この前の金曜日なんですけどね、遅番が終わって、19時半過ぎに帰宅したら、次女が無言で仏壇の前で立ちつくしてたんですね。
「どうしたの?」
って訊いたら、次女、下を指さして、
「水が出てる」
って言うんです。
見ると、仏壇の引き出しの表面を水がしたたり落ちて、畳との境にたまろうとしています。
瞬間で、私は全てを理解しました(汗)
ちょっと前に、エアコンが壊れた記事をアップしたときに、コメントで、エアコンの壁の中に這わせていたドレンが水漏れを起こしたお宅の、修理が大変だったお話をいただいていたからです。
仏壇の真上にエアコンが設置されているため、水の出どころはエアコンしかありません。
とっさに次女に、「エアコン止めた?」って聞くと、「止めたけど、さっきちょっと点けちゃったの」と言われました。
次女も、エアコンの排水であることが判っているようです。
でも、この水が、どこまで回ってきたものか、そこまでは判らないはずです。
急いでタオルで水を拭いて、仏壇の下の引き出しを開けようとしたら、木が膨らんでしまったのかびくともしないんです。
そのさらに下の、引き戸を開けて、上の板を触ってみたら、もうぶよぶよ。
引き出しの中に、どれだけの水が溜まってしまったものやら、見当もつきません。
水は間もなく止まって、棚だけが被害にあっているところかな、と見切りをつけて、急いで晩ごはんを作らなければなりませんから、台所に行きました。
夫は晩酌をしながら、エアコンから水漏れがあることは承知していたらしく、
「去年もちょっとおかしかったんだよな」
なんて呑気なことを言っています。
私は、最悪、仏壇と、壁を壊さないとならないかもと、暗澹たる気分で晩ごはんを作りました。
夫はどちらかというと、田んぼ周りの草刈りの段取りで頭がいっぱいらしく、私が何を言っても上の空。
これはもう、この前もエアコンとお風呂を修理してくれたFさんに相談するしかない。
というわけで、次の日、午前中にFさんの携帯に電話してみました。
この前修理に来てくれた時に、仕事の拠点を東京に移したと言っていたので、すぐには見てもらえないだろうと覚悟して電話してみたのですが、意外にもFさん、「実は今日、たまたまこっちに来てるんですよ」って言うんです。
それで、30分以内に行きますって言ってくれて、すぐに来てくれました。
確認した結果は、室外機から配水管が外れていて、天井を這わせているであろう管も、切れていることが考えられると。
縁の下まで水が垂れていて、水たまりが出来ていました。
父が建てた家なのですが、縁の下が土では湿気が上がってくるので嫌だと言って、コンクリートを厚く固めて基礎にしているので、下に浸み込むことがありません。
乾いてくれるのを待つだけです。
仏壇は家の中心にあるので、壊すことも出来ません。
Fさんの提案で、このエアコンは使わずにこのままにして、新たにエアコンをとなりに取り付けて、排水は、壁に穴をあけて、後ろの廊下の天井下からさらに後ろの部屋の押し入れの中を通して、外に出すと。
水は、自然乾燥を待つしかないって。
途中、草刈りに出ていた夫を呼び戻して、話を聞いてもらいました。
私は、最悪、壁を壊さないとならないかも、そうしたら何百万もかかるかも、なんて頭が痛いことを想像していたくらいでしたので、むしろ、そのくらいで済んでホッとしました。
通常の、エアコン設置よりも、ちょっとかかるくらいかな。
まだ具体的な 見積もりは出してもらっていないのですが、Fさん現在、お寺さんの天井を直す仕事が入っているようなので、それが終わる頃頼もうと思います。
新盆の期間でなくて、本当に良かったです。
今はお客さんが来ないので、扇風機で我慢しています。
エアコンが必要なほど暑い時は、台所か、それぞれの寝室に居ます。
Fさん、仏様も水が垂れて来ちゃって、驚いただろうね、なんて父のことは昔からよく知っているものですから、言ってくれましたけどね、この設計は当の父親ですから(笑)仕方ないってあの世で苦笑いしているでしょう。
仏壇の真上にエアコンって、設計ミスじゃないのかな。
もうちょっと、右にずらしておけばよかったのに。
震度7でも潰れないって言われている頑丈な家なのですが、こういう時に厄介です。
天井裏、カビないといいなあ・・・
それと、もう、8月も終わりなので、エアコン安くなってないかなあ。
次々とトラブル発生で、嫌になりますよ。
この家が建って二十数年。
いろいろ問題が出て来る時期なのかなあ。