加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

社外学習 Panasonic(建材・キッチン・洗面台)編

2015-06-21 | 社外学習

社外学習でPanasonicの工場見学とショールーム見学をしてきました。

Panasonic製品は内装建具などを中心に採用があります。

館山から出発し、館山道~アクアライン~首都高B~C2 山手トンネル と

最新のルートを走り東北道へ。

乗っていった車のナビは新開通の山手トンネルはまだ開通しておらず、

話をしながら流れで案内を頼まれたのでナビを。

おかげさまで同行した方々は大好評。

そうなんです、首都高C2山手トンネル、千葉県南部の住民にとって

中央道・関越道・東北道がぐ~んと近くなり、とても便利になったんです。

これを初めて経由して中央道・関越道・東北道方面へ走ると間違いなく、

感動があります。

C2を通ったことと、渋滞もなかったので、予定がかなり巻で進んでしまい、

余裕を持ちすぎて?現地へ到着できました。

昼食を済ませてから工場へ到着。

説明を受けたあと、ドアや洗面化粧台、システムキッチンを作っている工場。

高そうな機械が並び、流れ作業で行われている工程を見て、

「あのドアはこうやって出来ているのか。」

「こうやって製品チェックをしているのか。」

「こんなふうに作るのね。」などといろいろなことを納得。

やっぱりものづくりの現場を見るのって楽しいですね。

翌日は東京の汐留にあるショールームを見学。

 

こちらはPanasonicの建築関係最大のショールーム。

床板からドア、水回り機器や照明器具まで、

たくさんのものを見て触って確認することができます。

たくさんの展示時の中から少しだけ紹介を。

下の写真は今少し人気があるハイドア。

参考までに、隣のドアが標準的は高さです。

天井まである大きなドアがスタイリッシュと言われていますが・・・

確かにカッコは良いのですが、予想通り?開閉が重い。

生活でよく使うドアにはそれなりの負担を負いながらの使用となります。

かっこいい物は何かを犠牲にしているものも多く、

それなりの問題や負担も起きますので、選ばれる方にはそういったことも

承知した上で選んでいただきたいなと思います。

下の写真は、タフなフローリングの性能を体験してもらう展示。

マジックで書いても大丈夫。布などでこすれば消えます。

ハンマーで叩いても大丈夫。凹みにくくなっています。

スチールたわしで擦っても大丈夫。

なんかどこかで見たことのある光景ですね。

そうなると、最後はバーナーで焼いても・・・ 

それはさすがに無理のようです。木質系ですから・・・(>_<)

ショールームを一通り見学して終了。

無事帰宅をして遠足 いや、工場&ショールーム見学終了です。

お世話になった皆様、ありがとうございました。

m(_ _)m

 

千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勉強会

2014-04-18 | 社外学習

この2日間、建築家がパッシブソーラーシステムを使って設計した家を見て学ぶ機会がありました。
パッシブソーラーシステム採用の先輩方の家を見させていただけるというのは大変勉強になります。

※パッシブソーラー:太陽の力をなるべく機械を使わずに利用すること。


20140418_2今回は週末にロードスターのミーティングがありますので、ロードスターに乗って一路八ヶ岳山麓へ向かいました。
集合後は、バスに分乗し、 付近に点在するパッシブソーラーハウスを見学。
ほとんどが別荘で、お住まいの方々の協力をいただいての見学でした。
宿泊はリゾナーレ八ヶ岳。以前来たことはありますが、宿泊は初めて。
星野リゾートということで楽しみにしていました。
有名な建築家の設計で目には楽しい建築ですが、使い勝手は今一つ・・・。
お部屋もただ広いだけ・・・。
「格好いいだけでは暮らせません。」と私はよく言うのですが、一時的な滞在を目的としたホテルとはいえ、まさにそんな感じでした。

2日目も同様に見学を。竣工まじかの家では、弊社で使っている漆喰メーカーの化学糊無添加の物が使われていました。
使ってみたい製品だったので、職人さんと少しお話しさせていただいていると、私が数名の方から質問を受けてしまいました。
また、外部の木を使う部分のお話などでも質問を受けて。
お答えできる事はお話ししましたが、私でいいのかと・・・笑
参加者の方々は自然素材を好む方がほとんどだとは思うのですが、使ったことがない人も多いみたいですね。
私の話でも役に立てるのであれば幸いです。

イベントの最後は今回見学した家を設計した方々のお話を、吉村順三氏が建てた八ヶ岳高原音楽堂で聞くことができました。

田舎だからと言ってそう簡単にあるわけではない、素晴らしいロケーションとそれを生かした建物の数々。
うらやましい限りでした。とても勉強になりました。

建築家・住まい手・施工工務店などの関係者の方々の協力で今回の見学がかないました。
特に住まい手の方々は、家に興味の強い方々ですので、他人が大勢で家の中を歩き回ることを了解してくれたのだと思います。(弊社で建てたお施主様で見学をさせていただけるお客様も、家に特に興味がある方達です。)

