通常、自治会の班長・役員は、当番制で班員が就任します。1年交代が多いのではないでしょうか。自治会の仕事を理解できないでしょう。わからないまま前任者がやったことを踏襲するが、よく考えて実行したと思う人はいないでしょう。充実感、成就感なき仕事でしょう。
町の人々から、班長・役員になったのだから1年は責任感をもってやれと言われたら責任を果たせないことを苦しむだけでしょう。班長・役員になるのは嫌だと思うでしょう。
3年、6年と町の仕事を行い経験知識を積んだ町のボランティアがいる場合は、自治会は積極的に町のボランティアの協力を求めるべきです。
ところが、班長・役員の心理は複雑です。仕事力がないのに、妙に班長・役員意識が強く働き、町のボランティアが主導権を握ることを嫌います。町のボランティアに使われて忙しいという状態になることを嫌います。その結果、町のボランティアに協力を求めることを嫌い、班長・役員の仕事をやったふりをして1年の任期を終えます。
実行力のある町のボランティアは、班長・役員を使うことを考えず、自立的に町の仕事をこなして班長・役員との無益な争いをさけます。新規プロジェクト、お祭り、防災訓練などは町のボランティアが活動しやすい分野です。自治会長の同意は必要です。班長・役員を使わない、あるいは軽い仕事が求められる程度であれば、自治会長は資金を用意して援助してくれることが多いと思います。自治会長の業績になるからです。
会社などを引退した後は、町のボランティアになると、充実した老人生活をおくれるのではないでしょうか。
私は、経済的自立のため、老人になっても収益事業を続けていますが、そのかたわら、消火栓を使った町の初期消火機能構築(新規プロジェクト)、お祭りのテント張り、子供用山車の制作、まちなかの公園維持管理(掃除、雑草取り、運動広場水はけ改善、これからですが、公園大改修(新規プロジェクト)などに取り組み、充実感、成就感をもって人生の最終章を書いています。人並みに老病に苦しんでいますが、不思議、町のボランティア活動をやる元気が湧いてきます。