福岡市のはずれに品のいい料亭がある。先日そこで大学の会合があり僕はいやいや参加した。風呂も当然付いている。お偉いさんとか、本人が自分は偉いと思っているだけの人が話しかけるので僕は風呂を上がった。
僕は分かっている。僕は無謀に徒手空拳で自分勝手をしているのではない。「お前いやなら辞めろ。」という人が絶対にいないからだ。僕は閥に守られている。若いころはこれが嫌で辞めちゃったわけだが、年をとるとなかなか便利だ。
閥の連中は僕が女子事務員の乳をもんでも東奔西走し僕を娑婆に出すはずだ。
宴会が始まると5分ぐらい遅刻して鹿児島の学校経営者が来た。「すいません、ジェットの加速が悪くて。」ほう、プライベートジェットだった。
この非人道性が成功のコツだ。学生は借金しまくり栄養失調になりながら沖縄から天草から愛媛の山奥から出てきて爪に火をともす生活をしている。
僕は帰りにはいろんな金券、サービス券のほかボヘミアグラスその他の調度品をもらった。荷物が乗らなくてタクシー2台で帰宅した。
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国公立大進学率は、400万円以下の低所得層が7・4%。所得階層が上がるほど進学率も上がり、1050万円以上の高所得層では20・4%となった。 >ニコニコニュース 2013.5.16
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貧乏人が日の目を見ることはない。低所得者は金がなくて進学していないのではない。金がないから不潔な家に住み勉強部屋もないかあるいはあっても狭い。年収400万でどうやって子供の部屋が確保できるというのか。部屋がないのにどうやって落ち着いて勉強できるというのか。勉強できないのにどうやって成績を上げろというのか。
片付かない玄関。しかも狭い。汚い台所には昨日とったピザの大きな箱。散らかるスナック菓子。大きなボリュームのテレビ。さあ、一ついい成績でもとってもらおうか。
むせるような部屋干しした洗濯物、飲み干した缶ビールにたばこを指している。湯呑みには丸めたティッシュがはいっている。ざらざらした床、兄弟げんかが始まる。さあ、勉強して国立大に行ってもらおうか。
ボンレスハムも負けそうな母親、ピーピープープーゲームに夢中な弟、鏡から離れない姉。芸能界、ファッション、ゴシップにやたら詳しく、絶対尖閣なんぞ知らない。とどめは毎晩酔って帰る父親。そうか接待だろ。それにしては年収400万のままだぞ。
こういう奴らの子供が間違えて国立に行っても恥をかく。マナーが、品位が、その一つ一つのたち振る舞いが貧乏のにおいを発散している。貧乏のにおいとはたち振る舞いにおけるゆとりのなさである。
これじゃあいかんだろうが。前にこの様なことを書いたらチンピラどもが一斉に反論しやがった。反論の余地はない。人間はスタートラインにおいてすでに差がある社会を作っちゃあいかんのだ。
これを忘れるな。フェアな競争の結果生じる差別に関しては一言も不満を言ってはならぬ。