本日のなかじま●寒波の中にも春の気配♪

女社長のストレス解消、大好きなパーティがまさかの「お料理教室♪」に発展です。

格差社会の片隅で

2006年07月23日 | 私的時事・BZ
昨日の新聞記事に、痴呆の母親を長年めんどうみてきた息子が、痴呆が進み徘徊するようになり、そのために働けなくなり生活保護を申請したが断られて、思い余ってとうとう母親を殺害したという記事が載っていた。

このところの殺伐とした事件とは対角線上にあるような、なんとも心が痛む哀しい事件。
こんな飽食の時代に、食事も満足にとれない高齢の親子がいて、人間らしい優しさだけでは、社会の仕組みに追い詰められて生きていけなくなってしまう・・・という現実。

子どもだけでなく、高齢者の虐待が問題になったりもするが、今回はよく親の面倒を見ていたという証言も載せられていた。

中高年のリストラと再就職の難しさが社会問題になり、一方では投資やベンチャーで一攫千金を実現したという話。
生活には困っていなくて、介護の必要な親は施設に預けて、飽食にまみれている暮らしも一方にあって・・・・・
格差社会は確実に広がっていると思う。

それにしても近頃のTV、本当に面白くない。
そう思いませんか?
まともに見られるのは、映画くらいのものかもしれない。
あと、健闘してるのはニュースだけ?

というより、犯罪が人間の想像できる現実をはるかに超えて、むしろドラマじみているような、まるでB級映画のシナリオみたいで。
学校では教師の覗きや盗撮が横行してるし、しかも相手は小学生だったりする。
実の親による子殺し、通りすがりの狂気の殺意、アホなおねぇちゃんの裸を売るより低俗で節度の無いセックス暴露番組があふれているし・・・・

つまり、世の中非現実的な現実でいっぱいってこと。

湿気と冷房と体力不足でくたびれた心には、なんだか一層重く感じるニュース。
近頃の現実って、なんか言葉が見つからないけど、ほんとうに哀しくなる。
というか、そんな風に悲しんでいるふりをしているだけかも・・・客観性民主主義か・・・・

ぬるま湯のなかで、いつの間にか熱湯にまでなったことに気づかないカエルの私たち。
なんだか日本中が悪人を演じてみせているみたいな気がしてきた。
湿気と冷房と体力不足でくたびれた心には、なんだか一層重く感じるニュース。
近頃の現実って、なんか言葉が見つからないけど、ほんとうに悲しくなる。

成金の暮らしは、精神にも肉体にもよろしくない。
悪役もいいけど、平凡で慎ましやかな市民の役のほうが、ずっと渋いと思うけど、これにはそうとうな実力が求められる。

それでも、そろそろ、美しく生きることを考えよう。
そんなふうに思うのだけど・・・・・・・




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