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今頃アザミが咲いた
僕にはいい後輩がいる。ぼくは、さんざん権力に逆らってきた。だから当然に、先輩や同僚は僕の敵だらけだ。
こうして権力に逆らうのは、彼らが、人倫に悖る行動をとり、「上」にごまをすり、自分個人の利益を増やそうとするせこい奴らだからだ。
決まって能力がなく、上に寄り添いあたかも自分の考えが上の考えであるかのように、上の言うことには深くうなづく。バカだからなーんにもわかってないくせ。
怒りの一年が過ぎる、また始まる
残念なのは、上の人が見え透いた点数稼ぎと、地道な努力をする人を、区別できないことだ。そうしてバカな競争で昇進したまさにその本人が査定をするので、いきおい会社はゴマすり競争になる。
バカの悪循環である。バカ度がひどいと昇進がはやい。そんなごますりやろうは、もともと仕事能力がないので思い付きで邪魔にしかならないことを偉そうに言う。
部下から信頼の厚い人は昇進しないというのは永遠の真理かもしれない。
それでもいい。まともな仕事をしているとどこかで日の目を見るのだ、と一番のごますりが言うから良識的な人間たちの中では笑い種になった。
アカタデ(アカマンマ)中野重治は「赤まんまをうたうな」という詩を書いている…
福岡県は、とくに高校は、組合の力をそぐためにあらかじめめぼしい人物に目をつけて反共性が強いことを条件に点数をゴマ化して合格させている。
そこで県内の進学校では能力不足のアホが教壇に立ち深刻な事態になっている。バカは治らない。博多高校でなくとも蹴りたくもなる。
昔糸を通して遊んだ
何を間違ったのか死をも恐れぬ下品なごますりがいた。僕に狙いをつけてこまごまとした嫌がらせをして僕の評判を下げたかったようだ。
だから僕は殺人企業電通にいたまつりさんの気持ちがわかるのだ。辛かったら辞めればいいじゃないかって?自分ができんことを言うな。
まつりさんの板挟みは相当なものだったろう。だから僕は人殺し電通を許さない。必ず人殺しを追い詰める。
いいか。僕は175センチ75キロだ。悪いが先に手を出せば絶対負けない。必ず先に手を出す。ところが組織の中にいると、全体の動きの迷惑になることなんてとてもできないものなんだ。数少ないが尊敬する先輩もいる。
半年後、、DENTSUの前に片付けることが生じた。やっとのことで決心がつき該当者を血祭りにあげた。そして僕は辞職した。けじめだ。ただ悔やまれるのはとどめを刺さなかったことだ。武士の情けと思った。おかしいな。僕は武士じゃないのに。
後輩が家に遊びに来て楽しい時を過ごした。「からけんさんが嫌っている人は障害者になりましたよ。」
彼の深い配慮を読み取らなければ年をとった意味がない。もうやめましょう、という伏線がある。
とはいうものの、自分が偉くなるために人の失敗をねつ造し大げさに人前で、そういうこっちゃあこまります、と言った、こともあろうにこの僕に。
障害者になるのは当然だ。こらえるのが正解か。ねつ造されたことがらで侮辱され、へらへら同意するのが正解か。
食えないやつはどこにでも転がっている
ともあれ、僕は後輩の言う意味がよく分かった。僕の性格からして必ず相手をもう一度やる。そこで彼は、もう矛を降ろしてくださいと言いに来たのだ。やさしい奴だ。
なんとありがたい奴だ。
徳は孤ならず、必ず隣あり。孔子
絶望の壁は意外ともろい。壁を叩き脱出口を開けろ。人生は限られているのだ。チンピラインチキ野郎をのさばらせてはいけない。