色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

9 コニャックジェイ美術館 2015年

2015年10月04日 03時11分40秒 | 海外旅行・フランス
コニャックジェイ美術館




帰国後、有名ガイドブックの本のパリ2015年版
を見ると
カルナヴァレ博物館 7.5ユーロ
ドノン館(コニャックジェイ美術館)
無料(特別展のみ有料)
と書かれているので情報が逆のようだ。
行かれる方は一つの情報を信じずに幾つかの場所で情報収集しておくと良さそう



カルナヴァレ博物館から徒歩ですぐ。

外観は全く目立たずにわかりにくい感じ。おそらく日本人にもそんなに知られていないんじゃないかと思う。

ガイドブック、ルルブ、パリの歩き方では
ドノン館と表示されている。

が、わかりにくい建物に小さく表記されたのは
フランス語で
コニャックジェイ と書かれているので注意←そもそもココにくるマニアックな方は既に何かしらの予備知識を持ってる方と思われるので大丈夫そうだが念のため。



ここでもアジア人は自分以外いなかった。




こちらは有料。6€か7€くらいだった。

無料のカルナヴァレ博物館はみなさん、無料なのに最高に素敵な笑顔で優しかったが
有料のこちらは特に愛想はない。が、モノを投げつけてくるだとか、そういった事は無かったので
気にしていないが、わかりにくいだとか言って、とりあえず中がわかりにくかった。

こちらも貴族の古い家を美術館にしたのでアットホームな感じだが 
歩くたびにギシッギシ!! ミシミシっ!!!と床がきしむのだ。
私みたいな埃みたいに小さい小者でもこんなだ、巨大な体格の人なら床が抜けるんじゃないかとか思った。

中は狭く、なんだかよく分からないが団体さんがいらして先に進めない とか色々あった。
まず最初に見えたのは・・・
デュ・バリー夫人!!!この絵、ここにいらしたんですかー!!てっきりヴェルサイユ宮殿かと勝手に思い込んでいた
でも21年前に購入した本にはヴェルサイユ宮殿蔵となっていたから その後こちらに買い取られたのかも。


ティーセット




その部屋を見たら他、もう何もない様な気がして、もう一つの部屋は団体がふさぐ。

仕方がなく団体の跡にぴったりついて行ってみるもその先があるでもなく・・・
中国的な・・・



これ



こんな感じだった。
え・・・ここはこれだけ?6€なのに???と思い うろうろすると階段発見!しかし公開してる雰囲気も無く・・・
係り員のマダムに聞こうとするもマダムに話しかける人物一人・・・

この方、どうも少しおかしい感じだとずっと思っていたがその方がマダムに話しかけるんで、やはり少しおかしいようでマダム
ウンザリ不機嫌顔。もともと愛想が無いから余計に。

例の方が去ったので シカトされるの覚悟で
階段登っていいか聞くと 「ウィ」とかえって来た。マダムの気が変らないうちにさっさとGO!!

にゃーーーー!!!

髪形がはハイセンスすぎて私にはよくわからない



フランソワ・ブーシェの天使たち登場!!!子ヤギにお花やリボンをつけてお洒落させている


ブーシェは大好きなのだっ
階を上がるといよいよ私の好きな世界っ

美女たちの肖像画が


犬もいて可愛い



床の写真を撮る夫婦に気付き下を見るとカーペットが・・・



焼き物


燭台


とっても好みな置物たち



またまた凄い帽子の登場


麗しの美女たち






ルイ15世の娘

可愛いです。ベルばらではマリーアントワネット、ルイ16世のおば様方として
お年を召した姿で活躍。 デュ・バリー夫人を蛇かカエルの様に嫌ってらっしゃったおば様方の一人。

アルテミスに扮している?





とっても可愛らしいブーシェの作品がっ!!!
「音楽のレッスン」



こちらも花咲くような色彩の中の癒し系3点

アモルとプシュケがっ!!まさかこんな所でお目に描かれるとはっ!!!


こちらもブーシェ作のアルテミス

有名なブーシェのアルテミスの水浴びはルーヴル美術館ですが去年何度探しても見つけられませんでした。

コニャックジェイ美術館の当初の目的は マリーアントワネットの肖像画の付いた煙草入れ
結局発見でしず・・・

こんな燭台が部屋に欲しい・・・

ブーシェの娘




天蓋ベッド

グルーズの絵画が連なる
さすがにこれは熱心に写真を撮っている方も!




