重い胴体、小さな主翼、大きなプロペラ、大きなエンジン、どう考えても無理がつまった飛行機と感じる設計です。アメリカ軍の無理な要求に基づいてベルとボーイングがそれぞれの専門技術を持ち寄って無理にくっつけ、無理を承知でつくりあげた複雑な飛行機ということでしょう。
いかに自動制御機能をよくしても、機械が理想の状態で動き続けることは不可能です。機械の性能にバランスが崩れると、一気に飛行機のバランスも崩れます。
乱気流に巻き込まれる、戦闘中、軽くても被弾するなど小さなバランス消失でもバランス回復がむずかしそうです。大きなエンジンの大きな力で乗り切ろうとしますが、これがまた無理を生んでしまうのではないでしょうか。
理想的に生産できれば問題ないが、現実は機械は無数の欠陥、弱点をかかえています。設計に問題ないが、現実にできた飛行機は問題があるということでしょう。オスプレイは安全性にゆとりがないということでしょう。
自衛隊も買っていますが、これからも運用に悩むでしょう。搭乗員は常時落下傘をしょって搭乗していた方がいい飛行機ではないでしょうか。(注)現在13機保有。
ところで宮澤博行防衛副大臣が、「本日(11月29日)14時40分頃、鹿児島県の屋久島の沖合において、アメリカ空軍横田基地所属CV-22オスプレイ1機が不時着水した」と発表しました。この人は、意図的に問題を隠そうとする思考の人のようで、事実認識ができない人ではないかと思います。防衛分野には向いていない政治家ではないでしょうか。結果、防衛力を下げることになります。自衛隊の信用を落とします。