
持っている物が無く自らみすぼらしくなった人に
美しい外見、非凡な能力、うらやましいほどの財産
手に入れたいものを全部持ったもの達もいるが、
時に困窮と欠乏にみすぼらしくなるのが人生だ。
一筋の光もないと感じた時節があった。
飢える心配をするほどの貧しさ、早くなくなった母の欠乏
貧しさだけでも解決できたら望むものは無いと思った時節だった。
すべてのものを受け入れなければならず、すべての責任を取らなければならないと思った日々。
壁のように感じる限界の中で生きてきながら学んだことは
困窮と欠乏を観照する方法だ。
欠乏に執着しないで環境の支配から抜け出すこと。
外見も能力も富みも名誉も、人生の責任を負うものにならないことを悟ってこそ、欠乏から抜け出すことができる。
完璧な環境などどこにもない。
しばらくの間存在する富と名誉は、永遠な平和を持ってくることはできない。
永遠に変わらない心の持ち主にならなければならない。
たかが土地の持ち主になるのに人生をかけなければならないのか
目に炎をつけてお金だけを追いかける人は絶対に金持ちになることはできない
物質は追求しなければならないものではなく、ついてくるものであることを悟らない限り物質を手に入れることはできない。
持つことができないすべてのものは、軽く思って信念に集中しなさい。
自らの霊魂に正直にまっすぐ立ち向かうことが先だ。
所有に執着すれば貧しくなる。
所有で限界をつくらない心の持ち主になって欠乏に勝たなければならない。