正月を迎えたと思ったら、はやいものでまもなく2月になろうとしています。寒い日や暖かい日があり、体調などをくずされていませんか?
山裾の小住宅では順調に作業を進めています。
予定よりも少し遅れて屋根の施工が行われました。今回の屋根仕上材はカラーガルバリウム鋼板で、平葺きで
施工しました。
この平葺きは、現在最も多く使われている彩色スレート葺きに似た葺きあがりで、コストの面では上がってしまいますが、耐久性は彩色スレートよりも高い耐候性を有しています。
重量が軽いのも魅力で、当社で最も多く採用している屋根材です。
※彩色スレート・・・さいしょくすれーと。
5mm程度のセメントで出来た板材に塗装をして防水効果を持たせた屋根材。安価で、おとなしい葺きあがりになるため人気がある。現在の新築住宅などで最も多く採用されているであろう屋根仕上材だが、一般品の場合けして耐久性が良いとは言えない。
内部では、床下地や天井下地などの施工を終え、アルミサッシやドアの取付も終わりました。
右の写真は壁の断熱材を施工している写真です。
当社ではいろいろ検討した結果、全てグラスウールの断熱材を採用しています。
比較的暖かい南房総では「断熱材は入っていればいい。」と言う感覚の大工さんも結構いるようで、正しい施工方法もわからない(知らない)まま施工をしている事もかなり多いと思います。(大半かも?)
しかし、当社ではそんな感覚では困ります。(>_<)
断熱材を1枚1枚丁寧に壁に入れ込み、きちんと貼り付けて行きます。
特別高い性能の断熱材を採用しているわけではありませんが、丁寧に施工することで、確実な効果を出せるように努力しています。
ちなみに写真は私です。 (^_^)
壁に続いては天井の断熱材施工です。
こちらの施工もただ載せるだけではなく、丁寧に断熱材どうしを並べて敷き詰めて行きます。
ちょうど施工している現場に、いろいろな現場を見ている材木屋さんが来て、「ずいぶん綺麗にやってますね。他ではこんなに綺麗に入ってないですよ。」との言葉をもらいました。(^o^)
第三者からの目でも丁寧に施工できているんだなと確認でき、安心したりしました。(^_^)
当社では断熱の施工も、丁寧にしっかり行うことで、良い家が出来るように頑張っています。
今週に入ってからは、天井の施工や外壁の施工が順次始まっています。
だんだん部屋と言う感覚が出てきました。(^O^)
加瀬工務店 T.K
今日は1月18日、この日は毎年決まって我が家が檀家になっている石堂寺の初縁日です。 今日は奥様と息子、そしておばぁちゃんを連れてお参りをしてきました。
父と母は檀家総代をやっている関係で、朝から手伝いに行っていました。
縁日には出店も出て賑わいを見せます。私が子供の頃から行っていますが、昔は境内にすし詰めのように出店などが並び、JR南三原駅などから臨時バスも出て、駐車場として利用される南側の丸小学校校庭を、埋め尽くすほどの車がいたものです。
それに比べると寂しくなったのは明かですね。
今年は日曜日にあたったので人出は多めのようです。
石堂寺の裏手の梅園の奥には、重要文化財の旧尾形家住宅が建っています。
今日は檀家総代の奥様数名が甘酒を振る舞っていました。
普段は中を見ることが出来ない尾形家ですが、有識者の方も来ていて解説付きで見ることが出来る数少ない日です。
この建物は江戸時代の享保13年に建築された物で、約280年ほど経っているそうです。
この場所に移築された際に大規模な修繕がされていますが、綺麗な状態で保存されています。
280年経っている古民家を見ることが出来るのは貴重なことだと思います。
ここで甘酒をごちそうになりながらゆっくりしてきました。(^O^)
息子は重文の中で、ハイハイをしたりして知り合いのおばちゃま達にかまってもらったりしてとても楽しそうでしたが。(^_^;) 甘酒ごちそうさまでした。m(_ _)m
さて、古い住宅の話が出たので建築のお話を少し。
現在国では 長期優良住宅の普及の促進に関する法律 が制定され、中には超長期住宅先導的モデル事業(200年住宅)があります。
尾形家ほどではありませんが、200年という長い月日を目標に長く使える家を造ろうと言う試みです。
この認定モデル事業になれば補助金が出たりするた認定を受けるべく、各ハウスメーカーなどが200年住宅を開発しています。
今まで散々建築を大規模な商業化してしまうことで莫大な利益を上げるため、昔から行われてきた大切なことなど気にすることなく、コストを徹底的に落として開発された耐久性の低い住宅を、たくさん生み出してきたメーカーなどが、新しい商売にするために手のひらを返すように高耐久の物を売り出す。
なんか納得がいきません。(-_-)
この200年住宅、集成材や合板、その他の耐久性に疑問を感じる建材などを多用した、計画なども多く認定されているようで、本当にこんな状態で200年持つのかな・・・ と疑問に感じています。夏は高温多湿、冬は低温低湿という厳しい環境を持つ日本において200年って長いですよ。今建てたら、次の建て替えは4~5世代以上先の話でしょうから。
おそらくメーカーで10年ごとに点検を受け、有料のメンテナンスを受けつづけて200年を目指すのでしょうが、 そんなにお金をかけてメーカーの安定した利益のために、200年持たせる意味があるのかな?と思います。
今の新築住宅で行われている20~60年保証などが、保証の条件として10年ごとに点検を受け、有料メンテナンスをしなければ保証の延長はしてくれず、10年ごとに仕事が確実に発生し、安定したメーカーの利益のためになっていますから。
「この会社の家、60年保証ってすごいねぇ~っ。」とお喜びの方、契約内容をしっかり確認して下さいね。
私達のような小さな会社では、このような認定はなかなか取得できませんが、それを目標とした家の提案は出来ます。
しかしそんな先の見えない話しよりも、せめて自分が生きている間は、修理に大金をかけなくてもきちんと住める家を建てましょうよ。とお話しすることがあります。
目標年数にして50~60年程度でしょうか。 30~40歳で建てた施主様が
80~90歳。 通常の使用状態での大きなメンテナンスは2~3回程度が目標。
こんな話しならばそこそこ現実的ではないですか?
