墜率は、日本機20に対し米軍機1だった。ゼロ戦は勇者ではなくカモだった。

ところが鉄の暴風朝鮮戦争になると、北朝鮮機5に対し米軍機1になった。

世界の警察官の傲慢さは、これに懲りることなく5万の米兵の死体をふんでベトナムに向かった。ベトナムでの爆撃は常軌を逸している。恐怖による発狂だ。第二次大戦で使われた爆弾の量よりも多くの爆弾が落とされた。恐怖の中で撃ちまくり殺しまくった。民間人死者300万人。南京大虐殺は子供の火遊びにすぎない。

ただし、一人殺せば5人の解放戦線の兵士を生んだ。2年で交代してゆく米兵が白兵戦に勝てようはずがない。6万近くのアメリカの青年が意味もなく死んでメコンの泥深く沈んだ。被撃墜率は北ベトナム2対米軍1に低下した。強くもなくただ悲しみをばらまく世界の警察は、世界の厄介者に化した。

この後もご苦労なことに、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争と、世界各国にちょっかいを出すこの警官は、紛争を解決したためしがない。ことを複雑にして引き上げる。今度はイランが危うい気配だ。頼まれもしないのに出かけて行って、負けると引き上げ、独立を助けたと言い張る。まるで八紘一宇の小日本ではないか。

当面焦眉の課題はアフガン戦争だ。タリバンはパキスタンのインテリだ。面白半分に殺されては、ベトナムの二の舞になる。

イギリスは3回もアフガニスタンと戦争をして勝てなかった。ベトナムのようなジャングルがないから殺すのは簡単だと。それは武装してないオサマビンラディンを殺すのが簡単だっただけだ。さあ、彼に続く殉教者は何人出るかな。

節操のない日本人よ、ガソリンさえ手に入ればそれでいいんだろう。ひとが死んでガソリンがくればそれでいいんだろう。

うぬぼれて世界の警察官を名乗り、戦後、苦労して構築した国連中心主義を一笑し、勝手な派兵を世界に認知させた。そもそも一兵たりともイラク戦争に米兵がいる理由はない。ベトナムしかり。オサマビンラディンを殺したらアフガニスタンへの駐留理由もなくなる。

さあ、世界の警察、まだ頑張るか。
Posted at 2012/04/21 20:20:45

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