一通り満足して美術館を出ると ななんと!!ゲリラ豪雨のような土砂降り!!!
折りたたみ傘は持参しているが・・・まさにあのカルナヴァレ博物館の雨の女性の絵のみを写真に収めた
それを思い出す・・・

仕方がないので傘をさして目的のローアン大司教の邸宅の方へ行く。すぐ近くだが・・・
道も狭い、雨を気にして歩きも遅いし視界も悪い、男性にぶつかり相手「パルドン!!」と言ってるのに
自分は「ソーリー!!」言って誠意がない←そのらいはフランス語で言えよと内心思いつつも若干この状況に軽くパニックになっているようだった。
例の物件はあったが狭い道に日本人が三人もまとまっていたのでもうこの場から写真を撮るだけにした。



この近くに昨年から狙っていた
LA SHAMBRE AUX CONFITURES
ラ シャンブル・オ・コンフィチュール
小さい店構えで名前の通り、壁中にコンフィチュールの瓶が並べられ圧巻だった
ミュゼ・ド・コンフィチュールでもいいんじゃないか

大雨で濡れた傘を持って店内に入ると感じのイイ
チャーミングなお姉さんが来てくれて 傘は入口に立てかけておいていいと・・・。
何をお探しですか?と親切に色々聞いたりしてくれて
途中言葉がわからず、売り切れの物か取扱いしてないのか とりあえず無いらしいのだが
それが理解できなかったり

困った部分もあったが 優しい韓国人が助けてくれて無事購入!!

友達にと思っていたフランボワーズとシャンパンの物


しかしここを出ると すさまじい雨に 傘を蓑のようにしてザーーーーっと飛び出して行ったが・・・ふと止まると
方向が逆!また元の道を戻って行ったが

雨で傘を防ぐ、道が狭く車も人もいる、小学校が終わったらしく子供が沢山出てきた
水が跳ねる、コンフィチュールの袋やバックを濡れないようにとかばう・・・

そんなことに気を取られ 気が付くと景色が全く見たことも無い場所にいた!!

あれ・・????どういうルートで来たっけ???

なんと、雨を防ぎ水に気をとられるあまり景色を全く見ず、ひたすら歩いてきたらしいのだ。

なにか目印になる物はないか と周りを見るが全く知らない地。

どれだけ歩いたっけ、どっちの方角に来た・・・?
一度カルナヴァレ博物館に戻るようなルートで歩くつもりで出てきたのだが・・・もうとてもそんな気配はないしかなりの距離を歩いてる

とりあえずこのまま進んでみよう こちの方角と思って歩いたんだからどこか何か見えてくるだろうと・・・
とりあえずバスティーユの記念碑でも何かしら見えないかと そのままただまっすぐ、絶対道を曲がったりしないようにして直進していく・・・と
川に出た!

セーヌ川だ!!!
どうやら
ローアンの邸宅とコンフィチュールのお店の道
ヴィエイユ・タンプル通りをすぐブルジョワ通りに曲がるとカルナヴァレ博物館やヴォージュ広場なのだが
曲がらずにずっとまっすぐセーヌ川へひたすらまっすぐ歩いていたらしい。

サンルイ島へ直進コースを来ていたのだ。

それならそのまま橋を渡ればサンルイ島なのでベルティヨンのサロン・ド・テへ行こう!
念願のメルバを!!!と
サンルイ島に直進し サンルイ島はもうストリートビューなども去年見たっきりだったが
そうそう複雑な道順はなかったはずなので中心も大きな道路を歩きピローヌも通りベルティヨン発見!

しかし、普段は行列のテイクアウェイの場所も大雨で人は並んでおらず
逆に サロン・ド・テが雨宿りか人が沢山!
店の外で若いアジア人が数人、写真を撮っていて、彼女らは順番待ちの人かな?ならかなり待たされそうだと

もはやここまで来ておいて 大雨に先ほど迷ったことでの精神的負担も重なり、それに足の痛みがかなり来ている。
心身共にぐったりで今日はもう帰ろう!と思ってしまう。

再び歩き出すがここからオペラ座を抜けた先へ歩く事を思うと とてつもなくしんどい。
雨のせいで相当ペースダウンしており
歩きで人に抜かされるようなありさま。

なんか・・・もう、メトロ乗りたい・・・!

