馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

高松山のんびりハイキング 怪我した女性に遭遇(Ⅲ)

2014-05-06 21:45:57 | 日記

私は県道79号を歩き山北駅に向かった。

15時20分 御殿場線山北駅に着いた。

跨線橋を渡り町営健康福祉センター向かう。

 

さくらの湯の玄関ホールを入ると

ご夫婦が立っていた。

私が来るのを待っていたようだ。

「命の恩人です」と丁重に夫人がお礼を言う。

挨拶して3階のスパに上がる。

 

確かに、生命の危険はなくとも

登ること下る事も出来ず

熊出没の警告看板は恐怖を煽り

夕闇を迎えたら大騒ぎになっただろう。

小さなアクシデントは今後のトレランに生かされるでしょう。

翌日の新聞に同日、近くの大山で67歳男性と5歳の孫が滑落

男性は死亡、孫は骨折の重傷の記事。

 

400円の湯に浸かった。

スパは混雑していたが、汗を流しナイロンタオルで洗い

シャンプーした。

全身の筋肉緊張が熱い湯で柔らかくなる。

このひと時が堪らない!

16時14分さくらの湯を出た。

山北駅で御殿場線国府津行き16時48分発を待つ。

駅前は侘しい?シャッター通りだ。

  

手動ドアの2両編成の列車に乗り込む。

御殿場線の休日はハイカー、サイクリング等の人で

いつも大混雑だ。

 

車内でご夫婦に出くわす。

国府津から湘南電車に乗り換え

自宅がある千葉に帰ると言った。

夫人は

時間経過とともに足痛みが酷くなったので

帰宅後、病院診察をすると言う。

 

旦那様に聞いた。

「トレランはどうでしたか」?

「登りは本当にきつかった、下りは大丈夫でした」

「この時季になると平地でのトレーニングは暑いですから

山が涼しくて良いと思いました」。

なるほど!

 

17時15分、私は松田駅で下りた。

秦野の友人に電話して渋沢で飲もうとも思ったが

止めにして、小田急新松田駅前 居酒屋 花の舞に入った。

東京にはチェーン店があるが入ったことはなかった。

 

生ビールを一気に喉を通過して胃袋から血管に吸い込まれた。

刺し盛りを頼んだ。

山里だが相模湾、小田原漁港に近いので

魚は新鮮だ。

冷酒も旨い。鴨シャブもいける。

   

一人での山旅を楽しみ

知らない町で湯に浸かり

見知っている人々もいない居酒屋で

自分のペースで心地酔いは良いな!

心身の洗濯は加齢を重ねる毎に必要だ。

 

店のコンセントを借りてスマホの充電をした。

 

格子状の仕切り板の隣は女性4人。

ハイキングの帰りのようだ。

中年女性のようで、豪快な笑い声は

乙女の恥じらい失せ

男評価の大声は、板壁も突き通す。

 

18時35分、店を出た。

駅前の小さな街角も夕暮れの明かりが灯った。

 

18時40分 急行新宿行き乗車。

車内は座れ、忽ち寝入った。

経堂駅で目覚めた。

新宿駅で総武線に乗車。

21時 船橋駅到着。

外気は肌寒い。

 

途中 お腹満たされていないようなので

西山ラーメン食べた。

 

この店は旨いはずなのだが、不味く感じたので食べきれなかった。

恐らく、胃袋が疲れているが、脳が欲しているだけ。

22時、自宅着いた。

 

直ぐに、又風呂に入った。

入浴後、缶ビールを二缶飲んだ。

 

本日の歩数計

38.517歩

27.732m

5時間52分

1797カロリー

異常でした。


高松山のんびりハイキング 怪我した女性に遭遇(Ⅱ)

2014-05-06 16:01:15 | 日記

山北方面への道を聞かれた。

「このまま林道を下れば大丈夫です」と言った。

「でも、途中で柵があって通行止めになっています」

「私も山北に下りますから大丈夫です」

状況を聞くと、トレランに夫婦で参加したが

登る途中で足が攣り肉離れしたようで

登るのを断念して集合場所の山北さくらの湯に

一人で向かっている最中ですと言う。

右脹脛が痛むので、座らせて靴つま先をゆっくり伸ばす。

脹脛を両手でソフトにマッサージ。

女性を立ち上がって、私の肩に女性の片側の手をかけて

もう一つの手で右足、左足を交互に

後ろに抱え手で引き上げる。

女性が言った。

「楽に歩けるようになりました」

小柄な細身の女性だと気付いた。

ゆっくり、下りながら、事の状況を聞いた。

「山登りは初めてで、夫婦でマラソン大会に度々出場」

トレーニングの一貫として、ネットでトレラン講習を見つけ参加した。

「山登りの経験は私も夫もありません」と言った。

私は瞬間「無謀」と感じたが軽登山とはいえ

自然の山々を走る危険が如何程のものか理解していない以上仕方のないことだ。

去年10月14日に弘法山でトレラン集団がいた。

この時も事故を見た。

 

下ると通行止め柵があるところまで来た。

彼女はここで又引き返したのだ。

女性が「どうして通行止めなのですか」?

「人間の通行はOKです」

「車に、営林関係者農業関係者以外の一般車両を禁止しているのです」

 

暫くして、又マッサージを施した。

通る人もいない奥深い林道で

女性は切り株に腰掛

私はリュックを背負ったままで膝を折り

女性の右脹脛を伸ばし、入念にマッサージした。

互いに名前も知らぬ者が無言だ。

微かな沢水の音と樹間に飛び交う鳥の囀りが

谷間から空へ抜けていくだけ。

女性に合わせて歩行速度を緩めた。

痛みを堪えているのだろうが

枯れ枝を二本で足をカバーしている。

 

夫はトレランを続行中だと言う。

この事も登山知識と実体験がないので

危険度の認識が甘い。

理解していれば付き添い一緒に下山しただろう。

 

私は昨日、安全に無理ない登山をするための平地でジョギングしたが

若夫婦は、平地でのマラソンの脚力アップのため

トレランで鍛えてようとした。

全く目的行動が反対である。

 

登山がFAIL SAFE 。

失敗しても安全が第一であると考えている私には

到底納得出来ないのだが?

トレンディースポーツで

従来の野暮ったい登山スタイルから、カラフルな

装いは緑の山間で際立ち格好良い。

 

携帯電話も峠に遮られて電波状況は悪く

連絡はつかない。

 

やっと東名高速道路に車がエンジン音を唸らせて走るのが聴こえた。

車が見えるところまでに着いた。

ここで 杖を捨てた。

 

旦那様から電話が繋がり、まもなく

県道79道路に出ると連絡。

山北駅方面と標識に沿って歩き出すと

ワゴン車が近づいてきた。

主催者の女性と旦那様が下りてきた。

彼女はワゴン車に同乗して、さくらの湯に向かった。

私は県道79号を歩き、山北駅に向かった。

ホッとした。車を振り返らなかった