たくさんのメンテナンス費用をかけて200年よりも、メンテナンスコストをより少なくして50年~を目標とした家造り。
私達はそんな考えも持った工務店です。
興味がある方は御気軽にご相談下さい。
長文失礼しました。m(_ _)m
加瀬工務店 T.K
寒い日が続いていましたが、今日は日中温かく、防寒のための上着を着ずに作業をすることが出来ました。夕方の冷え込みも、ここ数日に比べると少なかったと思います。
内部では電気屋さんも配線工事を始めています。
今回の電気屋さんは、もう十数年の付き合いがある年輩の方ですが、勉強熱心な人ですので、歳の割にはいろいろな知識を持っています。仕事も丁寧です。
「もう引退だから新しい人を見つけてよ。」と言われていますが、もう少し頑張っていただく予定です。
(^o^) よろしくお願いしますよ(^_^)
外部ではサッシの取付が始まり、取り付けた周辺から、外装材の下地になる胴縁(壁に付
いている細長い縦の部材)の施行が順次行われています。
それに伴って軒天の下地施行も始まりました。
今回の胴縁は桧材を使っています。
最近当社では、米松に代わって採用することが、多くなっています。
床下地施行に追いかけられるように、給排水工事も始めました。今回ももちろん自社で施工しています。
今回は水回りが集中しているため、配管ヘッダー工法を採用しました。
ブルー配管が給水管、オレンジの配管が給湯管です。
流行の配管システムですが、メーターの止水栓の径が小さい安房地域(南房総の旧国名で地域名でもよく使われる)では、必ずしも長所が発揮されきっていないのではないかと思っています。
状況次第ではコスト高なだけというケースもある?
水圧を少しでも落とさないように、また床下の点検スペ-ースを邪魔しないように等、気を使いながら計画をして施工します。 あと少しで内部の給排水配管が完了します。
昨日から壁紙をお正月モードから冬モードに変えてみました。 寒々しいかな(^_^;)
加瀬工務店 T.K
1月に入り、初雪も降り、寒い日が多くなってきましたね。(>_<)
やっと1月らしいと言った感じなのでしょうか。
現場では段取りの都合で、先に内装下地工事を始めています。
外周には防水シートを施工し終えているため、雨などを気にすることなく、工事が進められます。
写真は床の下地となる大引・根太を設置している模様です。
水平に設置されるよう、高さ調整を丁寧に行いながらの作業です。
最近では根太を設置せず、大引きを90cm前後の格子状に設置して、その上に30mm程度の合板を乗せる工法が増えているようです。
この工法は施工費を安く抑えられる反面、基礎や土台の高さの違いがそのまま床に出てしまったり、厚い合板も格子状に組まれた大引の中央部分では、弛みが生じたりするため、問題も多いと考えていますので当社では現在採用はしていません。
安く造ることも大切なことですが、丁寧に造ることも大事だと思います。
大引+根太方式は手間はかかりますが、ひとつひとつ確実に施工することで、安定した下地をめざしています。(^_^)
今回の大引きは杉でそれを支える束は金属製です。根太は桧を採用しています。
この構成はシロアリの食害や腐朽菌による腐食等に強い仕様です。(^O^)
※床束・・・ゆかづか。
床を支える大引(下記解説有)を支えるために、床下コンクリートなどとの間に設置されるを支える足的な部材。 以前は木製が多かったが最近では金属やプラスチック製が増えてきている。
※大引・・・おおびき。
床を支える主となる部材で断面は約9cm角程度。通常は90cm~1m間隔に設置する。
※根太・・・ねだ。
大引きの上に設置して床板の下地になる部材。通常は断面が45mm角程度の物で、30cm~45cm程度の間隔で設置される。
根太の施工が終わり、床の断熱材の施工です。
グラスウール製の断熱材を、根太の間に隙間の無いよう、丁寧に入れていきます。
グラスウールはさわると少しチクチクするので、実は少し不快な作業です。(-_-;)
当社ではグラスウールの密度32k、厚さ42mm品を標準採用しています。