と思う。メトロ、何かいい駅は無いか・・・大きいと人も多くスリも沢山いる
乗り換えがあるのも怖いしまず切符も買ったことが無いので手間取りそう、人の少なそうな駅は・・・

と目の前にポンマリー駅が! お、これはホテル前の駅へ直結する路線だ!これに乗ってしまおう!ジャックジュナンは明日でもいいや!
と恐る恐るメトロの階段を下りて行く。

自販機を見つけ 購入しようとすると後ろから男性が来たので 無言の笑みでお先にどうぞとしめし、譲る。
自販機は英語もあり、何となく英語を押したが 結局カルネなどメトロの主要名所みたいなのはフランス語でしか覚えていない為結局、逆にわからなくなってしまい
フランス語で無事購入。

メトロは人が少なく流石にこれではスリも働けないだろうと 変な人はいなかったが
電車に乗ると 大きめの駅でギター持った人が乗ってきて歌いだした。
ヤバイ!金を要求するやつだな と絶対目を合わせないように顔を逸らす。

無事に目的地へ到着。外に出ると雨も上がっていた。
今すぐホテルに帰りたいが、ひどく喉が渇いていていまにも張り付きそうなくらいだ。

ピラミッドでお降りてモノプリに行けばよかった、いや、もうそれだけの体力も無い、しかしこのまま帰れない、飲むものが・・・なんて気づくとホテル通り過ぎてる!!!


で、目の前にお店があった。モノプリと感じが違うが飲料水が買えそうなので入る。
ここで水発見。炭酸と炭酸なしの見分け表示なんか覚えてこなかったがまあ、いいやと適当に選び、ジュースもリンゴに決め

レジに。レジは2人の男女が居て 男はアジア人ではないが愛想は無く、ラスプーチンみたいな男性だった。
女性は韓国人のよう。特に愛想がいいわけでもなく何も言わない、ニコリともしない。
 いや、外国で愛想の良さを求めるのが間違いなのだが そうは言われていても どこにいってもフランス人は爽やかに笑いかけて来る人がほとんどだったから

彼女からジュースと水を買うと礼も言わずにお店を出た。
水は炭酸だったが購入した林檎のジュースに入れると炭酸ジュースになって美味しい
あれ、林檎・・・これドイツ語?



購入したコンフィチュールの袋はやはり雨に濡れて豪快に破れていた。それでも気を付けて持っていたので中身が落ちることは無かったが
少し危なかった


今にも倒れ込んで寝たい気分だが ここから数日食べるものが無い 予定では初日到着したらモノプリに買い出しに行く予定だったがもう眠気に対抗できずで
諦めた。今買いに行かないと!!!と 重い体を起こし上げて最後の力振り絞るようにして
ポシェットだけを持って出かける。

コートの下にポシェット隠し手ぶらを装う

モノプリでバターを買いたかったがかごがわからず手に持ち切れる範囲で紅茶とチーズを買ったらもういっぱいで・・・
レジを見る
愛想のない感じの人は避けたかったがもうここ人の少なめの場所でいいや!と並ぶ。
フランスのスーパーでーで愛想を求めるほうがおかしいが それでも怖く無い方を・・・とか考えてしまう。

レジには日本人夫婦らしき人が買い物中で バターを買っているがその数がとてつもない。
店中のバターを買いこんでないか?何にするんだ、転売目的か?ってほどの途方もない量に
レジのおじさんも不機嫌そうな顔で 
まだあんのかよ、なんなんだよ

って顔をしているが、私の顔もきっとそんな感じでウンザリ顔。全然終わらないのだ。バターが多すぎて!

そりゃ、おじさんも不機嫌だわな

なんて思ってると私の後ろの人がどこかからか商品を前後の人と区切るアレをヒョイっと取って私との間に区切りを作った。

しまった!!!外国ではこれをやらないといけないんだった!!!!バターに気をとられたのと、場所がわからなくてやらなかった!!!
後ろの人にお礼を言ったら 気にしてないよ!と笑ってくれた

フランス人優しい人多いなあ・・・パリに優しい人はいねえ!と昔散々言われてたが本当にそうなのかと思うほど
日本人以上に笑顔をみせてくれる

やっとバター星人が買い物が終わり 自分の番をまつ 袋はスタンバイ!
終わった商品をスピーディーに自分の袋に投げ込まなくてはいけない。レジおじさんの機嫌が悪化しないように・・・
なんて空気読む、人の機嫌をうかがうのはやはり日本人の性か・・・

