加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

環境共生型汚水浄化設備 2403①

2024-03-08 | 現場日誌

 環境共生型汚水処理設備の工事が始まりました。

 12月上旬に工事をしたばかりですが、再び施工する機会をいただきました。

今回の御施主様の現在の環境は、生活排水の放流先が無く敷地内浸透処理。

放流先が無いのでトイレはもちろん汲み取り式です。

 今回の御施主様は環境保全に熱心な方で、様々なトイレを探し続けてこの方式

に出会われました。 浄化槽と同じように使えて環境負荷が低いこのシステムに

出会えた事は奇跡です。とおっしゃっていました。

 

前回同様3人槽の工事となります。

まずは設置場所の位置出し。

3人槽とは言え装置が比較的大型となるため、設置予定場所に生えていた木を

事前にお施主が伐採してくれました。

今回は敷地に余裕があるため、重機で全体を掘削。

砂地なので崩れないか心配でしたが、なんとか崩れずに掘削できました。

続いて掘削した穴に、消化槽(本体)を据え付け。この消化槽が重量物なので、

少々気を遣います。

据え付けた後は、本体や周囲の補足工事をして、消化槽の周りを特殊な濾材で

埋め戻していきます。 今回は御施主様の御希望で、ところどころ施工に参加

されました。 

この日の夜は雨予報で、予報通り雨が降りました。壁の崩壊も心配しましたが、

最小限にとどまっていてひと安心。 施工に影響が無く助かりました。

雨上がりのこの日、崩れた少々の砂を除去してから、消化槽の上に濾床を設置。

網で覆い埋め戻しの準備完了です。

濾床を包み込むように掘削した穴がほぼ埋まるところまで特殊濾材で埋め戻し。

残りは消化槽の流入・流出配管を施工していきます。

残工事は御施主様の予定と、あまり良くない来週のお天気と相談しながら進めて

いく予定です。

 

♯浄化槽
♯環境に優しい
♯放流先が無い
♯エコロン

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手摺工事

2021-12-28 | 現場日誌

年末最後といえる仕事は手すりの設置工事。

御高齢になって少し歩行に難が見え始めた御両親のために、

玄関・廊下・水回りに手すり設置の依頼をいただいていたので、

年内最後の工事で行いました。

段差のある玄関には上り下りを補助する手すりを。

廊下には歩行を補助する手すりを。

トイレには立ち座りを補助する手すりを。

今回は少し狭いトイレなので、使用する方と打合せをして

衛生機器の前方に設置しました。

洗面脱衣室には、歩行を補助する手すりと、着替えと浴室への

出入りの補助する手すりを設置。手すりを設置した位置に元々

あったタオルハンガーは上方へ移設しました。

重要な浴室内は、出入り補助用の手すり、洗い場の立ち座りの

補助用手すり、浴槽出入り用手すりを設置しました。

これで少し辛くなってきた室内歩行が楽になっていただけると思います。

これで本年の主要な仕事は終了です。

明日は細かい仕事をいくつかこなして仕事仕舞いの予定です。

本年もお世話になりました。

良い年越しをおすごしください。

 

ひとつひとつ、ていねいに。

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環境共生型汚水処理設備工事 2111 配管編

2021-11-06 | 現場日誌

先週の浄化槽設置に引き続き、今週は配管切替作業を進めました。

既存の配管とほぼ並行するように配管。 旧配管の近くを配管したので旧配管も

各所の排水を新配管に切替ながら順次撤去。 

ガス配管を上手く交わしながら施工ができ一安心 (^^;)

既存配管を生かしながらの施工でしたので、やりくりに苦労しましたがなんとか

上手く施工を終えて配管完了です。

浄化槽部分も綺麗に整地しました。

真ん中の白い部分は点検口です。

内部はトイレの床や壁紙も貼り替える改修を実施。

既存は汲み取り便槽用の簡易水洗便器が付いています。

床に汚れに強い塩ビシートを貼り、壁紙を張替え。

便器を水洗便器に換えて工事終了です。

今回はお施主様の希望で、パナソニック製の便器です。

本体が樹脂でできていますので、軽くて施工しやすかったですね。

従来の陶器製便器では起こらない経年変化による樹脂の黄ばみや、ターントラップ

(排水部材)の故障等が気になりますが、お施主様にはその可能性を説明した上での

採用です。

弊社では、私達の考えられる範囲の事で将来起こりえる可能性がある重要な事に

ついては、なるべくお伝えするようにしています。そうすることで事前に対策でき

たり、事前に知っていれば対応もしやすくなると考えているからです。

 

おおよそ2週間弱のちょっと遠出工事でしたが、久しぶりの再会や工事の見学者

などもあり楽しく工事させていただきました。

御施主様、いろいろお世話になりました。m(_ _)m

 