これは国の新省エネ基準(レベルで言うと中程度)を満たす仕様です。
この上の基準として、次世代省エネ基準があります。
断熱材の施工を終えると、下地合板を施工します。合板系のフローリングを施工する際には下地に合板を施工します。
下地合板が施工されると、足元が安定するので、ここからの作業が楽になります。
雨が降らず、工事が中断することが無いので、助かっています。
次は外壁の下地やアルミサッシの取付に進んでいく予定です。
加瀬工務店 T.K
遅ればせながら本日より2009年の業務を開始いたしました。
新しい年の仕事始めと言うことで、近所にある建築の神(工匠の祖神)を祀る莫越山神社(沓見)に行ってきました。
地元では、やわたんまっち(館山・鶴谷八幡宮例大祭)に御輿が出ることで知られているな神社です。
この神社は地元よりも東京などの遠方の建築業界の方々に信心されているようです。
実は莫越山神社、同名の物が宮下地区にもあり、同様に工匠の祖神を祀る神社が祀られています。
宮下地区の方が元だという話しもありますが、調べると沓見の方が起源が早いようです。真相は私にはわかりません。(-_-;)
1000~2000年以上も前の話ですから、判断は難しいですよね。(*_*)
午後から作業場の片付けなどをしていると、地元で家屋火災があり、消防団として出動(@_@) 火事はけが人などがいないようで一安心。
帰宅したのは17時半をまわり、地域活動をしたとは言え、何も出来ない午後でした。
今日は親方の誕生日ですので、夕食後にケーキを食べてお祝いです。
我が家では、家族の誕生日にはみんなでケーキを食べます。
今回のケーキは、国分のウルーグーさんで購入しました。
甘過ぎず美味しかったですよ。
お酒の弱い親方は甘い物が大好きで、嬉しそうにケーキを食べていました。
建築屋の親方は酒が強いという定説は、家の親方には全く当てはまりません。
(^O^)
ちなみに私、お酒は弱いですが親方よりは強いです(←低レベルな争い)で、親方同様甘い物大好きです。
お酒よりも甘い物の差し入れ、大歓迎ですよ。\(^_^)/
加瀬工務店 T.K
お正月
皆様は今年のお正月、どのように過ごしましたか?(過ごしていますか?)
お仕事だった方、お疲れ様です。 ゆったり休んだ方、年度末に向けての充電、バッチリ出来ましたか? 寝疲れしていませんか?(>_<)
我が家では今年も親戚や家族が帰省し、賑やかなお正月でした。(^o^)
そして今年も我が家では、母が手作りのおせち料理が食卓を彩ります。
おせち料理は本当は年迎えの膳として大晦日に食べたものなのだとか。
写真は1人前にお皿に盛った物です。写真の左上から、
伊達巻・紅白かまぼこ吹寄玉子赤大根の甘酢漬・叉焼・昆布巻・田作(ごまめ)二種・煮豆二種・蜜柑ゼリーなどです。
これに栗きんとんとお雑煮でわがやのおせち料理です。
昨年の記事を見ていただければわかりますが、ほとんど同じ物です。しかし、毎年恒例の手作りおせちなので、このおせ
ちを食べるとお正月だなぁと思う人もいたりします。(^o^)
変わらなくても良い物もありますよね。
元旦はゆったりした日でしたが、2日目からは親戚まわりをしたり、妻の実家に遊びに行ったり、友人と毎年恒例の新年会(集まって遊ぶだけですが)をしたりとバタバタ過ごし、5日の今日はやっと落ち着きを取り戻しました。
とは言っても夜消防団の集まりがあります。(^_^;)
会社は明日までお休みを頂いていますが、私は少し事務仕事を始めています。
改めまして、本年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
加瀬工務店 T・K
2009年が幕を開けました。
本年は建築業界にとってひとつの節目と
なる、住宅瑕疵担保履行法の施行や、
建築確認申請の大幅な変更など、お施
主様にも関係の深い建築基準法の大規
模な改正・施行が行われます。
本年もより良い物をお客様に提供すべく、
頑張って行きたいと思います。
皆様にとって本年が良い年になりますよう、
お祈り申し上げます。
本年も加瀬工務店をどうぞよろしくお願い
申し上げます。
加瀬工務店 T.K