オフィス樹特別企画公演を南大塚ホールにて観劇してまいりました。
知人が「尼将軍さまのカヤの木」作・長崎源之助 語りで出演しておりましたので
久しぶりに彼女の世界を見たさに・・3人での語りはそれぞれに雰囲気がありよかった~
「鼻」作・芥川龍之介の語りも引き込まれましたね・・演目すべてに情景が浮かび
心地いい語りは物語の世界に自分も入っていくような感覚でしたね。。
「石一つ」の三遊亭圓窓さんもよかった!さすが噺家!圓窓さんのお話の中で話という字は
他に噺・咄もあり・咄にてへんで→拙い(つたない)下手な意味合いもあるので噺家はこの字は
使わないのだとか、噺は中国の漢字にはないそうな・・その昔噺家は新しいことや
情報を口から伝えるということからこの字が生まれたとのことでした・・なるほどね!
阿部寿美子さんの「山月記」はもの凄い迫力とご高齢にもかかわらずお声が通っていて
物語は虎になった男の人間の深い嘆き悲しみがひしひしと伝わり会場の阿部さん一点を
見つめ、水を打ったような静けさは胸の高鳴りが会場を包み込み、阿部さんの
詠みながら演じた女優魂に涙があふれた・・感動をありがとう!いい舞台でした。。