次期戦闘機の絵(出所)防衛省
木原稔防衛相が、次期戦闘機の開発生産輸出について閣議で第三国輸出解禁を決定した、平和主義を守り、国連憲章に抵触しないプロセスを踏むと言った説明を行ったが、理解できた人はいるでしょうか。
上の絵を見ると、形はすでにアメリカがもっている戦闘機と同じに見えるが、どうしてイギリス、イタリアと共同開発しているのでしょうか。
日本は、なんとしてでも日本で生産できる高性能戦闘機を開発したい、しかし単独では開発できない、そこでイギリス、イタリアと共同開発という形をとったのでしょうか。どうしてアメリカと共同開発ではないのでしょうか。アメリカは最新戦闘機については日本と共同開発をしないということでしょうか。
アメリカとしてはァメリカの戦闘機より性能がいいものが、日本などの資金で開発され、できたら、輸入できるなら国益を損なわないという考えでしょうか。
第三国輸出解禁が日本の平和主義、国連憲章に抵触しないという説明にいたっては意味不明です。いい加減な説明です。
増税の原因になる、輸出して儲けるに至らない、実は大損、戦争の恐れが高まるなど悪いことがおこる予感がします。
今までアメリカが拒否権を行使してガザ即時停戦を否決してきたが、アメリカの信用がまた低下、世界の中での孤立化が明白になりました。
中国、ロシア、その他多くの国々が望む多極化が進み、世界秩序に大きな変化が起こりつつあります。アメリカの地位は大幅に低下です。
苦悩するアメリカはついに安保理で拒否権を行使することをやめ、決議に棄権しました。結果、ガザ即時停戦が決議されました。
これで国連はイスラエルのガザ戦争に正義なしとし、世界の批判非難はイスラエルに集中します。
イスラエルについては、ロシアと違って、イスラエルの建国そのもの、つまりイスラエルの存在に問題があると考える国・人が多いと思います。ここでイスラエルが、パレスチナ全土略奪に執着すると、世界はパレスチナ人支持に回る確率が上ります。つまりイスラエル滅亡の確率が上ります。
プラスして世界のユダヤ人に対する迫害が強まると思います。かつてナチスドイツがユダヤ人を迫害したのはそれなりの理由があったのかという話になっていきます。これは非常にこわいことです。世界平和にとって危険なことです。
ネタニヤフイスラエル首相は、ガザ戦争をやめないと言っています。大半のイスラエル人が興奮状態で、戦争による国土拡大を支持しています。
イスラエル滅亡の確率が上っています。
朝鮮はロシアに武器弾薬を輸出し、ロシアはウクライナ戦争で有利になっていいます。朝鮮とロシアの関係は同盟です。そんな時に日本が朝鮮と首脳会談を開きたいと申し入れるとは狂っているとしか言いようがありません。
岸田総理の思いは、拉致問題を解決して自分の人気を回復したいということでしょう。
朝鮮は拉致問題は解決したという姿勢をくずしていません。岸田総理は、無条件でキムジョンウン総書記と会いたいと言っているが、日本(外務省)は、明白に拉致問題解決を条件にしています。
仮に朝鮮が拉致問題で譲歩して、日本との関係改善に動いたとしても、世界における日本の立場はまた悪くなります。日本は、朝鮮の不法政治、ロシアの不法政治を黙認するのか、岸田総理は、自分の人気重視で、法意識はゼロではないかと批判非難が強まります。
岸田総理は狂っています。
日本はアメリカが在日アメリカ軍を維持する目的をよく知っていると思うが、日本の人々が、在日アメリカ軍は日本の防衛のために存在すると思うように情報操作しています。
アメリカが別に期待していないのに、日本は、沖縄県の反対を無視して、熱心に辺野古飛行場の建設を進めています。埋め立てているが、海底の基盤に問題があるようで、埋め立て地が安定せず、いつになったら飛行場が完成するか見通しが立っていません。いくらお金をつぎこめば完成するかもわかりません。日本のお金でやっていますから日本の国民にとって迷惑です。
当のアメリカは、この飛行場は戦略的戦術的価値があると言っていません。建設が中止されたら困ると言っていません。日本政府がやっていることだと言って静観しています。
在日アメリカ軍は、インド太平洋軍の下に属します。インド太平洋軍の司令部はハワイにあります。インド太平洋軍の目的は、その名のとおり、インド大平洋でアメリカが、軍事的睨みを効かせることです。
在日アメリカ軍基地は、日本の防衛が主目的ではありません。日本の防衛は機能の一つですが、マイナーですから、強い権限を持っていません。インド太平洋軍の司令で動いていると思います。
沖縄県は、アメリカ軍人の快適な保養地、訓練がやりやすい地と言われています。また、在沖縄アメリカ軍は、日本がアメリカの属国である象徴です。もし日本が、在沖縄アメリカ軍縮小に積極的になると、日本はアメリカ離れを始めたとアメリカは思うでしょう。
日本は、アメリカに期待しすぎです。アメリカは、日本は自衛隊があるから、日本の防衛は自衛隊が頑張れと思っています。
日本の人々は在日アメリカ軍のおかげで日本は平和と思っていますが、実は在日アメリカ軍の存在で日本の人々は自信喪失です。日本の人々の弱々しさ、元気のなさ、自由独立の気概のなさの原因になっています。
自分の不法不道徳を反省して、あるいは政治責任を感じて責任をとって政界を引退するのではなく、政界にいても人々から批判非難されるだけで楽しくないから、また85歳といい歳をして生き恥をさらしていることが嫌で隠遁(逃げ隠れ)するのだと思います。