♯トイレリフォーム ♯浄化槽 ♯放流先が無い ♯エコロン

 

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環境共生型汚水浄化設備工事 2111 浄化槽編

2021-10-30 | 現場日誌

今年の5月に9年ぶりに施工した 既存の合併浄化槽や下水処場よりも環境に

やさしい汚水処理設備。

今回は半年ほどで弊社3基目の施工お手伝いをする機会をいたけました。

今回の施工場所は勝浦。片道約1時間半弱の場所への出張工事。

勝浦の森の中にあるお宅の裏が施工場所です。

現在汚水(便所)は汲み取り式、雑排水(台所や浴室など)は浸透升地面に浸透させ

ている状況です。

建物のすぐ裏に広い場所がある理想的な状態です。

お施主様も所々参加しながらの工事を進めます。

まずは掘削から。

前回は砂で崩壊を気にしながらの施工でしたが、今回は赤土で上に表層部に細い

が張り巡らせられていたので、崩壊はしにくく安心でしたが、根を切る作業に

少々手がかかりました。掘削を終えたら貯水槽を据え付けていきます。

今回は4人槽のため前回より少し長め。

貯水槽に付属部材や配管等を行った後に特殊培養土で埋め戻して、表土を被せ

貯水槽の設置は終了です。

この後、既存便槽を廃止したり配管作業を行い排水切替をしていきます。


♯トイレリフォーム ♯浄化槽 ♯放流先が無い ♯エコロン

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館山市・倉庫改修工事

2021-07-22 | 現場日誌

倉庫改修の現場では、外壁の下地になる柱や間柱の下地工事を

終え、増築部分の土間コンクリートを施工しました。

暑い中の施工でなかなかハードでしたが、何とか施工完了。

この時期の生コン打設は体にすごい負担がかかります。

 

散水養生などをしながら乾かして完成です。

この後は外壁を施工していきます。

 

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館山市・倉庫改修工事

2021-07-11 | 現場日誌

老朽化が進行して傷んでいた倉庫を直す工事を始めました。

駐車や作業ができるスペースを増築するため屋根を葺き降ろし

ます。

 増築部分は構造が見えますので、大きめの垂木を使用して部材

数を減らし、見た目をすっりさせています。

 

 軒先周りの木部(破風・登り・鼻隠し・広小舞)は、風雨や

雨樋からの水跳ねで濡れやすい部分です。一般的な木材で造っ

てしまう白太(木の白い部分)部分が有り、耐久性が落ちます

ので、弊社では腐りに強い赤身材(木の赤い部分で腐りに強い)

を採用しています。この部分は私の父が強いこだわりを持っ

いて、しっかり造らなければダメだぞと教えられた部分です。

 低コスト物件などでは登りや広小舞などを省略して、野地板

(合板)を伸ばして納めてしまうケースもあるようですが、

これをやってしまうと合板が濡れて腐食し最悪なことに・・・。 

見えにくいですが大切な部分ですので、長持ちさせるためにしっ

かりした仕で造らせていただいています。

 

 増築部分の屋根を下から見た写真です。野地板を見せる構造で

すが、ここに合板の野地板を見せてしまうと、水濡れで劣化が早

まりますので、下側に杉の無垢板を貼りました。これで長期間安

定した状態を保つことができます。

 

増築部分を上から見た写真です。屋根面の剛性を向上させるため

この板の上に合板を貼り重ねています。

 

 倉庫部分では野地板を垂木の上に貼り、屋根面剛性を確保。

その上に金属屋根の雨当たり音の低減や熱の伝導を低減するため、

木質繊維板を施工しました。

 

 最後に防水シートを施工して屋根下地終了です。敷いたのは従来の

アスファルトルーフィングよりも性能が向上しているゴムアスファル

トルーフィングです。

あとは板金工事をすれば屋根工事は完了です。

 

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環境共生型汚水処理設備工事 2106

2021-06-03 | 現場日誌

 住宅の汚水処理設備と言えば、合併浄化槽と思う方が南房総地域ではほとんど

だと思います。

 実際に下水道が整備されている館山市の一部以外では、新築住宅にはほぼ合併

浄化槽が備えられています。

 合併浄化槽は公共下水道などの大規模な設備を必要とせず、個別に汚水を処理

して放流できる人口密度の低い地域に適していると言われる排水処理設備です。

 

 今回紹介するのは従来の浄化槽と違い、電力や薬品を必要とせず、微生物の力

排せつ物を資源として分解し大地に還す排水浄化循環装置で、臭いもほとんど

無いという、浄化槽や下水処理場よりもさらに環境にやさしい汚水処理設備です。

 初めて施工したのは9年ほど前。その仕組みを説明された時には 半信半疑いや、

一信九疑くらいの感じで受け止めていましたが、施主さんの強い要望でがあり、

施工協力をさせていただ機会をいただきました。

そして何の問題もなく稼働する姿を自身の目で確認してからは、素晴らしい仕組

だと思っています。

 