余計な詮索もよそにバター星人で不機嫌なレジおじさん 私になったら切り替わって
「コンニチハ」と笑顔を向ける。

あれ・・・?やはり噂と違うぞフランス人・・・。
本当に昔 愛想悪くて怖いとか言われてきた人たちなのか?と疑うくらいだ。
その後の店員の方々もみんな・・・。

しかし買い物を終えて外に出ると再び大雨!!!
今度は傘なし。
走って帰りたいが人も多く道も狭くで抜かせない、信号も多いから停められる。
車も来るから信号無視もできない。

ホテルの私の部屋は5階 日本でいう6階。スーツケースを持ってチェックインした初日以外は ここのらせん階段で6階まで駆けあがていたが今回も相変わらず
階段駆け上がる

頭からドブネズミのごとく濡れネズミ

汗もびっしょり

足の方は靴擦れをしていて中々に凄いことに。
皮がつけてしまっている。

またキツめの靴で
指の爪が隣の指に突き刺さり食い込んいて
なかなかの刺し傷に靴の中は血まみれ。

どうりで足の痛み方がさすがに異常だとは思ったがなるほど納得。

さて、ジャックジュナンに行きたいのだが…
最寄駅から一本で行ける場所。
ここらで我慢して気力振り絞って行けばよかったと何度も後悔したが…

どうしてもバスティーユ側から回っていきたい
バスティーユの5号線ホームのバスティーユ牢獄の残りが見たいのだ。
そうするとさっききた路線を戻ることになる、面倒くさい。
近い側から一本で行けばいいのだが
土曜にしてしまおうとか考えしまう。
そこでお土産にマンゴーキャラメルやらを買いたかったのに
諦めてしまう糞人間。

ルーヴル美術館もの日は夜間まで空いている。
ここにも行く予定だったが
結局行かないダメすぎる自分!

自分、諦めが良すぎるような
悪いような微妙な人間だ
…それに明日は朝早く出発するので毎晩シャワー浴びる前に眠くて眠くて

21時くらいに猛烈な眠さに襲わらる
早くシャワー浴びて寝たいが
ちょっと15分だけ寝ちゃえ、あともう15分だけ、あと…なんてやって3時間くらい寝てしまう
それからお風呂が面倒だが、それで結局寝るのが遅くなるのだ

しかし昨日はもう汗びっしょりに雨でびっしょり!

とりあえずもうはやくシャワー浴びたいと 浴室に直行
傘を干す


この日のチケット
左上がコニャックジェイ美術館 右は無料だけどチケットは渡されたカルナヴァレ博物館
左下メトロのチケット。10枚買った、その使い終わった1枚、写真撮るために持ち帰った。右下はバス。何気にカラフルで可愛い



モノプリで購入した物

このチーズはその後滞在中の夕食。
東京でも1500円でカエルがここでは2€代と安い
とっても美味しい。もっと買えばよかった




苺タルト、ブルーベリーマフィン、洋ナシチョコのリプトン紅茶
コンフィチュールは割れ物を考えて持参したお菓子の箱やらに入れ厳重に・・・




この日は久々に早く寝ることができた。
22時半頃。

早く寝れたので翌朝は4時頃目が覚めた。





8 ヴォージュ広場とカルナヴァレ博物館 2015年

2015年10月04日 02時29分11秒 | 海外旅行・フランス


9/18(金) 午後
この日は午後から自由行動。実質私はここでツアーからは最終日、帰りの集合まで離脱するため
ここから最後まで完全フリーとなる。

ツアーの方々ともここで最終日までお別れっ
!皆さんとてもフレンドリーで良い方々でした。
この後ルーヴル美術館へ行こうと相談している方々かはガイドして欲しいと言われ

ルーヴル美術館大好き人間の自分、是非是非行きたいところだか…
21年間も行きたい行きたいと思っていたカルナヴァレ博物館へ行くチャンスだったこの日、泣く泣く断る

この日、ルーヴル美術館は夜間までやっていまが結局眠さと足の疲れやら面倒くさいやらで行かなかった←糞人間な自分

この日の午後の予定は
カルナヴァレ博物館、ロココ美術品を揃えたコニャックジェイ美術館、近くのローアン大司教の邸宅を写真に収め、その近くの
シャンブル・オ・コンフィチュールでコンフィチュールを購入
バスティーユ広場からメトロでショコラトリー
ジャックジュナンでお土産を買い

サンルイ島のパリ一アイス店
ベルティヨンのサロン・ド・テで
フランボワーズメルバを食す!

