今年は台風が少なくまた、関東直撃もないため少し安心しています。
このまま台風が来ないと良いのですが・・・
茅葺き屋根改修の現場では屋根工事が終わり、壁工事を施工しています。
茅葺きの寄せ棟屋根を、金属板の切妻屋根に替えたため両脇に妻壁と言われる
壁ができます。そこに屋根と同じカラーガルバリウム鋼板の波板を施工します。
妻壁についている辷り出し窓は、屋根裏の換気をするためのものです。
窓をつけたいとの要望がありましたので、弊社の倉庫に眠っていた辷り出し窓を
御案内したところ、これで良いです!とのお返事をいただきましたので、
数年目にして取り付けとなりました。
外気がある程度侵入する屋根裏空間ですので、断熱はあまり必要がないのですが
在庫ということで複層ガラス仕様 (笑)
この地域で一番多く採用されているであろう、アルミ枠+複層ガラスの窓ですが、
現在弊社ではこのタイプの断熱性能の高くない窓は積極採用していませんので、
出番が少なく、倉庫で眠っていましたので、日の目を見て良かったです。
外壁材を貼り終わるとこんな感じ。
綺麗に見えませんか?
肉眼で見ると釘は目立ちますが、そこを気にしなければ軽量・高耐久・低価格
かつ、廃棄時には資源になるというもの。
欠点は、打った釘がはっきりわかること、窓まわりなどの処理が複雑なこと、
防火関係の規制がかかる地域では下地の制限を受けたりする、などでしょうか。
館山市内全域や鴨川市の市街地、南房総市のR127・R128沿いの地域では、
下地の制限を受けますので、残念ながら低価格ではなくなります。
軒天は耐久性を重視して、杉の相ジャクリ板を無塗装で採用。
雨漏りさせなければ、30年、40年くらいはノーメンテで充分持ちこたえます。
これお勧めです。
あとは細かい部分を処理して工事完了となります。
千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com/