台風が上陸し、熱帯低気圧に変わった後位から涼しい風も吹くようになり、だんだんと秋らしくなってきました。
やっとエアコンをかけずに模型作りが出来るようになり、助かっています。
というのも、汚し塗装など筆塗りがメインになる工程では、塗料が乾燥するまでにある程度の湿度が必要で、エアコンをかけていると乾燥が速まってしまい、筆先のしっとりとした手ごたえがスポイルされてしまうのです。
この「しっとり感」は重要で、これが駆使できないと筆先が自分の思った通りの動きになってくれません。
さて今回のパンターFは、いつもよりチッピングの面積を抑え、よりリアルな雰囲気を模索しています。
なるべく車輛の上面に限定してチッピングを行います。パンターのように装甲板が斜めになっている場合は、あまり塗装が剥げるという事を想像できません。
人が「よっこらしょ」と足をかけたり、歩き回ったり、メンテでよく触れる様な部分にチッピングを施します。
チッピングで気を付ける事は、「流行ってるテクニックだから」とか、「みんなやってるから」とか、安易な理由で行わない事です。
チッピングをやればリアルな「感じ」にはなりますが、ある程度技量のあるモデラーが見れば、考えて施したチッピングなのか否か、すぐに判別が可能です。
やり過ぎるとくどくなってしまうので、「足りないかな」というところでやめます。
装甲が傾斜しているところは、あまりチッピングを施していません。
一番外側の転輪です。足回りは力が掛るところなので多少きつめのチッピングを行います。
フィギアも製作中。コードは極細ハンダ線で作製。ヘッドギアと咽頭マイクはエッチングパーツ。
国防軍か武装親衛隊のどちらにするかは未だ決めていません。