2005年6月、
亭主はイベント屋になった。
例の、儲からないのに忙しい、
新たに引き受けた仕事の関係で。
年末・年始は
あちこちの 忘年会や新年会の会場に呼ばれて
出て行っては 説明をする。
要るか?要らないか?
と迷いつつ付けたカーナビが大活躍。
ただでさえ 運転はあまり得意でなく、
ヘトヘトに疲れてしまう人なのだ。
飲まない(いや、体質的に飲めない)亭主、
宴会の席に出席すればお決まり、
エライサンを乗せてご自宅までお送りする事も度々。
そのつど、気を使って
神経をすり減らして
クタクタになって帰ってくる。
気を使うな、と言われても、無理。
そういう人は みんなそうなんじゃないかな。
そんなこんな、
亭主は毎日出張、毎晩帰りが遅いという、
今までないような日々が続くことになった。
ただでさえ 平常業務が忙しいこの時期、
見守る愛妻の胸には
‘過労死’なる言葉が点滅していた。
私にできる たった一つの手助け、
‘食事’さえ 食べてはもらえないのだから。
新学期になり、
少し落ち着きを取り戻したある日、
ちょっと不満をもらしてみた。
「ママは、たまには 外食したいな~。」
予想通り、すかさず反論された。
予想通り、亭主と娘から。
「え~~~っ!
たまには、おうちでご飯、食べたいよう!」
「たまには 家で 食べさせてくれよ。」
毎晩作っているのに 食べないのは
あなた達の勝手なのよ。
息子とふたりきりの食事は
毎晩、すこ~し不気味なのよ。
その後は 一大イベントの日が近づいて
準備会という名のイベントが いくつも続く。
亭主は 前にも増して 忙しい。
けれど
晩御飯は 極力
家で食べるようにしていたようだし、
(それは それで また 面倒なんだけどね。)
精神疲労より 肉体疲労のほうが ラクみたいだった。
以前は毎月一度は孫の顔を見に来てくれた
義父母と
一台の車で食事に行けるようにと購入を決めた
ワン・ボックス・カーに
積めるだけの荷物を積んで、
あそこからこちらへ、
それから あっちへ、
まあ、次から次に、仕事をこなす亭主。
以前 お邪魔したブログに
「尊敬できない人に
惚れる事はできない。」
と 何かエラそうなことをコメントした事がある。
そういえば私は
いつも 完璧を目指して
めいっぱい頑張る亭主を
尊敬していたのだった。
完璧主義は 呆れることも多く、
「もう、いいじゃん?」
と言いたくなる事もしょっちゅう。
最近では
「それがあなたの性格だものね。」
と、ほったらかしていて 忘れていたが、
やはり こんな亭主でなかったら
ケッコンはしなかったと思う。
それにしても、
いつもながら 要領は悪い。
そうして、その要領の悪さを
マメにやる、一生懸命やる、とにかく頑張る、で
ひとよりも成果をあげるのだ。
女房は 関節痛のある指で
毎晩 指圧・マッサージ。
その日がようやく来て。
ようやく終わって。
小さなミスは いくつもあるにしても、
まあまあ、納得できたらしい、ビッグ・イベント。
もう二度としないと思うけど、
もう二度としないでちょうだい。
亭主はイベント屋になった。
例の、儲からないのに忙しい、
新たに引き受けた仕事の関係で。
年末・年始は
あちこちの 忘年会や新年会の会場に呼ばれて
出て行っては 説明をする。
要るか?要らないか?
と迷いつつ付けたカーナビが大活躍。
ただでさえ 運転はあまり得意でなく、
ヘトヘトに疲れてしまう人なのだ。
飲まない(いや、体質的に飲めない)亭主、
宴会の席に出席すればお決まり、
エライサンを乗せてご自宅までお送りする事も度々。
そのつど、気を使って
神経をすり減らして
クタクタになって帰ってくる。
気を使うな、と言われても、無理。
そういう人は みんなそうなんじゃないかな。
そんなこんな、
亭主は毎日出張、毎晩帰りが遅いという、
今までないような日々が続くことになった。
ただでさえ 平常業務が忙しいこの時期、
見守る愛妻の胸には
‘過労死’なる言葉が点滅していた。
私にできる たった一つの手助け、
‘食事’さえ 食べてはもらえないのだから。
新学期になり、
少し落ち着きを取り戻したある日、
ちょっと不満をもらしてみた。
「ママは、たまには 外食したいな~。」
予想通り、すかさず反論された。
予想通り、亭主と娘から。
「え~~~っ!
たまには、おうちでご飯、食べたいよう!」
「たまには 家で 食べさせてくれよ。」
毎晩作っているのに 食べないのは
あなた達の勝手なのよ。
息子とふたりきりの食事は
毎晩、すこ~し不気味なのよ。
その後は 一大イベントの日が近づいて
準備会という名のイベントが いくつも続く。
亭主は 前にも増して 忙しい。
けれど
晩御飯は 極力
家で食べるようにしていたようだし、
(それは それで また 面倒なんだけどね。)
精神疲労より 肉体疲労のほうが ラクみたいだった。
以前は毎月一度は孫の顔を見に来てくれた
義父母と
一台の車で食事に行けるようにと購入を決めた
ワン・ボックス・カーに
積めるだけの荷物を積んで、
あそこからこちらへ、
それから あっちへ、
まあ、次から次に、仕事をこなす亭主。
以前 お邪魔したブログに
「尊敬できない人に
惚れる事はできない。」
と 何かエラそうなことをコメントした事がある。
そういえば私は
いつも 完璧を目指して
めいっぱい頑張る亭主を
尊敬していたのだった。
完璧主義は 呆れることも多く、
「もう、いいじゃん?」
と言いたくなる事もしょっちゅう。
最近では
「それがあなたの性格だものね。」
と、ほったらかしていて 忘れていたが、
やはり こんな亭主でなかったら
ケッコンはしなかったと思う。
それにしても、
いつもながら 要領は悪い。
そうして、その要領の悪さを
マメにやる、一生懸命やる、とにかく頑張る、で
ひとよりも成果をあげるのだ。
女房は 関節痛のある指で
毎晩 指圧・マッサージ。
その日がようやく来て。
ようやく終わって。
小さなミスは いくつもあるにしても、
まあまあ、納得できたらしい、ビッグ・イベント。
もう二度としないと思うけど、
もう二度としないでちょうだい。