19日の夕刊に載った記事。
「がん治療と妊娠・出産シンポ 」というのが あるらしい。
→→→ ヨミドクター・がん治療と妊娠・出産シンポ
がん治療と妊娠・出産について考える「がんと生殖に関するシンポジウム」が、
来年2月2日、東京都千代田区の ベルサール飯田橋駅前ホールで 開かれる。
オバサンで 普通にいっても閉経している私には 関係ない。
けれど 閉経前に乳がんの手術を受け、ホルモン療法をしてきて、
年若い女性たちが 同じように治療を受けているのを見聞きして
どうにもやるせない気持ちになってきた事は 隠しようがない。
出産前、あるいは 結婚前の女性達が
髪が抜けたり 乳房を変形させたり 失ったり。
それから 女性ホルモンの分泌を止めたり。
それは 身体に負担がかかる治療ばかりだけれど、
心理的にも とても大きな負担を強いられるものばかりだ。
シロバナホトトギス
先日 「オーダーメード医療」の中で
「タモキシフェン およびその類似薬は、
乳がんの患者には もれなく付いて来る
<グ○コのおまけ>のようなもの。」
と書いた。
そのタモキシフェン(製品名は ノルバデックスとか タスオミンとか)、
は 乳がん患者に用いられる、ホルモン療法の薬だ。
手術後の再発予防目的に補助療法として用る事も多い。
私が知る範囲では、まさに <グ○コのおまけ> 的だった。
多くの場合、
ホルモン療法は 少なくとも 5年間は継続する。
(私は10年間、と言われた。)
女性の出産年齢が高齢化している現代において
この<5年間>という時間は 致命的になる事もある。
出産に適した年齢・体調を過ぎてしまうのだ。
だから、早く 子供を産めばいい、というのは
真実だが 正しくない。
現実に 初産が40代、という人たちが 増えているのだ。
加えて、心配性の医師に
5年のノルバ期間を乗り切った後に
妊娠・出産について相談すると
「できるなら やめた方がいい」
などと 言われてしまう事もある(言われた人もいた)。
そろそろ赤ちゃんを、と 思っている35歳前後の女性は
いると思う。
その時に 乳がんと診断されたら
治療が終わるのは 運が良くても 40歳前後。
妊娠すると 女性ホルモンの分泌が増える。
乳がん再発のリスクが高まる。
赤ちゃんか、自分の命か、という選択に近づく。
年齢的に考えて、赤ちゃんにも リスクが高くなる。
あきらめる人もいるだろう。
少子化という大きな問題を抱えたニッポン、それでいいのか?
赤ちゃんを産みたいと思う人がいたら、
ひとりでも多くの赤ちゃんを産んでもらい、
ひとりでも多くの子供に 元気に育っていってもらった方が
いいのではないのか?
ホルモン療法だけではなく、
抗がん剤や 放射線治療によっても
生殖能力は ダメージを受ける。
卵巣も、精巣も。
けれど、生殖医療の進展はめざましい。
凍結保存の技術も進歩した。
治療を受ける前に 卵子や卵巣や精子を保存できる。
これからは がん治療を受けた人も
自分の赤ちゃんを抱く事が できるかもしれない。
赤ちゃんが欲しい人には、赤ちゃんを。
それは、当たり前の事なはずだ。
これだけ乳がん患者が増えた今、
そういった医療も 当たり前のものであるはずだ。
これからの人に、ぜひ、「当たり前」を。
午前10時~午後5時。
参加費5000円(患者とその家族は無料)。
参加希望者は名前、所属、連絡先を書き、
Eメール(regi@j-sfp.org)か
ファクス(044・975・5351)で
今月30日までに申し込む。
問い合わせは同研究会(ファクスと同じ番号)。
「がん治療と妊娠・出産シンポ 」というのが あるらしい。
→→→ ヨミドクター・がん治療と妊娠・出産シンポ
がん治療と妊娠・出産について考える「がんと生殖に関するシンポジウム」が、
来年2月2日、東京都千代田区の ベルサール飯田橋駅前ホールで 開かれる。
オバサンで 普通にいっても閉経している私には 関係ない。
けれど 閉経前に乳がんの手術を受け、ホルモン療法をしてきて、
年若い女性たちが 同じように治療を受けているのを見聞きして
どうにもやるせない気持ちになってきた事は 隠しようがない。
出産前、あるいは 結婚前の女性達が
髪が抜けたり 乳房を変形させたり 失ったり。
それから 女性ホルモンの分泌を止めたり。
それは 身体に負担がかかる治療ばかりだけれど、
心理的にも とても大きな負担を強いられるものばかりだ。
シロバナホトトギス
先日 「オーダーメード医療」の中で
「タモキシフェン およびその類似薬は、
乳がんの患者には もれなく付いて来る
<グ○コのおまけ>のようなもの。」
と書いた。
そのタモキシフェン(製品名は ノルバデックスとか タスオミンとか)、
は 乳がん患者に用いられる、ホルモン療法の薬だ。
手術後の再発予防目的に補助療法として用る事も多い。
私が知る範囲では、まさに <グ○コのおまけ> 的だった。
多くの場合、
ホルモン療法は 少なくとも 5年間は継続する。
(私は10年間、と言われた。)
女性の出産年齢が高齢化している現代において
この<5年間>という時間は 致命的になる事もある。
出産に適した年齢・体調を過ぎてしまうのだ。
だから、早く 子供を産めばいい、というのは
真実だが 正しくない。
現実に 初産が40代、という人たちが 増えているのだ。
加えて、心配性の医師に
5年のノルバ期間を乗り切った後に
妊娠・出産について相談すると
「できるなら やめた方がいい」
などと 言われてしまう事もある(言われた人もいた)。
そろそろ赤ちゃんを、と 思っている35歳前後の女性は
いると思う。
その時に 乳がんと診断されたら
治療が終わるのは 運が良くても 40歳前後。
妊娠すると 女性ホルモンの分泌が増える。
乳がん再発のリスクが高まる。
赤ちゃんか、自分の命か、という選択に近づく。
年齢的に考えて、赤ちゃんにも リスクが高くなる。
あきらめる人もいるだろう。
少子化という大きな問題を抱えたニッポン、それでいいのか?
赤ちゃんを産みたいと思う人がいたら、
ひとりでも多くの赤ちゃんを産んでもらい、
ひとりでも多くの子供に 元気に育っていってもらった方が
いいのではないのか?
ホルモン療法だけではなく、
抗がん剤や 放射線治療によっても
生殖能力は ダメージを受ける。
卵巣も、精巣も。
けれど、生殖医療の進展はめざましい。
凍結保存の技術も進歩した。
治療を受ける前に 卵子や卵巣や精子を保存できる。
これからは がん治療を受けた人も
自分の赤ちゃんを抱く事が できるかもしれない。
赤ちゃんが欲しい人には、赤ちゃんを。
それは、当たり前の事なはずだ。
これだけ乳がん患者が増えた今、
そういった医療も 当たり前のものであるはずだ。
これからの人に、ぜひ、「当たり前」を。
午前10時~午後5時。
参加費5000円(患者とその家族は無料)。
参加希望者は名前、所属、連絡先を書き、
Eメール(regi@j-sfp.org)か
ファクス(044・975・5351)で
今月30日までに申し込む。
問い合わせは同研究会(ファクスと同じ番号)。