 今回、環境問題に関心のあるお施主様との出会いがあり、9年ぶりに施工する

機会をいただき、工事をしましたので、その工事の模様をレポートいたします。

浄化槽同様地面を掘削していきます。

合併浄化槽よりもかなり広いスペースを必要とするため、狭小敷地で設置は難しい

のが欠点でしょうか。

 

汚水を分解する槽を設置し、微生物の力を活用する特殊な部材を設置、その周り

特殊培養土で囲います。

すべての施工を終えて埋め戻しをすると、大小いくつかの点検口のみが地上に

露出します。 注意点としては設置した部分の地表にはコンクリートを打ったり、

建物などは建てられず車なども入れません。日常の通路としての利用は好ましく

ありませんが、軽度に人が歩いたりすることなどはできます。

水回りの改修や排水排管等の関係ですぐには稼働しませんが、今後設備改修をし、

排水管を接続して稼働をする予定です。

 

いろいろな条件や制約もあるこの排水処理システムですが、既存の汚水処理設備

に比べて環境にやさしく、浄化槽にある硫化臭や汚水臭も基本的にはありません。 

ブロア等の電気設備を使わず、薬剤投入もないため維持管理が容易なので、ランニ

ングコストは超低コスト。排水が無い敷地でも設置できます。

また、いつ使い始めても、いつ停止しても、またいつ再開してもOK。というメリ

ットが多数あります。

 

気になる方はお問い合わせください。


♯浄化槽
♯放流先がいらない
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仕事始め

2021-01-09 | 現場日誌

今年も仕事が始まっていると思いますが、体は慣れてきましたか?

私は5日くらいからゆるりと事務作業等を始めていていました。

新年の仕事を始める際には恒例の地元にある 建築の神様 莫越山神社 へ。

参拝が諸事情から8日になってしまったらなんと明け方に降雪が・・・

なかなかレアな風景になりました。

檀家のお寺と氏子の神社以外では、仕事でこの神社へ初詣をします。

仕事始めは、年末片付けができなかったので、材料出しを兼ねて作業場の

片付けなどからゆるりと始めています。

直接的な仕事は連休明けからの予定です。

 

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物置屋根修理工事

2020-12-29 | 現場日誌

2020年もあと半月を切って慌ただしい中、職方さん達を頼むと

調整が大変なのですが、ほぼ自社で完結できるので思い切って物置の

屋根修理をやってしまうことしました。

直したのは昨年の台風15号被害にあった倉庫。

屋根はアスベストを含むスレート屋根。

近隣からの飛来物などに寄り屋根が破損してしまっていたため、

直後にシート養生され、住宅ではないので心苦しいかったのですが、

そのままの状態でお待ちいただいていました。

小規模なので自社で足場をかけ、解体し、下地を施工し、仕上げを

しました。

屋根はカラーガルバリウム鋼板の波板に。

波板をそのまま貼るとコストは安く上がりますが、裏面が結露して

水が垂れたり、また台風に襲われると下から煽られる可能性もある

ので、少しでもその可能性を減らすために、野地を施工し結露水な

ど抜けやすい構造にして対策をしました。 

下地は台風対策の強化を目的に、垂木には風による煽られ止め用の

ビスを打ったり、小屋組みにはの金物施工を施工しています。

台風で飛ばされたたり壊された雨樋も修理。

また襲われることがないことを祈ります。

 

ほんの少しの仕事が残りましたのでそこは来年に施工します。

最終日に解体した足場をしまったら夕方になってしまい、作業場など

の片づけを全くできず2020年の仕事は終了。

昨年末よりは遥かに慌ただしくありませんが、やっぱり年末は慌ただ

しかったです。

本年もお世話になりました。

皆さま、良いお年をお迎えください。

 

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サンルームの屋根交換

2020-12-25 | 現場日誌

年末もかなり押し迫ってきましたが、まだ大風の修理を中心に動いています。

サンルームの屋根が上から落ちてきた瓦で下に押されて外れてしまったお宅

です。

これが被災後の写真です。屋根パネルが外れたのでシートで養生。

その後、とりあえず屋根パネルを一度外して仮に付け直してしのいで

いましたが、新しいパネルに交換する段取りができたので交換を。

古いタイプなので、パネルが薄く頼りない感じ。

しかしさすが新しいパネル、擦れも無いので空がくっきり見えます。

上から見た状態も鏡のようにピッカピカ。

大変長らくお待たせいたしました。

m(_ _)m

 

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