これが予定というか夢だったのだが…
予定とは予定通りにいかないものである

とにかく、沢山歩く事も予想されるため
コートの下は半袖のワンピ


外に出るとコートを着ていても寒いと感じられたが実際やはり半袖で良かったと後々思う。
「行ってきます!」


スタート地点はルーヴル界隈から。
>_
これを通過しひたすらセーヌ川沿い前進するのみ。
とにかく進んだ。何も面白いものが無かったがどんどん行く。
自分は一体どこまで歩くんだろう、と思い始めてきた。

人の行き着く先は一体…?
とかも考え出したが、死後のことは考えるだけ無駄と判断した。

では日本の行く先は?
自分の老後は??
景色も先もよくわからない場所を延々と歩いていると無駄な思考が巡る。
やはり私のような思考深い人間は哲学的なことを考えてしまうものなのだ。

学生時代もテスト中に
こんな事をしていても何にもならないのではないか、お小遣いが増えるわけでもないし。
自分はこんな事で満足にお金が得られるようになるのは一体いつになるのか…なんてのでテスト答案に計算してみたり、それも面倒になると落書きしたり…

するとテストの時間が終わってしまい、
回答も書かないまま提出したりした為に
異様にテストの点数が悪かったが
これも思考深い人間故であろうと推測される。

歩く場所を変えたほうがよかったな、セーヌ川沿いか、サントノレ通りを歩いていたほうが色々と景色が良かったのでは…??

なんて後悔の思いを抱きながら
どこまで?…とりあえずサンポールを目指そう……

と、颯爽と歩いていたのが次第に足が痛くなりペースダウン。
速度が速すぎて足を痛めたらしい。

何て思ってあるとそのうち左手にどこか見覚えのある庭が見えてきた。

………????やけに見覚えがある気がする。
そう思いながら通過した自分。

それはサンポールからサンルイ島へ抜ける道を通過する際にある庭なのだ。

ストリートビューでは最近やっと発見した、ほんのちょっとしか見ていないだけに
なんだか見覚えある。と思うだけで通過してしまった。

そして最後、驚いた事に
さすがに遠いいからと後日メトロで行こうと思っていた
アンリ・ガリ公園に行き着いたのだ。

アンリ・ガリ公園には
フランス革命時、バスティーユ牢獄を襲撃し、その一部が残されている。
日本のガイドブックなどには公園の名前の表示すらない為、日本人ではマニアな方しか来ないのではないかと思われる


思ってたよりデカイっ!!
いや、牢獄の一部だし
当たり前だが、ほんの瓦礫を積み上げたものが残ってるのだと思ったから大きくてビックリ

そしたら
バスティーユ広場まで一本道!
バスティーユ広場に行かないわけには行かない!
公園からセーヌ川とは真逆へ進むと
バスティーユ広場に出る。

セーヌ川の位置と道路の太さを確認し
バスティーユへ抜ける一本道を見定めるとそれをひたすら進む!
ストリートビューを駆使して道を歩い散々迷いながら覚えただけにパリの道地図ももうしっかりと頭に記憶されている!
(自分の目的として定めた道のみ)


バスティーユ牢獄のあった場所、バスティーユ広場。この記念碑以外、見た目特に何もないのでベルばら好きの方以外はわざわざこれのためだけにここに来ても特別何もない。

しかしベルばら好き、特に
オスカル様ぁ~~なんて言ってる女性なら外せない場所。


このバスティーユ、メトロ一号線ホームには壁に革命の絵が描かれており、5号線を上の方へ行くホームにはここにもバスティーユ牢獄の残りが展示されているという…
ここも予定では5号線を使いタンプル近くにあるジャックジュナンというキャラメルが美味しいショコラトリーへ行く予定だったが
まずは早く閉まり、時間を食うカルナヴァレ博物館とコニャックジェイ美術館から!

と、その前に。
ルーヴルからバスティーユまで30分もかからない速さで歩いてきた。
流石に足に疲労を感じ
ヴォージュ広場で休むことにしよう!