引退しても平安は得られないでしょう。政治家としての成就感はないでしょう。失敗したと思うだけでしょう。権力に酔った人の末路です。
なお、二階氏の引退で自民党腐敗が消え、健全党になる訳ではありません。さらに腐敗が進むと思います。自民党は消えるしかないと思います。
生きるとは食べることです。永遠に世界の食料生産が問題ない、日本の輸入力は問題ないということはありえません。大規模な異常気象の多発、第三次世界大戦になる不安を感じるロシアのウクライナ戦争、イスラエルのパレスチナ戦争。信じられないような日本経済の衰退。若い人の無気力。
日本の食料自給率40%以下は危機と思います。それなのに自民党は保守。問題認識力ゼロ、未来予測力ゼロ、問題解決力ゼロ。井の中でゲロゲロと騒がしく鳴いているだけの蛙自民党国会議員です。
二階氏の引退で日本の政治がよくなる訳がありません。
第1次産業、第2次産業、第3次産業のバランスをとり、人々が、生産する喜びを感じるような国にしないと元気が出ません。生産は海外生産だ、金融立国だ、観光立国だ、都市だ、強い国だ、防衛力・軍事力だ、武器弾薬の生産・輸出だと思うと、実に2/3、生きる喜びが失われていると思っていいと思います。経済の衰退、貧困化が続きます。人口減少、高齢化、少子化が続きます。
弥生時代、より絞って言うと紀元前後、朝鮮半島南部ー対馬ー壱岐ー九州北部の海路がよく利用され、九州北部の倭人(日本人)は大陸人の脅威に対抗する必要が高まり、町は戦争に強い人が権威をもつ社会へ、つまり階級社会へ変わっていったと思います。
武器は青銅器から鉄に代わっていきました。日本では特に九州北部、とりわけ瀬戸内海入口に近い、現在の北九州市あたりで数多く発掘されています。近世八幡製鉄所がここに建設されたのは、この辺りで製鉄産業が栄てきたからだと思います。
昔はこのあたりは「やわた」とよばれていますが、やわたとは数多くの旗あるいは幟(のぼり)という意味だと思います。やわたを漢字で書くと八幡となり、八幡がはちまんと読まれるようになったのでしょう。
八幡は強い軍を象徴しています。応神天皇が八幡大神(はちまんだいじん)の首座との説がありますが、弥生時代の後、紀元400年頃以降、皇室(大和政権)が発達して皇室神道が力を持ってきた結果、出て来た説と思います。伝説の域をでませんが、応神天皇は400年をはさんで皇室発展に貢献した人で、当時の倭軍(日本軍)の朝鮮半島侵略にかかわっており、九州北部を基地とし、その地のやわたのみやで武運を祈っていたかもしれません。
6世紀に即位した欽明天皇は宇佐八幡宮(宇佐神宮)(大分県宇佐市)を創建しました。当時、日本は積極的に朝鮮半島侵略を行なっており、弓矢の神の加護を強く求めていました。その後、皇室は宇佐神宮を全国に分布する八幡宮の総本社に位置付け、やわたのみやを皇室神道にしっかりと組み入れました。、
(注)八幡大神は八幡大菩薩とも言われますが、これは後、奈良・平安時代の神仏習合の中で生まれた仏教的呼称です。
つまり皇室神道前の神社神道では、八幡宮はやわたのみやと呼ばれ、弓矢の神がまつられていたと思います。
したがって鎌倉幕府創設の源頼朝は鶴岡八幡宮を、伊勢神宮の下に位置づけたとは思えません。皇室に負けない軍事力、武運を祈って建立したと思います。
国連、あるいは世界は、ISをイスラム教スンニ派過激派かつテロ組織と批判非難しており、イラクではアメリカが、シリアではロシアがIS攻撃を続け、ISは地下から地上に出れない状態です。それでも建国意欲がまだあるようで、昨日、モスクワ近郊で大規模テロを実行し、100人規模の人が亡くなりました。
アメリカは、ロシアのウクライナ戦争ではロシアに対立していますが、ISとの戦争ではロシアに協力しているようで、今回のテロについて事前に情報をキャッチし、ロシアに注意を促していたそうです。
ロシアが今回の大規模テロを防げなかったことは、国内治安体制のゆるみを暗示しています。プーチンロシア大統領については、治安関係者の中にも批判的な人が多く、テロ対策に集中できない混乱が生じているかもしれません。
ロシアは今後ますます内部分裂がひどくなり、プーチン大統領の政治を不安定にしていくでしょう。ロシア国民の動揺は深まると予測します。
ロシアは連邦です。大半はロシアですが、共和国、自治共和国、自治州、自治管区が存在し、中央が混乱し、中央の支援・統制が弱くなると、自立の動きがでるかもしれません。カフカス山脈辺りは、昔はIS戦士の巣窟と呼ばれていました。再びIS戦士が集まってくるかもしれません。
ウクライナ戦争継続は間違いなく、ロシア中央の混乱を深めることになると思います。兵員確保も、武器弾薬の調達も、武器弾薬の国内生産も思うようにいかず、ウクライナ戦争継続は一段と苦しくなるのではないでしょうか。
ロシアはウクライナ戦争で大損、国力大幅に低下と知るときが来ると思います。現状ではロシア国民に希望がないと思います。
中国はロシアに武器弾薬を供給しないと言っています。ウクライナとロシアは、話し合いで戦争を終える時が来ると考えています。
中国は何を予測しているかわかりませんが、終戦の時は、プーチン大統領失脚、ウクライナの占領地全面返還という結果になっているのではないでしょうか。