今年は 折々に マクロビオティックの真似事を楽しもうと
電車の中で 本を読んだりしていた。
味噌も‘手前味噌’という言葉があるくらいだから、
自分で作ったものの味は 格別だろうと思う。
いつか作ってみたい。
梅干も今年は漬けてみた。
ずいぶん古い本だが『私の健康料理』(丸山光代著、
朝日出版社、1983.3.30)の
「梅干の作り方」のページを見て漬けた。
ほんの1ページほどの 簡単な記述だった。
義父からもらう梅干と
昔母が漬けた梅干の思い出とを参照しつつ
素朴で田舎臭い梅干を作ろうと思っていた。
梅の重さの2割の自然塩に
梅の重さの2倍の重しをかけて。
フルーティーな梅干のいい香。
このままもうひと夏置いておくつもり。
まくろび生活のはじまり、はじまり?
「
まくろび・・・?」で書いた本を
改めて読んでみて
気になるものがあったので
ヨーカドーの近くの自然食品店に入った。
「三年番茶というの、ありますか?」
「はい、そこの棚に。
うちで一番売れているのがそれです。」
なるほど。
山と積んであった、確かに一番売れているとわかる、そのお茶の
小さい方の袋を買ってきて
まくろびの真似事を楽しむ。
・・・・・・と言っても、すこうし、面倒。
お茶をやかんで煮出すなんて、麦茶でも最近はやってないし。
それでも なんかこう 昔の風景に逢ったような懐かしさ。
三年番茶。
初めて聞いた(見た)名前だった。
なんだ?そりゃ。 三年古酒のお茶版か?
180g入り、452円の袋には
「1.8ℓのお湯にひとつかみ(15~20g)の
無双番茶を入れ、弱火で15分煮出すと
おいしい番茶が出来上がります。」
とある。
私は真夏の麦茶も お湯を沸かして作るが
煮出すまではしない。
暑いし。
そんなわけでなかなか消費は進まなかった。
「夏はこれを冷やすと 尚おいしくいただけます。」
冷やす前までが、大変なんじゃない。
けれども お茶の袋に書いてあった
「ムソー株式会社」というのは
いくつかの本の中に紹介されていた会社で、
「お、お~。
これで私も、まくろび入門を果たしたゾ~。」
という気分になれた。
よかった、よかった(笑)。
今年の夏ごろに
仕事の関係で初めて会った若い女性がいた。
その場の話が 私の体の不調になった時
乳がんを隠しているので、更年期の話に。
ほてり、冷え、関節痛、etc、etc...
そしたら 寒くなりかけた頃
その女性から 亭主を通して
冷えに悩む私へ、ということで
‘梅醤番茶’というものをいただいた。
お湯で適宜薄めてお飲み下さい、と
添えた手紙に書いてあった。
それこそくだらない茶飲み話、愚痴話を覚えていてくださって、
感激。
飲んでみると それなりに美味しく飲める。
酸性に傾いた身体が アルカリ性に戻れそう。
風邪気味になった亭主と息子、
それぞれに飲ませたら
悪評紛々。
二度と飲んでもらえそうにない。
亭主曰く、「これは漢方薬だ!」
息子曰く、「こんなもの飲むんだったら、薬飲む!」
美味しいのに。
今回 私に風邪の番が回ってきたら
ますます美味しく感じたし
身体が温まってよさそうに思ったので
日に何度も飲んでいて なくなってしまった。
今度行ったときに 自然食品の店で 探してみよう。
今 久しぶりに
中島デコさんのマクロビオティックのレシピ本を見ていたら
梅醤番茶は 三年番茶の隣に
パートナーのごとくに 写真に納まっている。
ただし、こちらは手作りレシピ付き。
梅干・・・・・・1個
しょうが・・・・少々
醤油・・・・・・小さじ1/2から
三年番茶・・・・150cc
湯飲みに梅干と醤油を入れ、箸で梅干の果肉をつぶしながら
醤油とよく混ぜる。
しょうが汁を少々加え、そこに熱い三年番茶を注ぎいれ、
よく混ぜていただく。
好みの塩気に醤油の量で加減して作る。
「とても陽性な飲み物で、身体をスピーディーに温めたり
引き締めたりする作用があります。」
やっぱり、風邪引きには よさそう!
素朴で美味しい私のまくろび料理を
この窓でいろいろ紹介するつもりだったのに
なかなかできなかったのは
パソ子とサーバーの不調のせいだった、
ということにしておこう(笑)。