万葉の径で、忘れ草が咲いていました。
忘れ草とは藪萱草のことで古代中国より伝わった帰化植物だそうです。
そして同時に中国で信じられていた「この花を身につけていれば、憂いを忘れることができる」も伝わりました。
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この花のパネルには、
太宰帥として太宰府に赴任した大伴旅人の歌が紹介されていました。
「 萱草 吾が紐に着く 香具山の古りにし里を忘れむがため 」
明日香の香具山の里ヘの懐かしさが余りにも強く辛いので、憂いを忘れさせてくれるという
忘れ草(萱草)を腰の紐につけてみた
生まれてからこの方、反省の日々を重ねて来た私などには、是非とも大量に身に着けたい花ですね(^^;)
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長居植物園万葉の小径にて
(EM1-12-100)