関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
有意義な時間をありがとうございました。

※諸事情により個人所有の建物の写真は載せられませんので、その建物から見た綺麗な風景などを載せました。
ご承知ください。



ひとつひとつ、ていねいに。

千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡へ

2013-04-26 | 社外学習

より良い家づくりをすべく、福岡まで社外学習に行ってきました。

20130426_1福岡に行くなら黒い機体が格好いいスターフライヤー でと思い、リザーブ。

これが悲劇の始まりで・・・。
東京も福岡も晴天の予報だったのですっかり安心していたら、使用機材の北九州発の便が濃霧で遅延。
予定では1時間半遅れだったんですが、最終的には2時間半遅れで福岡に到着。

お約束の時間より1時間半近くも遅れて最初の訪問先へ。
自然素材の家をやっている方のショールムを見学していろいろ見て、聞いてきました。(写真2枚目)
いろいろな人の話を聞くのは勉強になります。

夜は福岡市内でもつ鍋を食べました。
煮込むイメージだったのですが、つゆを沸かしたら野菜ともつを入れてさっと煮ること1分程度? 「はいどうぞ。」と言われてえ???と驚いちゃいました。
もつ煮は大好きなのですが、レバーが苦手な私はいろいろは行っている もつ が食べられるか不安でした。
でもお酒を?みながら、柔らかくてシャキシャキした春キャベツと共に美味しくいただいて完食。(写真3枚目)
その後は〆のラーメンと言うことで豚骨ラーメンを食べに行きました。
タクシーの運転手さんお勧めの 大砲ラーメン へ行ったのですが、まず店の外で感じるきつい臭い。豚骨を煮る臭いなんだとか。
古くて狭い店、油で滑りやすい床。 (^_^;)
ここの豚骨ラーメンが私達の普段食べているものと違い、スープの白濁度も薄めで味がかなりあっさりでした。(写真4枚目)
チャーシューは赤身で私的には今ひとつ。
ん~っどうなんだろう・・・と盛り上がらない感じだったのであとで調べてみると、昔ながらの豚骨ラーメンの味なんだとか。
私達の食べている豚骨ラーメンは、いろいろ変化してきた味のようです。
博多の名物を2種類食べて初日は終了。

20130426_22日目も別の知り合いの工務店におじゃましました。
久しぶりの再会をして談笑。
事務所や作業場を見学した流れで、自宅を見せていただけることに。
スペインの建物などをイメージしたそうで、どこかにペンションとしてありそうな雰囲気の良い建物。
中庭には軽快な木や草花が植えられ水車もありました。(写真5枚目)
2階に上がると上からの眺めもまた綺麗。(写真6枚目)
とても癒されてしまいました。
そこで暮らすことで癒されるような家を早く建てたいな。
お施主様には私達と建てた家で癒されほしい。そう思います。
短時間でしたが再開を楽しみ、お土産までいただいてお別れ。
続いて昼食を食べながら別の知人と再会。
お昼ご飯はまたまた博多の名物 水炊き をいただきながらお話を。(写真7枚目)
本格的な水炊きははじめて。鳥で出汁を取ったつゆに野菜などを入れて煮たあと、塩と酢などで味を加減して食べました。
〆はうどんで。
博多と言えば 豚骨ラーメン! という感じになっていますが、地元の人はむしろうどんの方を食べるんだとか。
タクシーの運転手さんも同じことを言っていました。
どおりでうどん店が多いわけです。

ガイドブックやテレビなどから来るイメージは必ずしも地元の人の行動とは異なるようです。
帰りはもちろんスターフライヤー。
ただ、福岡も東京も強風で帰りは約1時間遅れ。
我が家の上空2177mを通過して羽田へ無事到着。
アクアラインバスにもほとんど待ち時間なしで乗れてスムーズに帰ってきました。

思い切って行動を起こして福岡へ飛び、建築の勉強をして、、知人と再会もし、いろいろ博多の美味しいものが食べられたのでよかったです。

またいきたいなぁ~(^o^)
今度は五島サバを・・・
 
 

千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社外学習 畳

2010-05-21 | 社外学習

今回から完全不定期でお送りします社外学習。(^_^)

記念すべき第一回は  です。

最近では畳のある家が減ってしまいましたね。
私が小さい頃は1件新築すると、たいてい20畳くらいはあったのようですが、今では6~8畳程度、無い家も結構あります。(>_<)
畳って日本人の暮らし方にはとても良い物なんですが・・・。
もっと良さを評価されても良いと思う物のひとつです。

