12月21日(金)17時、今年最後の事務所での宴会を始める。
横須賀に住み、船を持つ方が釣った石鯛2尾を使っての鍋。
石鯛の捌き方も分からず、刺身包丁で頭を取り
中骨に添って包丁を差し込むがきれいに切れない。
形、大きさバラバラ
ハナマサで買った合成酒180ml土鍋にどぼどぼ注ぐ。
卓上ガスコンロに点火。
解体?した石鯛をぶっこむ。
少し泡立ったところで、白菜、長ネギ、エリンギ、椎茸、人参
チクワ、豆腐、牡蠣を入れた。
ポン酢で頂く。
煮え立つ土鍋から野菜をすくい取る。
熱々の野菜に沁みこんだ石鯛の濃厚なスープが
舌に触れ、鼻に蒸気となって入り
喉で石鯛の味と香が一緒に通過する。
直ぐにビールを喉に流し込む。
いいな!
冬の陽が落ち、窓辺から眺める柳橋、神田川、隅田川は
宴会鍋の熱と蒸気で窓ガラスを曇らせ見えない。
今日は3人が来られた。
横須賀から石鯛を持参した方
横浜からは身長188cm元走り高跳び選手で実業団で活躍した方。
学生時代同期の行政書士
4人とも自営業者。
倒産、転職、失業
そして、流転しながらも自らの人生を切り開いてきた。
人生は三つの時に分けられる。
過去の時と、現在の時と。将来の時
人それぞれ、上流から様々な航跡を経て今正に
私たち4人は将来の時が少なくなったのは確かだ。
裏切り、嫉妬、憎悪、悲運、悲しみ、絶望、希望、
置き去りにした後悔
だけれども、生きる情熱は奥深い底で燃えている。
宵闇の饗宴は定年のない私達に時間を忘れさせる。
過酷な人生を這い上がってきたので
互いに察するという想像力ある。
井の中の蛙のごとき、狭い世界での独りよがりの自己主張はない。
聞いて、訊ねて、話して、気分は爽快。
それから、浅草橋駅前の立ち飲み豚一郎で飲む。
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13018506/
道路にはみ出し寒さ避けビニールシートで囲った縁台。
石油ストーブが足元を暖める。
焼酎お湯割りとマグロぶつで下町の宴を終えた。
来年 またね!