入母屋の家の現場では、地盤改良工事を行い
ました。
敷地の地盤面下の約1mの所には、岩盤がある
ので、比較的良好な状況なのですが、岩盤の上
に乗っている土が、柔らかめであったため、安全
とは言い切れず、改良工事の施工となりました。
今回の工事は柱状改良法で、電柱などを掘る機
械に付いているドリルの、大型版のような掘削機
で、岩盤にあたるまで掘り進み、その掘削土と固
化剤を混ぜて固める事で、岩盤(支持層)と地盤
面をつなぐ固い柱を作り、その上に家を乗せて安
定した状態を造る方法です。
背の高い柱を備えた重機を見て、近所の方々は
少し驚いたような顔をしながら見ていました。
確かに、見慣れない人は何をしているんだろうと
いう思いを抱きますよね。
こんな重機を見たら、「あっ!地盤改良してる!」
と思って下さいね。(^o^)
加瀬工務店 T.K
入母屋の家の浄化槽の設置を行いました。
当社では、浄化槽設備士の資格を持っているた
め、基本的に浄化槽は自社施工です。
現在は、便所の他に生活排水をすべて処理する
合併浄化槽か、汲み取り式便所しか許可されて
いませんので、便所単独の浄化槽の設置は出来
ません。
工事の大まかな進行は、まず位置や高さを決め
ます。 位置や高さが決まったらバックフォーなど
で穴を掘削します。(写真①)
この穴の深さは通常の場合、浅い場合で1.7m前
後、深い場合では2.0m前後です。
砂地や軟らかい地盤などでは、まわりが崩れやす
く、大変な思いをする場合もあります。(>_<)
水がたくさん出てきたときにはもう・・・(@_@)
穴を掘り終わったら、浄化槽の重みを支え、傾き
などを抑えるための、基礎(土台)を作ります。
基礎は鉄筋コンクリート製で、割ぐりを設置し、型
枠を組み、鉄筋を配筋して、生コンクリートを流し
込み、養生します。(写真②)
基礎が完成したら浄化槽設置です。今回は7人
槽なので、約1.0m×2.7m×1.6mほどあります。
(写真③) ちなみに5人槽は、長さが2m前後で
済みます。
設置をしたら、水平を確認して浄化槽内に、水を
溜めます。 水を溜め終わったら、まわりに埋め
戻しの砂を入れて、水締めをして掘削した穴を、
あとで沈下しないように、きちんと埋め戻しします。
(写真④) 水をきちんと溜めてから埋め戻さない
と、浄化槽が浮き上がってしまう可能性があった
り、きちんと埋め戻さないと、天端のコンクリートを
打った後に、埋め戻し部分が沈下してしまうなど
の、事態が起こり大変な事態になるんです。(-_-)
埋め戻しを完了したら、大半の工事は終わりです。
(写真⑤)
あとは、配管を完了したら、上部に、保護コンクリ
ート等を施工すれば、完成です。
環境破壊を少なくできる合併浄化槽ですが、まだ
まだ普及率は高くありません。
単独浄化槽の住宅等で、処理していない家庭の
雑排水は、洗剤や油分等で、川や海などを確実
に汚します。 とらえ方によっては、環境汚染の
度合いは、便所よりも高いと言われています。
お金がかかる事ですので大変ですが、環境保護
を考えれば、既存住宅でも合併浄化槽の転換を
お勧めします。 m(_ _)m
いまなら、転換には優遇措置もありますよ (^o^)
加瀬工務店 T.K
今年長男が誕生し、初節句の我が家では、本日
鯉のぼりを上げました。
朝から穴を掘り、竿を固定する親柱を1mほど地
中に埋めて建てます。(写真①)
竿の根本を固定し、矢車や鯉を上げるロープなど
をを取り付けて、控え綱やハシゴなどを駆使しな
がら柱を立ててゆきます。 今回はフォークリフト
も使いました。(写真②)
今回使った竿は、作業場にしまってあった、私が
三十数年前に、初節句した時に使った物です。
これもリサイクルかな?(^o^)
北風の今日は、北に山がある我が家で、うまく上
がるかと思いましたが、風がうまく巻き込まれて、
快晴の空を、吹き流しと、真鯉、緋鯉、子鯉が、
綺麗に泳いでくれました。(写真③)
以前は、4月頃になるとあちらこちらで、鯉のぼり
が泳いでいる姿が見かけられましたが、最近では
あまり見かけることが出来ません。
過疎化や小子化、節句の簡略化が進んでいるん
でしょうね。 季節の風物詩が減って寂しい気もし
ます。
我が家の鯉のぼりが、通りかかる人に風物詩を、
感じていただける物になっていただければ、嬉し
いと思います。
加瀬工務店 T.K