宮下奈都さんの小説、
「太陽のパスタ、豆のスープ」を読んだ。
結婚式直前に婚約を解消された主人公が
自分を見つめ直し、元気になっていく話。

自分らしくいていいのだと、
読んでいる自分も元気になる話である。
瀬尾まいこさん、伊吹有喜さん、
穂高明さんなどに通ずる作品であった。
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はっきりしたものが見えているときは
気づかない。
はっきりしているように見えるときこそ
疑ったほうがいい。
自分がひとりではなんにもできないこと、
いろんな人がそれを支えていてくれたこと、
遅ればせながら気がついた。
好きなようにしていいのだ。
自分のしたいことをしていればいい。
だんだん気が楽になっていく。
毎日のごはんがあなたを助ける。
抽象的だから動けなくなる。
明確な項目を挙げなければ、
迷走するばかりだ。
細分化して具体的な項目にする。
それを片っ端から片づけていく。
自分探しなんかするつもりはない。
自分を探したって始まらない。
私には何もないんだから。
探すんじゃなくて、新しく付け加えるのだ。
そうして、なりたい自分になる。
まず自分のことをかわいく、
いとおしく思えなかったら、
まわりの人をいとおしく感じることも
できないんじゃないかしら。
まずはあなたがいちばんにあなたのことを
信じてあげるのよ。
準備のないところにとつぜん天啓は
来ないだろうし、来ても受けとめられないし。
天啓は来なくても、ひらめきがなくても、
じわじわわかっていけばいいんだよ。
会社の仕事って、誰かが休めば
誰かが代わりにやる、それが基本でしょう。
多少、速い遅い、上手下手はあるでしょうけど、
その人しかできない仕事なんてあっちゃいけないのよ。
その人にいてほしいのは特別な仕事ができるからって
いうだけじゃないと思うのよ。
(あとは本作をご覧あれ)
あなたはいつもどんな仕事でも文句を言わず
こつこつと仕上げてきたから。
ささやかなことを活かせるかどうか、
気づかずにやり過ごしてしまうかどうかは
私自身にかかっている。
紙と鉛筆は辛抱強い。
私が選ぶもので私は作られる。
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今日のおまけ。
急に寒くなり、たぁたんも冬ごもり。

暖かい?

くるくる。

風邪をひかないようにしないとね。
おしまい。