この二日、朝夕に秋の訪れを感じられるようになってきました。この涼しさに誘われて、明日香村稲渕棚田を訪ねました。
まだまだ開花は三分程度でした。
なんど訪れてもこの稲渕地区の美しさには魅了されます。
この風景を撮った後、カメラを肩からはずし、路肩に腰を下ろしてボーと過ごしました。
畦に咲く彼岸花の上に、白鷺が飛んできました、
ここに着地してくれると身構えましたが、ダメでした。
どうも、この側を流れる飛鳥川に降りたかったようでした。
飛鳥川の川縁に一本だけ彼岸花が。
棚田ののり面に咲く彼岸花。もう少しすればこの一帯が真っ赤に染まります。
稲穂と彼岸花。彼岸花は稲作文化ととも中国大陸から伝来したと言われています。
飛鳥人も無論、めでていたことだと思いますが、万葉集にはそれらしいものが
一首のみとのこと。何かそこには理由があったのかも知れません。
この自然界が生んだ造形美に、ただただ感嘆するのみ。
白色の彼岸花も咲いていました。
こちらは黄色です。
稲渕棚田の案山子(かかし)に見送られて、私も家路につきました。
END