加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

茅葺き屋根改修工事 壁工事完了

2020-08-29 | 現場日誌

今年は台風が少なくまた、関東直撃もないため少し安心しています。

このまま台風が来ないと良いのですが・・・

茅葺き屋根改修の現場では屋根工事が終わり、壁工事を施工しています。

茅葺きの寄せ棟屋根を、金属板の切妻屋根に替えたため両脇に妻壁と言われる

壁ができます。そこに屋根と同じカラーガルバリウム鋼板の波板を施工します。

妻壁についている辷り出し窓は、屋根裏の換気をするためのものです。

窓をつけたいとの要望がありましたので、弊社の倉庫に眠っていた辷り出し窓を

御案内したところ、これで良いです!とのお返事をいただきましたので、

数年目にして取り付けとなりました。

外気がある程度侵入する屋根裏空間ですので、断熱はあまり必要がないのですが

在庫ということで複層ガラス仕様 (笑)

この地域で一番多く採用されているであろう、アルミ枠+複層ガラスの窓ですが、

現在弊社ではこのタイプの断熱性能の高くない窓は積極採用していませんので、

出番が少なく、倉庫で眠っていましたので、日の目を見て良かったです。

外壁材を貼り終わるとこんな感じ。

綺麗に見えませんか?

肉眼で見ると釘は目立ちますが、そこを気にしなければ軽量・高耐久・低価格

かつ、廃棄時には資源になるというもの。

欠点は、打った釘がはっきりわかること、窓まわりなどの処理が複雑なこと、

防火関係の規制がかかる地域では下地の制限を受けたりする、などでしょうか。

館山市内全域や鴨川市の市街地、南房総市のR127・R128沿いの地域では、

下地の制限を受けますので、残念ながら低価格ではなくなります。

 

軒天は耐久性を重視して、杉の相ジャクリ板を無塗装で採用。

雨漏りさせなければ、30年、40年くらいはノーメンテで充分持ちこたえます。

これお勧めです。

あとは細かい部分を処理して工事完了となります。

 

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茅葺き屋根改修工事 屋根仕上完了

2020-08-25 | 現場日誌

お盆休みも終わり、暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

暑さに負けず現場仕事頑張っています。

茅葺き屋根の改修工事の現場では屋根の最終工程を行いました。

仕上げはガルバリウム鋼板波板葺き。

シンプルで耐久性や雨仕舞いも良く、コストも比較的安い仕上げ材です。

お施主さんはそんなところが気に入ってお選びになりました。

今回はサビなどの心配が少なくて済むように、長さ方向に長尺物を使った

1枚仕上げで継手がないようにしました。

大きなトラックで配達してもらったのは良いのですが、屋根の上に上げるのが

大変で・・・

おまけのこの暑さでは持つのも一苦労。

ということで、夕方日が落ちてきたタイミングで荷上げをすることにしました。

今回はお施主様も手伝っていただいてなんとか荷揚げ完了。

翌朝から貼ること片面26枚。

それが終わってもう片面を26枚。

なんとか52枚を貼り終え、棟笠木やけらば(屋根の脇の部分)に役物を取り付けて、

屋根工事が完了しました。

こう見ると波板でも綺麗だと思いませんか?

ポツポツ見える釘も下から見るとわりと見えにくいです。

色もいろいろ選べるので、昔のような安っぽさもありません。

実際現場を訪れた方が、

「きれいに仕上がったじゃない。波板がこんなに綺麗だなんて思わなかった。

波板をなめてたわ~っ。」とおっしゃっていました。

屋根が終わり、残すは屋根に絡む壁を施工すれば工事完了です。

 

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茅葺き屋根改修工事 屋根下地完了

2020-08-12 | 現場日誌

梅雨明けから半月弱、未だに南房総の東部地区では雨が降って

いません。

連日強い日差しが照りつけていますが、幸いにも風がある日が

多いのでなんとかかんとか屋根仕事をがんばっています。

弊社では明日からお盆休みをいただきます。

その前になんとか屋根の下地を完了することができました。

垂木と軒天施工の模様です。

垂木は継がずに長尺物(既製より長いもの)で施工しました。

長尺物でやったほうが継手がなく強くなります。

そして野地板を貼り、防水シートを施工。

その上に鋼板波板が結露することがあるので、水抜き用の桟を打ち、

波板の釘を打つ野縁を施工しました。

水抜きの桟には万が一水が入った際に抜けやすくする役割もあります。

最近では今までの常識ではなかなかありえなかった大量の雨が降る

ようになってきているので、波板の高さを超える水が流れることも

あると思います。

そうなると重ねから毛細管現象で水が回る可能性もありますので、

万が一のための対策として施工しています。

これでもう雨対策のシート養生はほぼいらなくなります。

お盆休み明けから屋根の仕上げ材を施工します。

 

お盆にお休みの皆様、良いお休みを。

お仕事の皆様、暑さにお気をつけください。

 

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茅葺き屋根改修工事 茅降ろし完了

2020-08-05 | 現場日誌

無事に梅雨が明けたとたん暑い日々が。

暑さに負けていませんか?

 

梅雨が明け、先月とは違い雨に邪魔されることなく仕事を進めることが

できています。

梅雨の雨で大幅に遅れていた茅降ろしも無事に終わり、小屋組みを解体し、

新しい小屋組みを施工しています。

茅葺き屋根の特徴である急勾配から、メンテナンスしやすいゆるい勾配の

屋根に変えることになります。 

今までの屋根が急勾配だったので、一般的な4寸勾配だと低く感じてしまう

のではないかと思い、少し強い4.5寸勾配にしました。

5寸になるとさらにかっこいいのですが、勾配がはやく屋根のメンテナンスが

しにくくなりますので少しだけ強くするにとどめました。

新しい小屋束を建てた母屋と、古い小屋束を生かした母屋を設置。

このあと垂木を並べて軒先周りの部材を取り付けなどのを施工していきます。

やっと先が見えてきました。

暑さに負けず引き続き頑張ります!

 

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