私が ある意味 頼りにし、尊敬もしている女性なんだけど。
もう 何十年もの付き合いなんだけど。
あえて、「バカな女」と呼ぼうと思う。
バッカだな~! と 感心してしまったお話を。
その女性は、乳がんになった。

乳がんになったけど、手術をしたくなかった。
乳がんとわかったのは、
たぶん、シコリに気がついたのだろうと思う。
そして そのシコリが
だんだん大きくなっていったからだろうと思う。
私が 乳がんの話をするのを聞きながら、
「わたしも乳がんなんだけど、と思っていたわよ。」
と言う。

乳がんになったけど、手術をしたくなかった。
乳房の切除を嫌ったのだろうか?
何か、信仰上の理由があったのだろうか?
それはともかく、なんと、彼女は、医療機関を受診していなかった。
健康診断を受けていない事は 私も知っていた。
(受けさせる事ができなかった私の無力感を、アンタは知ってるか?)
けれど 乳がんとわかって
医師に相談しない人がいるとは 思わなかった。
無理やり手術を受けさせられるとでも 思っていたのだろうか?
もしそうなら、
それこそが 彼女のバカなところだ。
サインして ハンコ押さなきゃ、
どんなお医者さんだって、手術してくれないっつーの。

彼女がとった手段は、「放置」だった。
癌がどんどん大きくなって、出血するようになったそうだ。
「どこ?」と聞いたら「胸からよ」と言うから、
癌が 胸の上で 花開いたのかと思う。
出血するから、そこにタオルを当てて 生活していたけれど、
貧血を起すようになったのだそうだ。
貧血を起しながら 受診しないなんて、
やっぱり、バカだと思う。

最終的に 彼女が 救急搬送されたのは、
肺転移による呼吸困難だった。
せきがひどかったらしい。
独身で 自営で 一人暮らしだった彼女は
「死ぬなら死ぬでいいや、と思ったのよ。
お墓も、実家に入れてもらえるように
甥っ子に頼んであるしサ。」
とのたまう。
強い女である事は 認めてあげるよ。
でも、救急車、自分で呼んだんだよね、苦しくて。

大学病院に入院して 治療が始まる。
化学療法。
抗がん剤だ。
なにしろ、全身転移だ。
始まって、どうなったか。
「最初の一回目が終ってから、すぐに楽になったの!」
こんなに楽になるんなら、
もっと早くやっとけばよかったと思ったわよ~!」
それは、アンタが、バカだから。
彼女の場合、吐き気は一切なく、
とにかく、楽になったんだって。
楽になって、元気になったんだって。
「食べるものも、美味しいしサ。」
それは、アンタが、バカだから。
「後で聞いたんだけどさ、
ドクターも、看護師さんたちも、
私が生きて病院を出るって思わなかったんだって。
なにしろ、あちこち転移してて (画像が)まっ白だったから。」
それは、アンタが、バカだから。
抗がん剤だって、
いっぱい、いっぱい、いろんな種類があるって、
知らなかったんでしょ?

それでも、髪は抜けた。
眉毛も、まつ毛も抜けた。
ところが、それが、生えてくる。
彼女の場合、癌が治る事は、一生(笑)、ないから、
抗がん剤投与は ずっと続けている。
髪は、抜ける。
けれど、ホヤホヤとした髪が また生えてくるのだ。
結局、いつも ツルツルにはならない。
残念ながら、普通の人には「異常なアタマ」にしか
見えないだろうけど。

彼女は現在、ホヤホヤと髪の生えた頭で
週に一度 病院に通いながら
元気(そう)に 仕事を続けている。
こんな人もいる。
誰の参考にもならないけれど。
あまりマネしないように!
画像は あまりに殺風景になるかと思って
だいぶ前に撮ったものを貼り付けた。
二度目の掲載になるものがあったら、
ゴメンナサイ、バカな女なもので。
もう 何十年もの付き合いなんだけど。
あえて、「バカな女」と呼ぼうと思う。
バッカだな~! と 感心してしまったお話を。
その女性は、乳がんになった。

乳がんになったけど、手術をしたくなかった。
乳がんとわかったのは、
たぶん、シコリに気がついたのだろうと思う。
そして そのシコリが
だんだん大きくなっていったからだろうと思う。
私が 乳がんの話をするのを聞きながら、
「わたしも乳がんなんだけど、と思っていたわよ。」
と言う。

乳がんになったけど、手術をしたくなかった。
乳房の切除を嫌ったのだろうか?
何か、信仰上の理由があったのだろうか?
それはともかく、なんと、彼女は、医療機関を受診していなかった。
健康診断を受けていない事は 私も知っていた。
(受けさせる事ができなかった私の無力感を、アンタは知ってるか?)
けれど 乳がんとわかって
医師に相談しない人がいるとは 思わなかった。
無理やり手術を受けさせられるとでも 思っていたのだろうか?
もしそうなら、
それこそが 彼女のバカなところだ。
サインして ハンコ押さなきゃ、
どんなお医者さんだって、手術してくれないっつーの。

彼女がとった手段は、「放置」だった。
癌がどんどん大きくなって、出血するようになったそうだ。
「どこ?」と聞いたら「胸からよ」と言うから、
癌が 胸の上で 花開いたのかと思う。
出血するから、そこにタオルを当てて 生活していたけれど、
貧血を起すようになったのだそうだ。
貧血を起しながら 受診しないなんて、
やっぱり、バカだと思う。

最終的に 彼女が 救急搬送されたのは、
肺転移による呼吸困難だった。
せきがひどかったらしい。
独身で 自営で 一人暮らしだった彼女は
「死ぬなら死ぬでいいや、と思ったのよ。
お墓も、実家に入れてもらえるように
甥っ子に頼んであるしサ。」
とのたまう。
強い女である事は 認めてあげるよ。
でも、救急車、自分で呼んだんだよね、苦しくて。

大学病院に入院して 治療が始まる。
化学療法。
抗がん剤だ。
なにしろ、全身転移だ。
始まって、どうなったか。
「最初の一回目が終ってから、すぐに楽になったの!」
こんなに楽になるんなら、
もっと早くやっとけばよかったと思ったわよ~!」
それは、アンタが、バカだから。
彼女の場合、吐き気は一切なく、
とにかく、楽になったんだって。
楽になって、元気になったんだって。
「食べるものも、美味しいしサ。」
それは、アンタが、バカだから。
「後で聞いたんだけどさ、
ドクターも、看護師さんたちも、
私が生きて病院を出るって思わなかったんだって。
なにしろ、あちこち転移してて (画像が)まっ白だったから。」
それは、アンタが、バカだから。
抗がん剤だって、
いっぱい、いっぱい、いろんな種類があるって、
知らなかったんでしょ?

それでも、髪は抜けた。
眉毛も、まつ毛も抜けた。
ところが、それが、生えてくる。
彼女の場合、癌が治る事は、一生(笑)、ないから、
抗がん剤投与は ずっと続けている。
髪は、抜ける。
けれど、ホヤホヤとした髪が また生えてくるのだ。
結局、いつも ツルツルにはならない。
残念ながら、普通の人には「異常なアタマ」にしか
見えないだろうけど。

彼女は現在、ホヤホヤと髪の生えた頭で
週に一度 病院に通いながら
元気(そう)に 仕事を続けている。
こんな人もいる。
誰の参考にもならないけれど。
あまりマネしないように!
画像は あまりに殺風景になるかと思って
だいぶ前に撮ったものを貼り付けた。
二度目の掲載になるものがあったら、
ゴメンナサイ、バカな女なもので。