バスティーユからサンタントワーヌ通りをサンポール方面へ進む
教会を通過

右手通りを覗くとにヴォージュ広場の特徴的なレンガ色の建物が見えてくる

くぐる。実はこの中に面白い落書きがあるのだが、何だか写真を撮れる雰囲気ではなかったので写真なし←きになる方はストリートビューで!


ヴォージュ広場
以前「王妃の館」を読んだのでシミジミ思い返しながら眺める。
マロニエを人に投げつけたくなってきた。




さすがに疲れてベンチで少し休憩


浅田次郎作「王妃の館」意地悪な少年がマロニエを投げつけるシーンがある。
マロニエを知らない私はお洒落な文章に感じロマンに浸ったのだ。
なので私もマロニエを投げたいなぁ←危ない

「王妃の館」の小説の表紙のイラストと同じ景色も見られるのだ。写真に撮らなかったけれど…撮ればよかった!

「王妃の館」上は現代のツアー旅行企画会社とそのツアー客がメインで面白おかしく読めた。

下の方はルイ14世時代、略してフォーティーンの愛した美女と二人の血を引くパリに追いやられた少年の話がメインとなる。
この少年が王の血を引きながらも母とパリで貧しく暮らす
惨めさがあり
読んでいるときに東日本大震災があり
電車が動かず5日間、会社に行けず家にこもり無計画停電下でロウソクをアルミで囲い灯りを取って読んだため、話の惨めさがより倍増されたものだった。



鳩さん


レンガ色が綺麗




ヴォージュ広場からカルナヴァレ博物館へは一直線の道でつながっている。


カルナヴァレ博物館

帰国後、有名ガイドブックの本のパリ2015年版
を見ると
カルナヴァレ博物館 7.5ユーロ
ドノン館(コニャックジェイ美術館)
無料(特別展のみ有料)
と書かれているので情報が逆のようだ。
行かれる方は一つの情報を信じずに幾つかの場所で情報収集しておくと良さそう


お庭が綺麗!!外観の写真も撮ればよかったと後悔・・・


カルナヴァレ博物館は日によって閉っている部屋があるとかでドキドキした。

つまり行っても見たい部屋が空いているかわからないのだ。
サバイバル的であり日本から命がけではるばるやってきても
容赦なくしまっていればそれまで。

後日来れればいいが
日数の少ない観光客にはもうこれは
駆けだ。
これがダメならば21年の夢、敗れ去り!!!
なんて小説でも書けそうだ。

このカルナヴァレ博物館は一般公開の部屋は無料。
受付の方々、皆さんとっても素敵な笑顔を向けてくれた!無料なのに!
無料スマイルがとっても素敵で
「ジャパニーズ?タダ!」と無料であることを教えてくれたり。

広すぎる王宮、ルーヴル美術館と違い、こちらは貴族の館。
お屋敷に招待された様な
アットホームな雰囲気。
お庭がとっても素敵だ。
無料なのに手入れが行き届いて見事
ヴェルサイユ宮殿の庭園
アンドレ・ル・ノートルを思い出す{





それでは細かい説明はここでは抜きにして写真ばかりを載せまくる。
可愛い馬車



本当に招待された客人の様・・・









他の誰もさほど写真を撮っていないので私ばかり一人でシャッター音出しまくりで少し恥ずかしい。
日本人=写真撮りまくりイメージをより強く根付かせたと思う。
ちなみにここでアジア人には出会わなかった。




やはりシャンデリアが素敵





気球のお皿と絵




豪華な鳥や動物の描かれている部屋




怖い顔の方
何か気にくわない事でも…???

窓の外。やはりお庭がとっても素敵!
アンドレ・ル・ノートルを思いだす


青と白の部屋

真ん中にテロアーニュ・ド・メリクールの肖像画発見!!!





テロアーニュ・ド・メリクール
頭のリボンがハイセンス過ぎて私には理解出来なかった



動物のおうち?とっても品格があり可愛い。後ろの花模様も素晴らしい。

豪華な帽子が気になる。
欲しい!



マリーアントワネット!?



椅子の質感が良い!座りたいっ


「踏んだらアカンて」「放せや~」


と、突然現れたのがっ!!!
「あっ!!!陛下!!!」

でかでかとルイ16世


緑に赤の小花の装飾の部屋がお気に入り



豪華なヘアスタイルブルジョワめぇ~!!

なかなか良いセンス

豪華な頭にちょうどシャンデリアが乗ったような写真になっていて豪華さ倍増!!
実際船よりこちら載せればより豪華でキラキラとよかったのに・・・(火災発生するだろ)

マダム。自分も写っている




沢山絵があったが何故かこの雨の中「雨ウザッ!!」的な女性の絵だけを撮影した。
理由はわからないが。
これがその後の自分の暗示だったのかもしれない。


可愛い汽車

階段の所にサンキュロットの絵があり、フランス革命と英語とフランス語で書かれていた。やっとここまで来たのか!!
実は内心フランス革命物が出てこない為、見つからないのではと不安だったが心底安心した。

登るといよいよ革命モード!!!
いきなりバスティーユ襲撃!



ここは一応誰でも気軽に見れる旅ブログカテゴリーの為細かい説明はせず
たまにごくごく簡単な一言説明と写真を載せていく(詳しい事を描いたマニアックな方用は後日に描く予定)
私の中学の資料集か教科書に載っていた絵
左下の動物はモノノケヒメにも出てくる(うそ)


また陛下いた!!!

テニスコートの誓い

真ん中に立ってるのがパリ市長のバイイ

そろそろこの顔にピンとくるようになりましたか?

自由、平等、博愛の3色のフランス国旗



奥の顔、そろそろ覚えてきたんじゃないでしょうか



革命の引き金的事件



アンヴァリッドから武器や弾薬を盗みバスティーユへ向かう

バスティーユ牢獄





めっちゃ襲撃してます。アニメ・ベルサイユのばらではクライマックスですね


人権宣言




ちょっとよく分からない絵も。説明文はフランス語のみだから長ったらしいのはスルーしてきたが一応少しは読めばよかったと後悔
写真に映っているが文字が小さすぎて見えない



多分サンキュロットに扮した歌手


マリーアントワネットやら王族の遺髪
これの説明文が見つからなかったが昔東京にも来たことがある

肖像画。マリーアントワネットの二男ルイ・シャルル




コンシェルジュリ牢獄のマリーアントワネット

これは説明文が大きく映ってますね(*^。^*)
マリーアントワネットとランバール侯夫人の髪を編み込んだ真珠の指輪




タンプル塔で王一家が使用した物

チェスやら。
蝶々の形のものもあり、虫胴体部分がかなり肉厚そうな感じがなんとも…

マリーアントワネット肖像画



家族と引き離されるルイ・シャルル



王一家の部屋、家具など



ルイシャルル

家族と別れるルイ16世



タンプル塔のルイ16世


タンプル塔は残念ながらもう残っていないがここからそう遠くはない。

処刑




革命家・ジャコバン派の方々

ダントン

ロベスピエール

マラーだと思う

マラー殺害シーン
暗殺の天使シャルロット・コルデー



カミーユデムーラン


マラーの展示








いきなり等身大人形がいてビックリ



戦地に赴く兵士


ナポレオン


人権宣言

私の中学の資料集はこちらの写真でした


ヴェルサイユへ行進
1789年間10月
革命は起きても相変わらず食べ物も無くパリのおかみさん達の怒り爆発
ベルサイユへ


トランプ


ユラン伍長
ベルばらのオスカルのモデルにもなっている


風刺画



下の階へ降りる
昔の看板展示


ニャー!


フォーティーン

入り口なのか出口なのか
フォーテーンがお出迎え。

ここはマリーアントワネットゆかりの品と言うことで
彼女の靴や扇子などが展示されていたらしいが最近では見ることができなくなったとネット情報で得たが
やはり普通に展示している場所にはそれらしき物は無かった。
古いものなので環境保存など、そういった事が関わっているのではないかとのことで仕方がない。

ここを出るとすぐ近くにロココ美術品を扱う
コニャックジェイ美術館がある。

そちらへ向かう。
かなりどうでもいい事だが
私の着ている半袖のワンピと上のコート
このブランドのお店もこのカルナヴァレ博物館のすぐ近くにある。
ついでに無印もあった。

不思議な事に
カルナヴァレ博物館、説明文はフランス語オンリーだが
意外なことにアニメ幽遊白書のフランス語でフランス語字幕付きで見聞きして覚えた絶対旅行で使わないだろう単語がこういった博物館、コンシェルジュリの説明文などで役立ち意外性にびっくりする事が多かった。