先週、今週と知人の訃報が続きお二人のお通夜・告別式に
参列してまいりました。
年々お別れする方が多くなり、出会いの数だけお別れも・・
おひとりは男性でスポーツ記者として長年海外で暮らし
コロナ禍で日本に戻ったころから、体に異変を感じ闘病の末
旅立ったD様。ニューヨークのお友達が沖縄の方で、以前
弟の仕事に関わったのがその友人!・・後でそのことを知り
不思議なご縁にどこかで人は繋がっていることを思ったのでした。
奥様を早くに亡くし一人暮らしのD様は静かに逝ってしまった・・
もうひとかたは、お稽古事のお仲間・・と言っても大先輩で
尊敬していたK様。たかがお稽古事ではない!!とても物事を
極める方で、すでに教室を主宰し、かたや先生の片腕として
40年支えてきた統率力のある方でした。時に厳しく皆様からは
一目置かれる存在感のある方でした。
センスがよく、彼女の口癖はいつも綺麗に!素敵に過ごすこと!
以前彼女といろいろ語り合ったことがあり、可愛い一面を知り
強い彼女の色が本当は柔らかな色合いの女性だと知った時、
彼女に対する信頼は揺るがないものになったのでした。
祭壇のお花は白・ピンクの濃淡で今まで見たことのない室礼で
生前の彼女の思いが表現された素敵な会場でした。
最後は皆様で献花をしてお別れ・・別室にて会食の時、皆様曰く
今日のお別れはとても心に響き素敵な・・いい葬儀でしたと・・
わたくしも葬儀の一連を見させていただき、死ぬことは生きること!
これから大切な人々の中で生きるためのセレモニーなんだと思ったの!
K様の美しいお写真を見ていて我が死生観を自問させられた・・
未来も今の生き方いかんなのだと・・生も歓喜・死も歓喜
これから目指す境涯です。
D様・K様は共に72歳の旅立ちでした。心よりご冥福をお祈りいたします。
合掌