今回は祖父の代から付き合いのある畳屋さんの工場へ行って工場見学してきました。
畳というと、「国産のい草を使った物が良い畳」 「熊本のい草が有名」 などを思い浮かべると思います。
確かに国産のい草は品質がよく、産地では熊本や岡山などが有名です。
しかし、い草を使った畳表だけが畳ではありません。
畳の耐久性を決める重要な要素としてい草を貼る畳床の品質があります。
一般的に見た目の部分(畳表)ばかり注目されていて、見えにくい部分(畳床)が重要視されていないのは畳にも言えるようです。
畳床は藁でできた 藁床 や 発泡スチロールを繊維板(紙などをミンチにして圧縮したりした板)で挟んだスタイロ床が主流です。
ホームセンターなどで売っている薄い畳は、繊維板などでできています。
当社では、価格は安くありませんが、足触りがよく、耐久性もある藁床をおすすめしています。
当社の付き合いのある畳屋さんは、今では珍しくなってしまった畳床(藁床)を自社で作っています。
今回はその畳床の製作工場の見学です。
実は仕事の用事で立ち寄ったついでなんですが・・・(^_^;)

私が生まれる前からお付き合いしている畳屋さんなのですが、初めて見る光景です。

20100227 製造ライン全景です。(写真①)
作業場の全長は30mくらいでしょうか。
古い機械を職人さんが手動で操作して造る、大量生産には向かない手作り感の強い小さな工場です。
隣には倉庫があります。(写真②)
畳の床の原料となる藁がたくさんストックさえています。
年々藁が減っていて確保が難しくなっているそうです。
房総の藁は環境がよいので生育が良く、藁床の原料には適した長さで、太さも適度でしなやかさがあり、良質の原材料だそうです。寒い地域の藁は短かったり、環境に対応するため太さが太くしなやかさがなかったり、細くて固かったりするそうです。
では、藁床の生産工程へ入ります。
まずは床の一番下になる防虫シート(写真青色)を敷いたライン上に、こもうら と呼ばれる藁を並べて糸でつないだものを乗せます。(写真③)
続いて したばき と言われる藁を手で選別して良いものだけを残したものを縦横方向に2段重ねで載せます。(写真④)
ラインが流れてブルドーザーと言われる機械に入り、自動で藁を短く切った  切り藁 が敷き詰められ、2回に分けてたたきながら均してくれます。(写真⑤)
ブルドーザーから出てきたら、通常だとそのまま次の行程に行くのですが、ここでもう一度人の手で均しながらムラをとる作業をします。(写真⑥)この行程を行うことがより均一な藁床を造るポイントだそうです。
ラインの奥では、しっかりした藁を機械ですぐる(すく?)作業が行われています。(写真⑦)昔農家で稲穂を収穫したときによく見られた光景です。
そこですぐった藁を、横方向に敷く よこてわら と縦方向に並べる うわばき に分けて敷きます。(写真⑧) 良い畳の床になるとこれを2重に敷いたり、防虫シートを挟んだりするそうです。そうすることでより締まった藁床や防虫生の高い物ができるそうです。
そしていよいよ仕上げるために、製畳機に通されます。
絞り込むように圧力をかけて寸法を決めながら、たくさんの針と糸で自動的に縫い、耳を切り落としていきます。(写真⑨)
縫う作業を終えた畳の端を整えながら長さを決め、カットします。(写真⑩)
カットした藁床に持ち手をつけて完成です。(写真⑪)
できた藁床は、出荷を待つために倉庫にストックされます。(写真⑫)
藁床のできるまで。 この説明でわかりましたか?
この藁床を使って、表面に畳表を貼り、縁(へり)を付けて畳の完成です。
藁床の製作行程を実際に見てみたい方は、当社に問い合わせをいただければご案内いたします。
いろいろ勉強して家造りしませんか?

藁床も大型機械を使った量産化や、藁を使わない化学床(スタイロ床)などの普及により、低価格化が進んでいます。
昔ながらの製法で丁寧に造られた藁床は低価格化されないため、流通量は減っていますが、しっかりとした製品なので今では高級な畳への採用が多くなっているそうです。
関東一円や静岡などからの注文もあり、それなりの需要があるそうです。(大きな需要ではありませんが)
あたりまえにやっていたことが、周りのレベルが落ちた?ために良い物になってしまった格好です。
そんな良い藁床を製造元で畳を作ってもらうことで、一般的な価格で採用できてきたことは嬉しいことです。
ただ、そんな丁寧に造られた藁床も職人さんが高齢になっている上に後継者不在で、手に入る期間も先が見えてきてしまっています。
何とかしてほしいのですが、私達の力ではどうにもなりません。
「藁床造りを仕事としてやってみたい!」と言う方がいたらご一報を。
m(_ _)m


南房総 加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする