馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

自転車転倒事故。

2014-05-11 17:15:41 | 日記

5月10日(土) ウオーキングには快適な朝の陽気だ。

茜浜に向かって遊歩道をテクテク。

10時46分 

「救急車を呼ぼう」の切迫した声がする。

車道側を見ると、二人の男性が立っている。

横たわる男性が見えた。

近づいた。

近くのガソリンスタンドの男性が

ガソリンスタンドに走って戻る。

救急車を呼ぶためだ。

もう一人の男性が倒れた男性を起こそうとしたので

私は制止した。

顔面から出血して顔全体が血で覆われている。

抱き起こせば、出血が脳内を回る恐れがあった。

倒れた男性は呼吸はしているが意識はないようだ。

車が倒れた男性の横ギリギリを通過するので

私は、左手で避ける合図を続けた。

なかなかサイレンの音が聞こえない。

焦りは時間経過が遅く感じるのだ。

 

まもなく反対車線に消防車が現れる。

私は現場を指し示す。

消防車はUターンの合図をする。

男性が「何で消防車が来るんだ」?

「事故防止、処理、救出は消防車がする」

「救急車は病院への搬送です」

まもなく、救急車がやって来た。

 

続いて、パトカーがノンビリと来る。

パトカーは車誘導と犯罪性を確認するため

自転車登録を調べ始めた。

定石通りの手順行動だ。

 

自転車から落下事故だが

原因は分からない。

自転車から突然落下したのを、後方の車が目撃した。

車との接触事故ではないようだ。

  

サイクリストの若い男性だ。

顔面の左頬は陥没しているようだ。

ヘルメットの下から出血が多量だ。

歯は砕け血が出ている。

静かに担架に乗せられ救急車へ運ばれた。

なかなか、救急車は出発しない。

搬送病院が決まらないようだ。

目撃男性が状況を聞かれるも

原因不明。

顔面の状態を見ると、凄い勢いで

地面に激突したようだ。

幸いヘルメットが頭への衝撃を防いだようだ。

生命への危機は無いようだ。

 

この道路は休日になると、大勢のサイクリストが走る。

自転車専用道路もあるのだが、車道を走るのが殆どだ。

去年4月14日茜浜のテトラポットから転落

骨折した男性を消防車のクレーンで救出を見た。

 

更に数十年前 早朝 茜浜のテトラポットでロッククライミングの練習をした。

足を踏み外し海に沈みこんだことがあった。

数年前 事故現場に海に流れ込む支流から

猫の鳴き声がした。

覗き込むと、黒の子猫が護岸にへばり着いている。

上まで上がって来られないのだ。

猫が滑り落ちたのだ。

前夜、大嵐で支流の水かさは増し、濁流で渦巻き

急流となって海に流れ込んでいた。

他に人も通らず、助けることも出来ず呆然と見ていた。

猫は這い上がろうとしたが、力尽きて濁流にのまれて

湾内に消えた。

 

それより、数日前に、茜浜の藪から犬が悲しげな鳴き声が聞こえた。

犬が嫌いな私は近づかなかった。

帰途、再び藪を通ると悲しげな犬の鳴き声がした。

嫌な予感がして藪を掻き分け近づいた。

藪の先は護岸になり、その下に葦が群生していた。

群生の葦を束ねて工事用の虎紐が巻かれ、そのロープに犬が繋がれていた。

中型の雑種犬は舌を出し、目は充血していた。 

 

いたずらで誰かが犬を放置したのだ。

護岸下から犬は私を見続けた。

私も犬を見続けた。

 

子犬が道路にいるだけでも、避けて歩く私には勇気がいることだ。

護岸を飛び降り、荒い呼吸の犬に近づいた。

犬はじっとしている。

葦に縛りつけた虎紐は硬く専門的な縛り方なので

犬が必死に噛んだ跡があったが噛み切れなかった。

私は解くことが困難なので、葦を根元から切り抜き取った。

瞬間 犬は護岸を飛び越えようとしたが、越えられなかった。

私は護岸に上がり、虎紐を引っ張り上げた。

犬が護岸に前足が届いた瞬間落下した。

古くなった革の首輪が引き千切れたのだ。

犬は下から私を見続けた。

「後は自分で行けよ」と言った。

犬は葦の群生の中に消えた。

それから、犬が護岸を這い上がれるかは分からない。

 

去年6月には近辺の別道で女性が殺害されたが

当日に私はウオーキングしていたのだ。

その時刻、死体は桜の根元にあったのだ。

未解決だ。

 

人生は石橋叩いて渡っても、予期せぬアクシデント生じる。

 

大学山岳部時代、慎重だった同期は、ロッククライミング、積雪登山を

殆どしなかった。

それが卒業後、北アルプスで掴んだ岩が抜け200m以上転落。

24歳で亡くなった。

 

石橋叩いても人生の橋は渡りきれない。

焦りも強引も良くないが、毎日が選択と決断の日々なのだ。

 

5月4日、丹沢高松山ハイキングでは、負傷した女性に遭遇

 

人生も山道S字条カーブだ。

見えない先に危険箇所があっても天空からは見えても

1次元の私達には見えない。

 

負傷した女性が不安におののきながら坂道を登って来ても

S字カーブで見えない先に、熊が出るか、助け人がいるか

分からない。

 

時々の曲がり角で、多くの良い人達出会えて助けて頂いたが

人生最後の曲がり角で、九段スズキ本店 長野利男のごとき

悪徳に騙されてしまった。