ある近大の文化祭に行った。
ニュートンのプリンキピアがあり僕は実物を見るのは初めてだったので感激しだた。デカルトのものもいくつかあり、手に取りたいと申し出たところ、不愉快そうに許可してくれた。
お前も馬鹿と一緒だろ。表の屋台に行ってたこ焼き食ってろや、という表情を読み取れたが、実物の力はオーラのように僕を魅了する。フランス語はわからないが、「方法序説」を手にした喜びはたしかなものだ。「座標」がこの本から誕生した。
理系の本は簡単だ。「よって」「ゆえに」したがって」「なぜなら」・・・接続詞と数式なんだが、今やその数式は中学生が説く解く。だから誰でも読める。
問題は序文にある。プリンキピアも同様である。筆者は最後に序文を書く。そのとき、世にとう覚悟と自信とその論文の正当性の要約を序文に書く。静力学から動力学へ。量子力学が登場するまでニュートンは物理の世界の王者であった。400年以上。
大学の文化祭をたこ焼きとミスコンと芸人の発表会のようにいう人がいる。たしかにアッホ大はそうだ。
だが僕は原典に接した。このことをバカな大学生に話しても意味がつかめないでいる。が、偏差値60以上の高校生は「先生良かったですねえ」と一緒になって感激する。
今日、国際医療福祉大の大学祭に行った。世界各地に留学したようでそのときの様子を紹介してくれた。どの学生も楽しそうで、競争のみの青春だった僕はとてもうらやましかった。
男女とも、特に男子は誠実でこちらまでまじめな気持ちにされた。けっして打てば響くスピードは、無かったが、はっきりとした目標を持ち、ここまでしてくれた親に報いるんだという発言を、あちこちの学生から聞いた。
いい学生さんたちだ。初めて僕は自分からここで仕事したいと思った。
ところが、人が美女JDと話しているのに目の前5センチをすまして通り過ぎるもうろく教員がいた。トラブルになった。(内容省略)
こんなバカがいるところはごめんだ。誰が行くもんか。
木工祭もあっていた。痛ましかった。