心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

アメリカと中国は妥協して世界を二頭政治する動きではないか

2023年10月24日 | 世界

アメリカは単独では世界を主導できません。中国も単独で世界を主導できません。現実を痛感しているこの強大2か国は、ロシア抜きで新世界秩序を話し合う動きです。

アメリカは、中国に対し、対立から対決の方向へ外交方針をもってきたが、いろいろな面でアメリカが受ける損害が明白になってきました。アメリカの人々は対決をしっかりと支えてくれるようではありません。アメリカは国論が半々に割れ、民主主義の手法である多数決が通らなくなってきました。トランプ前アメリカ大統領は、民主主義のルールを破って我を通し、アメリカ人もトランプ流の自己主張をする人が増え、乱暴が目立ってきました。

中国との対決を強行すると、対決に勝つ前にアメリカが大混乱になる恐れが大きくなっています。

中国の側にも同様の問題があります。アメリカの対決に応じると、外国資本の流出の動き、過剰投資の失敗、異常気象による大災害、新型コロナウイルス禍に対する過剰対策の失敗、国益むき出しの一帯一路政策の不調、海洋利権追求で押せ押せの姿勢をとることによる近隣諸国との関係悪化などが原因で中国経済の低成長・低迷がひどくなり、共産党の信用が低下し、アメリカとの対決どころではなくなります。

アメリカと中国は対決を避け、妥協し、世界の主導でも妥協し、協力する確率が高まっているのではないでしょうか。

この妥協は永遠性がないと思いますが、2国で圧倒的軍事力・経済力を誇るアメリか・中国です。国連改善・改革で主導権をとり、実質アメリカと中国の2か国で世界を主導しようとするかもしれません。

実質アメリカの属国である日本は、この時流に乗るか、国をこえて良識に基づいて行動する世界の良識に応じて、国際連合ではなく、世界民主主義的世界機関をトップとし、その下に横並びの国を配置する世界秩序を建設するべく、世界の良識と協力するか選択することになるかもしれません。しかし、保守で弱気の日本です。アメリカに従う確率が高いと思います。

私は、アメリカと中国が妥協して主導する世界など、威張る国と威張られる国があって、世界は不平等であり、不幸な人々が苦悩する政治的問題は解決できないと思っています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自然が生産した石油・天然ガ... | トップ | 日本(国)や福島県は東京電... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事