ゆうべの夢は、なぜか嫌な感じでした。
同窓会の光景で始まりました。
旅館のようなお座敷のところで、長テーブルを二列に並べて、みんなでわいわいお酒を飲んでいました。
私も何かつまんで食べていたようです。
ふと、一列向こうのテーブルに目をやると、知らない男の人が座ってこちらを見ています。
はて、誰だったろうと思いよく見ると、小学校3年生くらいの男の子を連れて来ていました。
そしてその男の子は、人懐っこそうににこにこしながらこっちにやって来て私と手をつないだんです。
いつの間にか宴会は終わっていて、私はその男の子を連れて歩いていました。
男の子に家に帰るように言ったと思うのですが、男の子は離れません。
男の子は何も言わずにただニコニコしています。
それで私、気味が悪くなってしまって、その手を振りほどいて逃げ出したんです。
知らない街をぐるぐると走り回るんですけど、男の子のことは絶対に振りきれないんですね。
やがて、大きな湖みたいな池のほとりにやってくると、その周りを半周ほども走りました。
男の子は対岸に見えて、ああ、やっと引き離せたって思ったんです。
ところが、男の子は池をじゃぶじゃぶ泳いで直線でやってくるんです。
焦った私は、どちらに逃げようかと見まわしました。
すると、池を中心にして3時の方角に、あの同窓会でこの男の子を連れて来ていた知らない男の人が見えたんです。
私は、男の人に、あなたの子でしょう、連れて帰ってよ!って怒鳴りました。
でも、男の人はどこかへ走って逃げてしまったんです。
その時私は悟ったんですね。
ああ、あの人も誰かに男の子を押し付けられて逃げて来たんだって!
だから私に押し付けて、やっと逃げられるんだって。
私は、男の子が泳ぎ着く前にまた走り出しました。
間もなく、大きなホテルの前にやって来ました。
その中に飛び込んで、エレベーターではなく、何故かエスカレーターでどんどん上の階に上って行きました。
男の子は下の階に到着し、やっぱり上って来ました。
私の方は、やっと屋上にあがれました。
するとそこに、一組のカップルが仲良く話をしていました。
よし、この人たちに押し付けよう。
でもどこに隠れよう・・・
そう思ううちにも、男の子はどんどんこちらに上って来る気配がしています。
私は屋上から下をのぞきこもうとして・・・
・・・目が覚めました。
久し振りになぜか不気味な感じの逃げる夢でした。
最近疲れているせいかしら(笑)