今日は、昨日までの暖かさから一変し、寒い一日となりました。
しかし、吹く風にどこか春の息吹を感じます。
やはり季節の基調はもう止めようがないようです。
果樹園の一画で純白の李の花が春風に揺られていました。
李の花は、毎年、梅花が散って桜花が咲き始める、その少し前に開花します。
生まれ故郷は中国です。
日本には、飛鳥・白鳳あるいは奈良時代に、遣隋使船または遣唐使船に乗って渡来した、と考えたいですね。
万葉人はこの純白の花に、当時、世界最先端の国であった随や唐への憧憬を込めて、愛でたようです。
今からおよそ1300年前のお話です。
長居植物園果樹園にて
(D7200+18-270)