心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

日本は本気で水素社会づくりに動いているとは思えない

2023年07月11日 | 日本

福島県は原発事故を反省し、原子力利用をゼロにしました。放射能汚染対策で苦しむだけの県ではまずいということで新エネルギー技術として自然エネルギー利用を重視しています。しかし、福島県だけを対象にしただけの単なる原発事故対策という感じがします。

国は福島県浪江町に水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」を設けました。世界有数と言えるような規模ではないと思います。太陽電池を利用した水素供給を2026年度商用化したいと言っています。7月12日、今日、福島市内で官民合同で関係者が「福島新エネ社会構想実現会議」を開き、政府は福島県を水素社会実験県にする構想を提示するそうです。燃料電池車・バス・トラックなどの導入を進めるほか、福島県内の水素ステーションを現在の6か所から2030年までに20か所へと増やす目標も盛り込むそうです。

日本はすごいと思いたいが本気度は疑問です。

九州は太陽電池利用が普及した地域でしたが、国は、太陽発電の発電量の波が、既存電力会社の電力供給コントロールを不可能にし、停電をおこすと言って、太陽発電を押さえ、原発稼働を優先しました。岸田文雄内閣も原子力優先の方針です。

本当に日本が太陽発電を重視するなら九州の太陽発電力を活かし、水素製造に誘導し、九州を水素社会実験地域にしたと思います。

自民党・岸田内閣のエネルギー政策は、自然エネルギー利用のジェスチャーを示しながら、本音は原発再稼働、新原発新設だと思います。原子力重視で、自然エネルギー利用が一段と遅れる恐れが大きいと思います。

原子力利用は、放射能汚染、放射性廃棄物の処理処分技術がない、地球温暖化の原因になるなど非常に解決がむずかし問題をかかえており、将来性がないと思います。極端な言い方をすれば、地球を太陽にする行為です。

当面火力、省エネルギー推進で火力利用を下げる、高コストでも自然エネルギー利用を加速、都市部の緑化が、日本の正しいエネルギー政策と思います。東京都が法律で屋根太陽発電の普及をはかることを実行しますが、これは素晴らしいことだと思います。東京以外の都市部も東京に追随してほしいと思います。

太陽発電は発電コストが高い、利用しない方がいいいと言っているような地球環境ではありません。異常に暑い、冷房を使う、室内は涼しいが外は異常高温、冷房を動かすため原子力の再稼働を急ぐ、これでどうして温暖化を防ぐことができるのでしょうか。原子力が出す熱はどう処理処分するというのでしょうか。日本は技術アセスメントができていません。

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昔は共産党がストライキを指導して労働対価向上に寄与した

2023年07月08日 | 日本

私が会社に就職した1962年頃は会社に共産党員がいて労働者を指導してストライキをよく企画実行しました。経営者にとって頭痛の種で、経営者は、共産党員を会社から排除する一方、労働対価を改善することで共産党の無力化をはかりました。私はこの恩恵をこうむり、給料はよく上がりました。変な話ですが共産党が暴れたおかげでした。

現代の共産党員はおとなしいですね。労働対価が改善しないことが大問題になっているのに共産党は何もしません。牙を抜かれたままです。自民党を批判するだけの言論党では問題解決はできません。

労働者もおとなしいですね。昔(高度経済成長期)は中間層を形成した労働者(サラリーマン)が今は貧困層を形成しています。自分が無力だからとあきらめているのでしょうか。せめて総選挙のとき労働対価を上げると約束している政治家・政党を選べばいいいが、選挙権も行使しません。サラリーマンは弱いですね。

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消費税を20%以上にすれば日本の財政は健全化するか

2019年04月15日 | 日本
IMFもOECDもアメリカ・ヨーロッパ的価値観で日本を見ていると思いますが、これらの機関はいとも簡単に日本はもっと消費税を上げよ、20%以上にせよと言います。
日本政府の大借金を問題にしていることはわかりますが、本当にそれで日本の財政の健全化が実現するか考察していないように思います。
アメリカやヨーロッパの国々の財政は順調なのかと言いたくなります。

日本政府がすぐれた財政改善担当スタッフを持ち、将来の見通しを持っているなら安心ですが、IMFやOECDからこのような提言を受けても日本政府はいいとも悪いとも言えない状態です。
一番困るのは日本の人々です。
すでに政府は人々の重荷になっています。
しかし人々には政府を改善する方法など頭に浮かびません。
自分の生活防衛で精一杯です。
なるようになるという状態です。

日本の財政が改善する見通しはないと思います。
人々の貧困化も進みます。

原因は人々の政府依存心が強いからです。
また政府には自分を合理化近代化する意志がないからです。
安倍晋三内閣は政府主導で経済成長を実現し、財政を健全化すると言ってきました。
人々は期待し、安倍内閣を支持してきました。
政府は駄目だ、自分達が頑張らなければいけないという意識は人々にまったく出ていません。

いくら金融緩和しても消えるべき古い産業が延命するだけで新しい産業がおこりません。
人々は金融緩和による金回りのよさを楽しんでいるだけです。
経済はまさに惰性で動いています。

要するに政府も人々も保守になっています。
人々が何とか生活できているので安倍内閣はいいということになっています。

今後はそうは行かないでしょう。
政府は露骨に人々から税金を多くとるようになると思います。
政府が人々を苦しめるようになります。
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日本の人々の政府依存心が強まっている

2019年04月08日 | 日本
政府が何とかしてくれるという思いが強まりつつあると思います。
自分の力で生きる人や会社が減りつつあると思います。
活力が低下していると思います。

戦前の日本の人々がよく似た状態でした。
政府は大陸進出に熱心でした。
すると人々は政府に同調して大陸進出に熱心でした。

この熱心さを人々の活力と思ったら大間違いです。
国内の産業政策に失敗し、人々の貧困化が進む中、政府は破れかぶれで大陸への進出を考えました。
実は政府は頼りがいのある政府ではありませんでした。
世界が読めない、未来が読めない、無知無能無力な政府だったと思います。
太平洋戦争に突入し、無謀な戦線拡大を行い、最後は国内に攻め込まれて国土は焦土と化し、大勢の人々が死にました。
戦争末期の日本はまさに地獄でした。

現代の政府は頼りがいのある政府でしょうか。
安倍晋三内閣に同調して、安易な人生、安易な会社経営をやっていて人々は繁栄するでしょうか。

こんな政府は駄目だ、まずは自分が頑張らないと自分に未来がないと考え、自分で調査企画実行するようでないと人々の未来はないのではないでしょうか。
今の人々の状態を判断すると非常に弱々しいと思います。
保守、あるいは戦前復古の自民党がいい、安倍内閣がいいなどと言っているようでは活力があるとはとても言えません。
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